戦力外通告 第2の人生を生き抜く男たち

  • 朝日新聞出版
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022510372

作品紹介・あらすじ

人生の底を見た男は強い!クビになっても、年齢を重ねても、若い頃の夢を追い求めるプロ野球選手たちの感動のドラマ。

感想・レビュー・書評

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  • 濱中、平下、古木、河野、黒田、福盛、香川。

  • TBSの番組の書籍化。所属チームから戦力外通告を受けた7人の元プロ野球選手たちの第二の人生が紹介されている。
    個人的にはドカベン香川の引退後の人生が衝撃的だった。
    プロ野球の世界の厳しさを実感させられる作品です。

  • テレビを文字起こししたものではないが、やはりちょっと冗長になる気がする。やはり、動画で観ることのインパクトの大きさを実感。

  • プロ野球選手時代は彼らの名声を利用しようとした人間が
    蜜に群がるアリのごとく、山のように近づくのに、
    その肩書きがなくなると、彼らは蜘蛛の子を散らすように去っていく、
    という悲しい出来事を彼らは経験している。
    「戦力外通告」という「挫折」が彼らを強くしている。

    読後感は、何故だろう、物足りない感覚がある。薄っぺらく感じた。
    文体に重みがないというか、テレビを再編集したような軽さがある。
    決して彼らの物語が軽いというわけではないんだけど。

    ずっと疑問に思っていたのが、高校野球連盟の規約で、
    プロ野球選手や、元プロ野球選手は
    高校生に野球を教えることが禁止されていること。
    http://www.jhbf.or.jp/rule/proteam/

    プロの世界を体験している人材が欲しい高校野球側と、
    第二の人生を送るための働き場を望む選手側と、
    供給と需要が一致しているのになあと思っていた。

    調べてみたら、プロとアマを断絶させた出来事が過去にあったのか。
    知らなかった。

    それは1961年の通称「柳川事件」。
    社会人野球協会傘下の社会人野球選手をプロ球団が引き抜き、
    怒った社会人野球協会は緊急理事会を開催、プロ野球界との関係断絶を発表。
    高校野球や大学野球を傘下におく日本学生野球協会も
    社会人野球協会の決定に同調し、
    学生野球憲章でもプロ野球関係者からの指導を禁じることになる。

    こちらだと「プロと社会人野球の断絶の原点は米国野球協会の意向」
    とあるが真相はどうなのだろう。
    http://www.jaba.or.jp/gaiyou/etc/yanagawajiken.pdf (PDF)

    いつまでも煮え切らない高校野球と比べ、
    すでに、プロ野球経験者の指導者の受け入れを進めている
    社会人野球や大学野球との、このバランスの悪さよ。
    関係者には一刻も早くこのねじれを解消してほしいところ。

  • この番組は年末恒例になっている。昨年は、ついにゴールデンタイムにまで進出した。番組は、ややあざとい作りだなと思ったが、こちらの本はあまりそうは感じさせない内容だった。

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