本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784022510235
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
歴史の深淵に迫る物語が展開され、室町時代の背景が巧みに描かれています。特に、平清盛と西行の物語が交錯しながら、保元の乱へと向かう様子が緊迫感を持って描かれています。著者は、複雑な歴史的出来事をわかりや...
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
会話のやり取りでも時代背景がわかりやすく面白く読めて、この時代の出来事も頭に入る。
室町時代と平行して小説を読んでいるが応仁の乱は頭の整理が追いつかないが保元の乱は理解できるのは複雑に絡んでないからなのか??夢枕獏氏がうまく整理してくれているからか? -
平清盛と西行。西行は高野山に登り、清盛は氏の長者となり権力に一歩一歩近付いていく。そして保元の乱の始まり。
-
伝奇的なことは減りぎみで、西行ストーリーと並行して色々な政治的な動きなどが中心だが、それはそれでかなり面白い。特に後半に保元の乱が始まり興奮度あがる。日本三大怨霊と言われる崇徳天皇、脇役ながら非常に気になる存在。本著では西行は待賢門院璋子との関係のみで描かれるが、実は鳥羽法皇とも関係があったんではなかろうか、と私的にはおもう。本書1巻冒頭部分でも美しい白拍子が男装しているかのような色白で唇赤い男だと描かれているが、当時の常識的にそれだけ美しければ男女もれなくお声がかかっただろうし、天皇に口説かれたら拒否権無かったろうし。”こよひこそ思ひ知らるれ浅からぬ君にちぎりのある身なりけり”ストレートにそういうことかと考えさせられてしまいます。
-
(図)
-
保元の乱あたりの話になってきます。
-
4巻ですから、この3巻目はまさに転なのでしょう。動きましたね。もちろん、乱が起これば多くのものが変わっていくのですが、「因果」というものを深く深く感じさせる3巻目でありました。
崇徳院と西行のつながり、というよりも、崇徳院への西行の思いがこんなによく表されているなんて……。この思いがあっての雨月物語なんだなあ、保元の乱への人物の思いの錯綜が印象的。
鎮西八郎為朝、彼を主人公に一作、書いてもらえたらどんなに楽しいことでしょう。
「歌」の引用がよく生きています。
もちろん、すぐに4巻目、読みます。
(「九安元年」と一箇所、出てくるのは誤植ですよね。でも、作品の良さには何の瑕にもなっていません) -
いよいよ歴史が動いてきた。
-
清盛と西行、なんだか大河ドラマの主人公としてふさわしかったのは実は西行であったのでは無いかと思わせる傑作ですが、文献からのそのままの写しが多すぎて、なんだか少し損した気分になったのは、私が古文が嫌いだからでしょうか
-
鰍との再会が、、
悲しい思い出に、、
保元の乱勃発で清盛が暗躍いたします。 -
鰍の死。
保元の乱のいきさつ。
清盛の勢いなどが綴られる。 -
宿神も第三巻。どうやら読み進めるにつれてわかってきたけど、「宿神」自体はそれほど深い意味をなさないのではないかということ。少なくともこの三巻目ではほとんど役立ってない。「翁」と同じく、魔多羅神、後戸の神が出てくるが、獏さんの思う神の系譜をただ載せたいだけではないかと感じる。第四巻目では白峰が出てくるだろうからそこでは重要な意味を持つのかも知れんが…
鰍が玉藻として殺され、西行はその弔いを果たす。やがて保元の乱の一大絵巻へと突入する。鳥羽法皇と崇徳上皇との確執に、藤原摂家の争い、やがて源平を巻き込んだ騒乱へ。怪童為朝が躍動したが敗れ、やがて再び清盛は台頭し、源義朝と競い合うことになってゆく。
第四巻を乞うご期待!・・・ -
保元の乱に向かい、終結するまで。
璋子が忘れられない西行をひたすら慕い、亡くなってしまう鰍がかわいそう、の一言に尽きました。
この物語には幸福な女性は登場しないのでしょうか。
清盛や文覚が生き生きと書かれている分、西行の静かさと女性陣の地味さが気になります。 -
