即答力

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 33
  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022511218

作品紹介・あらすじ

【文学/随筆】成功は一瞬の返答ですべて決まる! 『暮しの手帖』編集長、文筆家、古書店経営と多方面で活躍する著者が説く、現代社会を生き抜く最強のスキル"即答力"。コミュニケーションの反射神経を磨き、ゆたかに働く方法をていねいに解説。

感想・レビュー・書評

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  • 即答力 松浦弥太郎 朝日文庫

    豊かな人生を目指すのであれば、自分を“世界という精緻な機会を構成する小さな歯車”だと考えてみましょう。
    自分がどんな歯車なのかを考える前に、自分にふさわしい居場所を探す前に、すでにあるニーズを探すのが大事です。


    大切なのは、目標よりも習慣(=練習はよい習慣をつけるために行う)。
    目標は方向性なので、おおざっぱにあっていればよい。しかし、習慣は実現するための手段なので、具体化し実践しなければならない。


    すごいな~と思う人は、「物事に飛び乗る反射神経が優れている」
    まだ踏み込めるというアクセルと、エンジン出力の余裕。圧倒的な瞬発力があり、他の人が考えている間に、気がついたらその出来事の真正面に立っている。
    これまでの会社組織では、今後もこうした出遅れを続けているようではもったいないと思います。アクセルを踏むときにまわりの動向を見てからという身長差が一歩も二歩も遅れをとってしまう。もう一歩先に早く動いていれば、もっと早く物事の確信に触れて、もっと深く仕事に取り組めたはずなのにと。


    僕の理想は、一年先を「今」と考えること。
    現在をていねいに過ごすことも大切だが、未来も大事。今日の仕事を、来年のための仕事としても常に考えている。こんなスピード感をあたりまえのようにもっていたいと願い、そのために努力もしています。


    実力が付き、成功に近づいた優秀な人は、前に出る機会が増える。でも、本当に優れた人は「できれば人の影に隠れていたい」というセンスの持ち主。目立てば目立つほど消費されるという感覚を持ち合わせているから。
    人の前に出ていくよりも、どんどん譲る。そうしながらまわりを観察し、自分は、何かあったときに真っ先にダッシュできる位置につけておく。こうした「賢い謙虚さ」を素養とするといいようだ。


    失敗というリスクは恐れるものではなく、進んで味わうべきもの。リスクこそ、自分を育ててくれる糧になると信じている。自分で責任をとれるリスクであれば、数多くのチャレンジをするべきです。
    ビジネスの世界には失敗を覚悟でチャレンジしなければ乗り越えられない一線のようなものがあります。外国の人と渡り合っていくのがあたりまえの時代、失敗を恐れて足踏みする人や、いつまでたってもリスクを取れない人が成功するのは、なかなか難しいだろうと思います。


    八割の普通の人と二割のすごい人の差は、わずかなもの。八割いる普通の人のうち、「ちょっとした努力で、いつでも自分わ抜きん出られる」と気づいて努力した人が、二割の優秀な人。ならば、まずはリスクを負って肩を並べてレースに出よう。三十代までの失敗は自分のキャリアの失点にはならず、逆にプラスになる場合がほとんど。


    「私がやりたいです!」と名乗りを上げる若い時期があってもいいと思いますが、最終的には「新しいことを始めるときに、この人がいたほうがいい。この人が必要だ」と相手に思ってもらう人物になることを目指したいと思いますし、それが今の時代のニーズです。新しいところに自分が呼ばれるためにはどうしたらいいかを、じっくり考えねばなりません。


    自分ひとりの努力で伸びていけるのは、ある一定のところまで。前述したとおり、残念ながらそのあとで必ず行き詰まりがやってきます。例えて言うなら、土をひたすらほっていたら途中まではうまくすすめるけど、あるとき、硬い岩盤に突きあたるような感覚。地層が変わり、今までのやり方、道具、努力ではどうやっても歯が立たない硬い岩盤が出てきます。
    そんなときに、重要なことは
     人脈。自分を助けてくれる人、支えてくれる人、応援し力になってくれる人。信用してくれる人がたくさんいること。
     組織力。自分のレベルが上がってくると、個人の力ではなく、組織や集団の力を借りないと、掘り進めない地層に突きあたることが必ずある。このとき、会社やチーム、外部の組織を巻き込む力、人と組織の力を借りていかに自分の行動力を大きくするかが大切。
     洞察力。これまでのやり方が通用しなくなったときに、何が重要か見極めて行動する能力。


