五二屋傳蔵

著者 : 山本一力
  • 朝日新聞出版 (2013年3月29日発売)
3.43
  • (2)
  • (13)
  • (12)
  • (2)
  • (1)
  • 本棚登録 :76
  • レビュー :13
  • Amazon.co.jp ・本 (468ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022510631

作品紹介

【文学/日本文学小説】「五」足す「二」で「しち」――「五二屋」とは、質屋のこと。舞台は、幕末の江戸深川にある質屋・伊勢屋。その蔵に収められた大金を狙って、盗賊が襲撃計画を実行に移そうとしていた……。店主の傳蔵の鋭い洞察力が光る、謎と興奮と人情に満ちた時代小説。

五二屋傳蔵の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • さすが山本一力さん。人情と男気の時代物でした。
    468ページの長編ですが、中弛みせず、ぐいぐい引き込まれました。

  • 変わらない山本一力節だが、本筋以外の話が多過ぎた。
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/12737477.html

  • まあまあ

  • 久々の積ん読・・・

  • 「五」足す「二」で「しち」。「五二屋」とは質屋のこと。
    黒船来航に揺れる江戸の質屋・伊勢屋を訪れるのは、本当に金に困った客、盗品を持ち込む輩、そして襲撃を企む盗賊…!?
    主の傳蔵が、その鋭い洞察力と深い情をもって悪事に挑む。
    山本一刀の本はこれが初めてですが、なかなか歯切れがよい。。。。
    少しできすぎな気もしますが、物語とすればいい読後感が得られました。

  • いつもながらの、一力節炸裂。
    かっこ良すぎるのです。江戸の男気を堪能。

  • 山本一力の人情もの。マンネリのような気もするが、読み始めると最後まで一気に読んでしまう。しばらくするとまた読みたくなる。ハズレが無いのはすごい。本作も質屋という職業を如何に人情ものに当てはめるかを再定義していてよくできいる。ただ、山本一力にはもっともっと高いレベルの感動作を期待したい。

  • 五二は半,すなわち七は奇数で,しちと読むから質屋~深川の質屋・伊勢屋は初代から堅い商売をしており,嫁は身寄りのいない者を,子は一人だけ,跡取りがいないなら身寄りのない者を養子に迎える。親戚にとやかく言われるのを避けるためだ。傳蔵は大工の息子だが早くに父母をなくし,てきやで若者頭を務めていた。質屋とてきやの元締めはふとしたことから知り合い,懇意にしていたが,二人で河豚に中って急死した。てきやは傳蔵の兄貴分の伊与吉が継ぎ,傳蔵は質屋の主に収まったが,二人で会うと兄弟分に戻る。伊予吉は浦賀に置いた見張りから届いた伝書鳩で黒船が来たことをいち早く知り,忙しくなると踏んでいた。主が不在の質屋の留守は番頭と手代が守る。銀の簪を百本質草に入れに来た今井屋の手代・秀次郎を怪しんだ番頭は調べを始めると今井屋は献残屋に商売替えをしている。訳がありそうだ。店じまいをした後に,戸を叩いた女は母の形見の黄八丈を質草に入れようとしているが,物言いに不審を覚え,様子を見ると,土間の様子を計っているようだ。てきやの食客の林大膳は蘭学者で,黒船が大騒動を起こすと断じている。亡き夫の仕事着を質草に百文借りていくおさちが,いつもと違う二百文を息子の亀次を連れて借りに来て,貸すことはできないと番頭は断る。深川の金貸し・堀田屋が夫の知り合いを通じて金を届け,金遣いが粗くなっていることを承知していた。息子を質草として預かり,その実は丁稚奉公させ,おさちは料亭・折鶴に住み込み仲居として移ることを勧め,その場で亀次の丁稚奉公が始まった。おさちの人柄は良いが,黒船騒ぎで宴会を取りやめる得意先が増えたことに,おさちが不運の持ち主ではないかと折鶴の女将は危ぶんでいる。伊勢屋は質屋会所が集めた茗荷金を先代時代に預かっていたが,盗賊が狙っているかも知れないと踏んで,会所の手代を折鶴で接待して,今戸の質屋・近江屋が推薦した吉原の牛太郎上がりの男が茗荷金に係わる様になって金回りがよくなり,殺された事件の真相を手に入れた。盗賊は銀細工の炉を使って盗んだ小判を融かそうとしているのだ。空見を呼ぶと闇夜になる6日の晩が決行日に違いない。深川の岡っ引き・慎太郎に連絡をし待ち構えていると,船頭を加えた七人が質・伊勢屋の樫製の雨戸と格子戸を掛け矢で打ち破ろうと雨の中,押し入った~商売で成功している人間は周囲にも認められているが,周囲に認められていない商売人は後ろ暗い商売をしている。そんな奴らは周囲にも不幸をまき散らすから滅ぼされて当然・・・という気持ちが作品全体に流れているねえ。それが臭って鼻を突くようだ。週刊朝日に連載されたらしいが,書き出しの「夜明けに品川沖から昇った朝日は,五つ(午前八時)過ぎには早くも江戸の地べたを焦がし始めた。」っていうのはどういうことだろう。深川から見た品川沖,幕末の頃には東に位置していたのだろうか? ずーっと引っ掛かっていて,落ち着かない

  • 偉大なるマンネリ。

  • 「五二屋」とは質屋のことで、その店主である傳蔵を中心としたお江戸人情ミステリー。ストーリーはなかなか面白いんですが、盛り上がったところでいきなりその人となりの説明に入られるので集中力が途切れる感じ。この構成には若干問題あり。ほとんどの登場人物が良い人過ぎるのもなんだかなぁ。

全13件中 1 - 10件を表示

五二屋傳蔵のその他の作品

五二屋傳蔵 (朝日文庫) 文庫 五二屋傳蔵 (朝日文庫) 山本一力
五二屋傳蔵 (朝日文庫) Kindle版 五二屋傳蔵 (朝日文庫) 山本一力

山本一力の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

五二屋傳蔵はこんな本です

ツイートする