プロレスの神様、カール・ゴッチの、「いいかね。試合というのは常に神のものなんだ。試合は全て神にささげられるべきものなのだ。そのためには、勝とうという意志すらも持つべきではない。試合に臨む者は、ただ、その時その時に、一番効果的な技を使うことだけを考えればいいのだ。勝利は、その結果として、神が与えてくれるものにすぎないのだよ。」という箴言が、獏さんはつくづく気に入っているのだなあ、と思った。
-
「一冊の本」に連載したものの単行本化で、全4巻中の第3巻。
都を逃れ、下野の那須資尊(那須与一の父親)の屋敷にいた
鰍(申の妹)に、西行は陸奥へ行く途中に会いに行った日に、
鰍は殺されてしまう。
その後は、保元の乱の話。
宿神は鰍の弔いの時以外出てこない。 -
「欲を手なづけ、己の野心に使うておるのが、清盛よ、ぬしじゃ」
「おれ(文覚)は、欲を手なづけそこね、逆に欲に手なづけられて、欲に狂うたものじゃ」
「考えようによっては、あやつ(西行)が一番欲深じゃ。欲に狂いもせず、野心にかえようともせず、欲をそのまま花として咲かせようとしておるようじゃ」
作中の文覚の言葉。ちょっと編集しましたが。
そう。1巻のレビューで言いたかったのは、こういうこと。
己の欲と、どのように対峙するか。それを描く夢枕獏の人物が好きです。
結果がどうでようと。 -
第3巻は宿神というよりも武士の台頭を描くのと、巨漢の源氏武士がよほどお気に入りなのか、本筋から離れた話に多くの紙面を割いた感があり、起承転結の転という感ではなかった。ただし、もう一人の主人公たる清盛が如何にのし上がっていくかというプロローグとしてと、西行にも届けさせるという意思を示したということを描いており、大筋の中での意味がある話となっているのだろう。平安貴族の勢力争いに武力を使うことにより、時代が変わるという予感を持つある貴族の感想が感慨深い。
-
☆4つ
もっちりとした正月気分をぬぐい去り、日常の生活へと舵を切る。こうしてまた新しい一年はいつもの一年になって、過ぎ去っていくのであった。やれやれ。
ということで、本年の3冊目は夢枕獏先生がかなり昔に書いたのに本にするのを忘れていたという逸話付きの『宿神』でござります。
わたしが前の2巻を読んだのが確か昨年の10月だっけかな?記憶は不確かでありまするが、ここで述べたいのはすいぶん前に読んでたのだよぉ~ということ。なので物語が繋がらないったらつながらない。まあたぶんこのまんまでいくと最終4巻を読むのは来月になりそうだからこんなもんだろう。
今日はまだ実わまだお休みだけれど、1月6日からはアメリカはテネシー州への出張予定が入っている。旅の途中で司馬先生の『竜馬が行く』全8巻を読破することが目的である。あ、いや違った仕事が旅の目的であった。
すまんこってす。すごすご[m:237]。 -
この巻は保元の乱が中心~待賢門院璋子が崩御し力の抜けた西行は奥州へ旅立つ。供は西住と申,まずは那須に赴いて鰍に合うためであったが,着いてみると預かった卯跳丸から那須資隆の屋敷へ移り,かつて丹波の青犬と名乗っていた浄尊という坊主によって山狩りが行われていた。救出はできず,浄尊は立ち会って倒すことができたが,資隆の息子の与一と名を付けて京へ帰った。帰ると平清盛は祇園社を汚して謹慎しており,忠盛の後継には異母弟の家盛が浮上したが,家盛が熊野で急死し,西行は高野へと移る。落雷で大塔が焼けて再建の責任は清盛に託された。京では,摂関家・藤原忠実と関白・忠通が対立し,弟・頼長が家長となって左大臣となったが,清盛は味方するなら忠通だという。高野の西行の所には源為義の八郎・為朝が鎮西に遣られるため別れを告げにやってきた。俗名・藤原通憲・信西が崇徳上皇に接近し,近衛天皇が17歳で崩御すると,後白河天皇が即位し,息子の葬儀に父である上皇は参列を断れる。上皇に謀反の疑い有りと噂が広がり,天皇派には信西・藤原忠通・源義朝・平清盛,上皇派に藤原忠実・頼長・源為義・為朝が付いた。夜討ちかけるべしとの為朝の進言は斥けられ,義朝の夜討ちで上皇派は追い込まれる。頼長は流れ矢で死に,為義は息子・義朝に斬られ,上皇は讃岐に流され,為朝は両足の腱を斬られ,両手の筋を抜かれて伊豆大島に流刑となった~宿神と関係ありそうなのは,鰍の弔いを叡山でやる件だけ。保元の乱が中心の話題
著者プロフィール
夢枕獏の作品
本棚登録 :
感想 :
