ギャバンの単独映画を見る前の予習も兼ねて購入。
小説自体読むのが久々だし、最近仕事で疲れ目だし、何日で読み終えるかな…と思っていたんですが、1日で一気に読んでしまいました。
前回の海賊映画のゲスト扱いだった時も、明らかに大人向けな演出が目立ちましたが、今回の単独映画およびそれに伴う書籍類のリリースは明らかに「かつての子供たち」向けですね。
この小説も、やはり大人が読むことが前提です。とはいえ、一部難しい漢字はあるものの、小学校高学年くらいなら読めるレベルです。
若干ネタバレ含みますのでご注意を。
まず、表紙に大葉さんの絵が使われているとおり、この小説の主役はあくまでも本家ギャバンです。(映画は主人公がギャバンをつぐ青年のようですけど)
コム長官とミミーも登場しますが、冒頭と最後だけです。基本的にギャバンとその新たにコンビを組むシェリー(映画への伏線)、そしてギャバンがかつて指導した後輩の女性宇宙刑事とその弟および父が中心に描かれた「家族愛」とか「絆」がメインの話です。
そしてギャバンと因縁のある某敵キャラも意外な形で登場。
小説だけで勿論話は完結しますが、映画に続くような伏線がちらほら。最後の方のページに「本書は映画につながるオリジナルストーリーです」と説明があります。
実は映画の方は、主役が大葉さんじゃないようなので、見に行くかどうか迷っていたのですが、この小説を読んで、見に行こうと決めました。
ギャバン2代目となるべく素質をもった青年を探すギャバンという設定が、当初は納得いかなかったんですが、小説を読んだら「それもありかな」と。
これ以上はネタバレすぎるので割愛しますが…。
小説全体の印象は、「とても読みやすかった」です。変なこむずかしい文章もなく、ストレートな情景描写がくせがなくて。
脚本をかく人だからなのか、小説家にありがちな凝った言い回しだとか、ひねった比喩とかがないので、人によっては物足りないかも知れませんが、ギャバンて「まっすぐ」がキーワードだと勝手に解釈しているので、場面が脳内に自然と映像化します。
文庫サイズよりも大きい新書版(?)で、文字の大きさも丁度良かった。
多少、回想シーンや説明がくどいところもあるけれど、テレビでのナレーションのような解説を想像できるので、気になりませんでした。
最初の方にカラー写真で、映画のシーンの抜き出し写真がいくつか掲載されてますが、小説とは一切関係ありません。
あとギャバンとミミーの関係が、てっきりテレビシリーズ最後で……と思っていただけに、小説の設定が意外でした。
個人的にはテレビで匂わせていた関係が継続していると思いたいので、小説および新作映画はテレビとは別ものとして楽しむこととします。