失われた近代を求めて (2)

  • 朝日新聞出版 (2013年3月29日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (248ページ) / ISBN・EAN: 9784022510549

みんなの感想まとめ

作品は、私小説や文学の分類に対する懐疑を通じて、秩序と混沌の間で揺れる人間の思考を探求しています。著者は、過去の価値観や視点を再評価し、時代の進行における分類の重要性とその限界を示しています。特に、混...

感想・レビュー・書評

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  • 改めて若い頃、私小説と言うものが大嫌いだったことを思い出させてくれた。

  • 分類されたものがその仕分けに拠って不都合であっても「分けられた」という事実があれば秩序を生み、それを軸に時代は進む。

    もしそれを不自由に思う人間がいれば、その人はしつこく混沌を観察しなくてはいけない。その作業はとても手間のかかることだ。その行為はもう終わった事だと周囲は考えているから何を今更?とバカにされる。だからもしその疑問が正しいと確信あったとしても誰もやりたがらない。
    そんな面倒なことをコツコツと地道に行う著者は流石、橋本治。きっと本人はいたって当たり前の仕事をしていると思っているでしょうが。

    歴史的価値はわかるが実用的でない狭い視野で描いた地図でも地図は地図と惰性に任せていつまでも使っている文学者に鉄槌を加える本。

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著者プロフィール

橋本 治(はしもと・おさむ):1948年、東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。小説、戯曲、舞台演出、評論、古典の現代語訳ほか、ジャンルの垣根を越えて活躍。著書に『桃尻娘』(小説現代新人賞佳作)、『宗教なんかこわくない!』(新潮学芸賞)、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』(小林秀雄賞)、『蝶のゆくえ』(柴田錬三郎賞)、『双調平家物語』(毎日出版文化賞)、『窯変源氏物語』『巡礼』『リア家の人々』『人はなぜ「美しい」がわかるのか』『ちゃんと話すための敬語の本』『思いつきで世界は進む』他多数。2019年、逝去。

「2026年 『「わからない」という方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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