本を読んだら、自分を読め 年間1,000,000ページを血肉にする〝読自〟の技術
- 朝日新聞出版 (2013年2月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022510525
感想・レビュー・書評
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本はきみを救ってはくれない。けれども、本を読むことで、自分を救える自分になれる。
著者は中学生のころから登校拒否を繰り返し、家庭では父親からの暴力という環境の中で生活するが、図書館で読みあさった本によって、試験のときだけ通ったという中学では、成績トップで16歳で大検に合格する。
本を読むならひとつのジャンル、一人の作者にはまりこまずに、いろいろ手をつけたほうが、自分の幅が広がる。
本は自分がわからないこと、わかっていないことに気づかせてくれる。
読んだ本を記録したり、自分からアウトプットしていくことで、知識は深まる。
本を読むときは、疑いながら、ツッコミを入れながら読む。あまりに真に受けて信じこんでしまわないように。
いろんな本から知識を深め、それらの知識からわかった自分独自の考えや知識をもてるようになろう。
学生のころは暗記主体で成績がでたり、評価されていたが、大人になったとたん、資料のどこに書いてあるかを知っていたり、それを見て参考にした答えを出せるほうが優秀とされる。
文を書くことでも、感想文や自分の考えというより、事実を順序を踏まえて書くことが重要視される。
最初のほうは星5つかなと思って読み進んだけど、中盤~後半にかけていまいち響かず。
冒頭の「本を読むことで~自分になれる。」ってとこは、本当にその通りだと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私が本を読むきっかけとなった小飼弾さん著の本です。
インターネットであらゆる情報を検索できる時代だからこそ必要、
本とのつき合い方を説明してくれています。
「本を読むことで、自分を知る」
本を読むという行動を通じて、自分自身を知る。
本の世界に飛び込むことで、自分を知り世界を広げ
’読自’の考え方によって、
困ったときに自分を救ってくれるようになる。
シンプルに読書って楽しいものなんだというのが
伝わってきました。
おかげで私は1日1冊の読書マラソン継続中です -
マイブーム「読書とは何ぞや」第四弾。
気付いたら付箋だらけになっていた本書ですが、一番強く共感できる箇所は以下の通り。
「どういうわけか、読書は受け身の行為と誤解している人が多いのですが、自分で自分を救うしくみを構築するには、自分が主体であるという強い意識が不可欠だと覚えておいてください。」(p.21)
そうなんですよ!!
読書にネガティブな印象を持たないで欲しいんですよ!!
読書する人は、自分で自分のすることを決めることが出来る人なんです!
以下に読書が有意義であるか、私が実践してやりますよ!!
(口だけ〜ん) -
あんまり買うつもりはなかったのだけど、松丸本舗の話が出てきてそのまま半分くらい立ち読みする結果になったため、観念して買いました。
全体的に共感する部分が多くて面白かったです。まぁ、しかし惹かれる理由は本をバンバン買う免罪符なるからですね、きっと。しかしこの著者、これだけの量を買って積読しないってすごいなぁ。どうしたら1時間に何冊もの本が読めて、しかも理解できるようになるんだろう? -
批判しながら読む
とか
内容が頭に入って来ないのは、その内容を教えてくれない本が悪い
とか
面白い意見満載でした
確かに本は自分を救ってくれない
自分を自分で救えるように本がその頭を創り上げてくれる
同感でございます -
本を読むことで自分自身を
豊かにしていく方法や
読書の楽しみ方、そのメリットや
良書の見つけ方などを
オリジナリティ溢れる方法、視点から
紹介している。
本好きだが月に5,6冊ほどしか
読まないという人は
読書観を変えてくれる1冊に
なるかもしれない。
読書に対する価値観は
千田琢哉さんや斎藤孝さんと
同じものを感じた。 -
充実した1人の時間の使い方を知ってしまったら四六時中誰かといるのが苦痛になる。
他人からどう思われるかを気にする必要があるほど人生は長くない。 -
ちゃんと、批判的に、著者とやり取りするのが、読書する(自分を読む事)という事。
という本書に対して「そうかぁ、そうなんだぁ、そうだよね」とバカのように頷きながら読んでしまう。 -
読んだ本を記録し、それを公開してみることから、はじめてみよう。
まずは、タイトルと著者名と簡単な抄録でいい。完璧なまとめを書くことはできないので、自分の気になったところをのこすだけでいい。
自分の気持ちや感想は無理してまで書かなくてよい。文章を書くことに慣れてきたら、人はおのずと自分の考えを語り出すのだから。 -
スマホでSNSやる暇あったら本を読め、ってのが良かったなぁ。