こころ

Kindle版

β運用中です。
もし違うアイテムのリンクの場合はヘルプセンターへお問い合わせください

  • 朝日新聞出版 (2013年6月7日発売)
3.90
  • (23)
  • (37)
  • (24)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 383
感想 : 37
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (128ページ) / ISBN・EAN: 9784022510945

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

心の複雑さや揺れ動きについて深く考えさせられる作品で、最初は難解に感じるかもしれませんが、繰り返し読むことでその魅力がじわじわと心に染み込んでいきます。詩の中には、印象的で心に響く言葉が散りばめられて...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 最初は難解でも、何度も何度も読むうちに心に染み渡っていく。
    噛めば噛むほどスルメの味がしてくるのと同じような感覚。

    心はとらえどころのないもの。
    揺れているのか、コロコロ転がるのか。脳や皮膚のように皺はあるのか
    。頭のように毛は生えているのか。

    印象的な詩がたくさんあって面白かったです。
    特に、
    「散歩」
    「言葉」
    「そのあと」
    が好きです。

    言葉はいつか発芽する。
    今回読んだ内容たちも、いつか僕の心の中で発芽するのかもしれない。

    詩の良さは、人に伝えるのは難しい。しかし、それも詩の良いところなのかもしれない。

  • 2013年刊。
    朝日新聞に、「今月の詩」として、2008年4月から2011年3月、および2011年5月から2013年3月まで連載された60篇の詩。

    「水のたとえ」
    「捨てたい」
    「丘の音楽」
    「五時」
    「記憶と記録」
    「そのあと」  がよかったです。

    そのあとがある
    大切な人を失ったあと
    もうあとはないないと思ったあと
    すべて終わったと知ったあとにも
    終わらないそのあとがある

  • 『ココロ こころ 心 kokoro
    文字の形の違いだけでも
    あなたのこころは微妙にゆれる』
    音で聞くだけではわからない、その文字のもつやわらかさや温度、湿度、明度、彩度、あらゆるものがじんわりと胸に迫る。

    言葉で表せたらと思うのに、言葉で表せないところにこそ本当の自分が見えるものなのだという。文字の羅列でもいい、単語でもいい。追求していった先にある言葉の終わり。その終わりを知ることで、自分のなかに一体何が残るのかを見てみたい。

    ありとあらゆる感情の泉として、今ここにある『心』。
    大きさも深さも、色も形も皆それぞれで、生涯自分だけが手にできるもの。
    決して他人に自由にできるものではない。
    信じるのも偽るのも自らの心であり、だからこそただ一つの譲れないものなのだ。

    『もみくちゃにされ丸められ
    磨く暇もなかった心
    芯にはいったい何があるのか』
    不安も焦りも後悔も怒りもすべてを受け入れてきた心の先にあるもの。そして残るもの。
    その正体を暴いてやりたいとも思う。
    これからの人生で通り過ぎてしまう様々なことや、どうしても思い出せないこと。
    掬いとれなかったことを嘆くのではなく、
    心のいちばん深いところへしまいこんでしまったのだと思えるような、自分への赦しを与えられるような私になっていたい。

    ひとつひとつの言葉がはっきりとした輪郭を持って胸に迫る、心の揺れ動きに焦点を当てた作品集。

  • この詩が、なんか良かった

    「そのあとがある」

    そのあとがある
    大切なひとを失ったあと
    もうあとはないと思ったあと
    すべて終わったと知ったあとにも
    終わらないそのあとがある

    そのあとは一筋に
    霧の中へ消えている
    そのあとは限りなく
    青くひろがっている

    そのあとがある
    世界に そして
    ひとりひとりの心に

  • 心が疲弊したりどこかにいってしまったときに読む。
    大人になっても上手く心が扱えないことに悩んでいたけど、扱えない時間は詩を楽しめるいい機会になった。

  • 谷川さんの訃報を聞いてからずっと心にぽっかり空いた穴が塞がらない。

  • 『こころ』谷川俊太郎さん

    図書館で借りた本。

    最近、詩やエッセイにハマっていて、
    谷川俊太郎さんの『しあわせ』を読んだ後、良かったので、この本も読んでみることにした。

    読む時により、響く言葉が変わりそう。

  • タイトル通り,谷崎俊太郎が思う「こころ」についてをまとめた詩集。
    こころで感じていることを相手へそのまま伝えることばがうまく見つからないという気持ちになったことがある人は多いと思う。それを上手く昇華した詩集。
    「遠くへ」と「白髪」が私好みでした。

