フレンチの侍

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著者 : 市川知志
  • 朝日新聞出版 (2013年1月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022510433

作品紹介

フレンチに魅了され単身渡仏した25歳の青年は、言語や文化の壁と闘いながら各地のレストランで武者修行を繰り返し、三ツ星レストラン「トロワグロ」で高位のポジションを得る。予約の取れないフレンチ「銀座・シェ・トモ」のオーナーシェフが初めて明かす華やかなレストランの裏舞台。

フレンチの侍の感想・レビュー・書評

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  • ★三ツ星レストラン「トロワグロ」で最前列のポジションにまで昇り詰めた著者だが、決して順風満帆ではなかった。一生懸命に、人の縁を大切にしながら頑張ってきたことが分かった。

  • よく出来た内容で、飽きることをさせずにフランス料理の世界を垣間見せてくれます

  • 私が大切にしているのは、すべてのお客さまに公平であることだ。
    この言葉だけで、シェフのプロフェッショナルを感じた。

  • 丸善で手にして買った一冊。フレンチシェフの市川知志(いちかわともじ)さんの自伝だ。

    ボク自身は市川さんはしらなかったが、業界ではよく知られた人らしい。あの「料理の鉄人」で、フレンチの鉄人・坂井宏行さんとも対決している。現在、市川さんは、銀座シェ・トモのオーナーシェフをされている。いつか行ってみたい。
    http://www.chez-tomo.com/index.html

    自伝を含めてだけど、伝記は面白い。なにかを成し遂げた人の人生は波乱万丈。なんだかんだいっても、やっぱり人が行動し、何かを思いつめ、そして感じて世界が出来上がっているんだと思う。予定調和的な未来ではなく、山あり谷ありの凸凹道。それを本人と一緒に振り返ることができるのが楽しいところだと思う。もちろん、この市川さんも例外ではなく、本人曰く、「野武士タイプの料理人」だ。

    25歳で料理人を目指して渡仏。フランス語はまったく話せない。くやしい思いをしたが、若い闘志でフランス料理を極めようとした。運もあっただろうと思うが、切り開こうという「負けん気」が本を通じて伝わってくる。三ツ星レストランであるトロワグロで2年の修行。それだけでも、日本人料理人としては勲章ものだと思う。もちろん、市川さんなりの打算だってあったはずだ。だけども、そんな打算以外のエピソードこそ面白い。

    個人的にはバスク地方のレストランで働いていたときに出会ったルルの話しが楽しかった。ルルは60歳を過ぎたおじいさん。昔は船乗りだったらしい。若い市川さんの親代わりになり、フランス語の教師になり、そして、仕事が終わった夜をビールを読みながら一緒に過ごした。そういう人と人との共感というか、交感というか、そういう体験が市川さんの貴重な財産になっているのだと思う。

    この本を読んでいると、料理人の給料というのが垣間見える部分がある。意外と料理人って安給料なんだなと思う。市川さんだって、そんなに給料は高くないのではないか。でも、お金だけのモノサシを当てるばかりの世の中だからこそ、市川さんの料理が輝くのだろう。

  • 人生には歯を食いしばって耐えなきゃいけない時がある。耐えなくても他人には気付かれないかもしれないが、自分では気付いてる。逃げたことを。
    色々と自分を見つめ直すきっかけになったし、勇気ももらえた。
    そこらへんの啓発本読むより、この本を読んだ方が数百倍も良い。

  • 僕お気に入りの広尾「ラ・ピッチョリー・ド・ルル」って彼の店だったんだ〜知らんかった。ルルって名前にそういった思い入れがあったとは。。。
    このタイトル秀逸。確かにこの人はサムライだわ。自分でも言ってる野武士って表現がピッタリ。サムライだけど、出す料理は楽しいし、繊細だと思うんだよね、自分でも言ってるけど女性的というか。
    僕は料理人の人となりを知りたいから、こういう本がもっと出版されるとイイなあ。ちょっと自意識過剰さが鼻につく面もあるけど、それもまた個性ということで。またルルに行きたくなってきたな〜

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