この君なくば

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 137
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022510143

作品紹介・あらすじ

勤皇佐幕で揺れ動く九州・日向の伍代藩-。軽格の家に生まれた楠瀬譲は、恩師・桧垣鉄斎の娘・栞と互いに惹かれあう仲であった。蘭学に秀でた譲は、藩主・忠継の密命で京の政情を探ることとなる。やがて栞の前には譲に想いを寄せる気丈な娘・五十鈴が現れるが-。激動の幕末維新を背景に、懸命に生きる男女の清冽な想いを描く傑作長篇時代小説。

感想・レビュー・書評

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  • 初の葉室さん。

    楠瀬譲、檜垣栞、五十鈴、伍代藩藩主忠継。

    今まで、時代ものを読んでも勉強しなくては・・・と思った事はなかったけれど、やっぱり当時の事を知りたいと思った。

    でも、歴史に疎くても、武士の覚悟と潔さ、女性の慎ましく控え目な所、分を弁えた物言い、凛とした美しい強さに痺れる。

    ハラハラするのに静かな静かな筆致。
    読めて良かった。

  • 最初は恋愛ものなのかなと思いましたが、だんだんと明治維新の歴史小説になっていき、ちょっと難しくなりました。

    明治維新の話は、なんだかわかりずらくて納得いかなくて、まだまだ理解できない所があります。
    ちょっと違った目線で見ているようで、なるほどな感はありました。

  • 江戸末期~明治へと進む動乱の時代、信念を持って、生きる人たち。主人公の譲と栞の、互いを思い、家族を思い、時には置かれた状況に揺れ動きながらも、凛と生きる姿勢がいい。

  • 2018年1月西宮図書館

  • L
    読み始めてすぐ、バツイチ同士の色恋沙汰濃厚にげんなり。少し読んで苦手な和歌仕様でげんなり。さらに進んでとんと馴染みのない幕末設定で更にげんなり。
    三重苦に読むのが大変だった…。大変だった、のを言い訳にちゃんと読み込めてなかったのか、うなじの目当て黒子の33歳死亡説をどう乗り切ったのかスルーしてしまった…。
    なんか幕末明治に詮議投獄されて妻が待つ話をどこかで読んだっよなー。タカの記述は諸田さんでクローズアップしたような作品があったような気もするが所詮私の読み込みなんてそんな記憶か…と落ち込む。色々伏線めいてたものはあったけど全部回収できてたんだろうか。やっぱ幕末はわっさわっさし過ぎて苦手だわ。

  • 9月-14。3.5点。
    妻に先立たれた武士。学ぶ塾の娘と互いに惹かれる。
    幕末から維新の動乱の中、翻弄されながら生きていく。

    短めの物語だが、読み応えは結構あり。
    まあまあ面白かった。

  • 2016.08.27
    日本と武士道。いつも考えさせられる。武士たる者、武士の妻たる者、一本通っていて清々しささえ感ずる。この日本という国が大きく変わろうとした時代背景を描きながら、そこに「この君なくば一日もあらじ」を美しく表現し、訴えている。
    この言葉を妻に言ってみたいものである。

  • 幕末のお話。
    「この君なくば・・・」
    譲さまと栞さまの関係が素敵だなと思いました。
    五十鈴さまがいたからこそ、なのかな。

  • 幕末の動乱期、これからどんな世の中になるのかみんなが不安を抱いていた時、信じる人がいることは本当に心強いこと。

    飄風は朝を終えず、驟雨は日をおえず。

  • 最初から最後まで三角関係の話。
    健吾視点だったら、また違う話になるんだろうな。

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