  • いくつかいいなと思う詩があった。
    言葉の奥から情景が浮かんでくるものも。
    谷川さんの心の一片を感じるかのような思いがした。

  • 朝日新聞に連載されていた詩らしい。ココロ、こころ、心。言葉遊びの詩もあり、こころが揺さぶられる詩もあり。「あの日」もう思い出せないことばは どこへ行ってしまったのだろう〜私がしまいこんでしまったのか〜取り返しのつかない哀しみとともに。心にずしんと響き涙が出てきた。「そのあと」そのあとがある世界に そして ひとりひとりの心に 最後の詩にふさわしい。そのほかにも琴線に触れる言葉が数多くあった。これほど読みやすく多くの人のこころの支えになる詩を残した詩人はいないのでは?手元に置いておきたくなり買ってしまった。

  • 言葉
    p79
    哀しみゆえに深まる

    五時
    p86
    恋人には言わなかった
    夫にも言ってない

    問いに答えて
    p90
    悲しいときに悲しい詩は書けません
    涙こらえるだけで精一杯
    楽しいときに楽しい詩は書きません
    他のことして遊んでいます


    普遍的な言葉でわかりやすくも独特なリズム。正直、谷川俊太郎という詩人のことをちゃんとは理解できていなくて、良いのかも悪いのかも特にわからない。でも、その普遍性に、今まで当たり前のように見ていたものに違う角度から光を当てられるような気持ちよさがあって新鮮。未来の古典のよう。

  • 大好きな詩人、谷川俊太郎さんの詩集。
    ぽろぽろと読んだことがない詩集がでてくるのが不思議。
    「こころ」に主眼を向けた詩が続き、その言葉はいつも以上に日常に根付いた言葉を選んでいるように感じた。

  • 「心は、どこにいるのだろう」。帯の文句にもあるけれど、実体のないこころをどう伝えればいいのか。。

    震災前後の詩がまた胸を打つ。。

    「こころ2」
    「散歩」
    「道」
    「言葉」
    「ありがとうの深度」
    「心の居場所」
    「絶望」
    「そのあと」
    ですかね。

  • じっと見ているしかない
    いやじっと見ているだけにしたい
    手も指も動かさずふんわりと
    目であなたを抱きしめたい
    目だけで愛したい

  • 「こころ」がテーマの詩集。言葉の選び方が素敵。読むとほっとする。「問いに答えて」〈美〉にひそむ〈真善〉を信じて/遠慮がちに言葉を置きます/あなたが読んでくだされば/心が活字の群れを〈詩〉に変える 「そのあと」そのあとがある/世界に そして/ひとりひとりの心に

  • 久しぶりだと思いますが、ほとんど初めての感覚で
    詩集を読みました。自分自身に投影する詩もあって
    こういう感じか。。と思いました。
    最後の『そのあと』がいいかなと

  • あたたかい。

  • シミ と 散歩
    が好きだった。

  • 「手と心」という詩が良かった。
    手と心は仲がいい。本当にその通り、この手で息子に沢山の愛情を伝えていきたい。

  • そのあと 
    という詩が好きだった。

全32件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

1931年東京生まれ。詩人。1952年、21歳のときに詩集『二十億光年の孤独』を刊行。以来、子どもの本、作詞、シナリオ、翻訳など幅広く活躍。主な著書に、『谷川俊太郎詩集』『みみをすます』『ことばあそびうた』「あかちゃんから絵本」シリーズ、訳書に『スイミー』等がある。

谷川俊太郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×