    正直、親切、ていねい、笑顔


    自分が関わっていることには全力で関わる。例えば住んでいる街について、歴史や地理的な特徴、よく咲く花や住んでいる人々について、即答できる人は素敵。

    仕事の場では、常に聞く側にいたほうが賢いと思う。そうやって相手や状況を観察しながら、
    「ここぞ!」というときだけ先手を打って即答する。

  • 今している仕事について考えながら読んだ。

    どこかの誰かが言ってたか書いてたかしてた言葉「誠実さはスピードに出る」(正確には覚えてないがニュアンス的にはこうだったはず)ということなんだろう。

    何かごまかしたり手を抜こうとすると、即答は出来なくなる。何でも即答出来るというのは、誠実な仕事が出来るということでもあると思う。

  • ビジネスマンの方に基本となる
    仕事の取り組み方について書かれている本です。

    即答力=相手を喜ばせる視点
    ただ早ければいいものではないが、
    チャンスを掴む確率は高い

    その質をいかに上げていくか本書では
    詳しく語られている。

  • 著者は『暮しの手帖』の編集長。
    現在は仕事だけでなくプライベートでも、即答する力、さらに答え方の質が求められるとのことです。

    生き馬の目を抜く様な現代社会の中で、そうした敏捷性を武器にするのはなかなかハードそうに思いますが、著者の文章はいつも読者の背中を押すように暖かいため、肩ひじ張らずに「ふむふむ」と読み進められます。

    日本だと、はっきり主張しなくてもなんとなく意思疎通ができるところがありますが、著者はアメリカで暮らした際に、主張しないことがいかにマイナスとなるかを実感し、価値観が変わったとのこと。

    日々の暮らしをていねいに過ごす『暮しの手帖』の編集長がそうした考えを持っているというところに意外さを感じますが、だからこそ『暮しの手帖』はロングランを続けられているのかもしれないとも考えます。

    どんどん世の中にかかわっていくこと。新しいドアを恐れずに開けること。
    ストレスがかかる行動なので、意志なくしてはなかなか実行に移せないことですが、何もしないと世の中は自分を置いてどんどん進んでいくのは事実。

    著者はその緊張感もおもしろがっているのだそう。
    人とコミュニケーションを取りながら、即答力を発揮させることを勧める著者は、そもそも様々な理由から対人コミュニケーションが減りつつある現代に警鐘を鳴らしているのかもしれません。
    タイトルと著者名から、ビジネス書とは思わずに読んだので、意外性を味わいましたが、わかりやすくまとめられており、納得のいく内容でした。

  • 即答力とは、その人の姿勢。
    本書を語るには、この一言で十分だと思います。
    自分をアピールするための即答ではなく、相手に敬意を表すための即答が大切だということがよく分かり勉強になりました。

  • メディア予約
    この分野は何を聞かれても答えられる、そんなふうを目指したい。
    即答できないなら、時間を区切り、いつまでに返事をする、と答える。

  • 仕事に対する姿勢

  • <メモ>
    ・ただ即答するのではなく、根底に感謝と思いやりを持つ
    ・「答えられない」と即答するのもあり。ただし「いつまでに返事します」と期限を約束すること
    ・誰かが面白がらせてくれるのを待っている受け身だったらスピード感が鈍る
    ・一人ではできない壁にぶつかったとき、応援してくれる人を作っておく
    ・もう一度会いたい人になる
    ・ミスをしたときはできるだけ早く自分の顔を見せる
    電話やメールではだめ
    その人の目の前に、生身の自分で素早く向き合う反射神経があるかどうか
    ・常に相手に自分から日時を与える「30分後に報告します」
    ・議事録は簡潔なものをその日のうちに出す
    ・人の名前を覚え、話はかぶせないで聞く
    ・複数の財布を持つ2つの利点①バランス感覚を養える②たとえ一つの財布がだめになっても、もう一つの財布で食べていける強さを備えられる

  • チャンスの連鎖が成功。
    チャンスが来た時の準備の力が即答力。

    常に、少し無理をするチャレンジを心掛け
    ベーシックなことをとにかく突き詰めて、
    口を堅くして生きていこう。

  • 行動力を出すために、即答力が必要

    一番いけないのは、闇雲に即答すること。
    その次にいけないのは黙り込むこと。その場の全員の時間を奪う、マナー違反。

    即答するための反射神経やリズム感、瞬発力を磨くには、あらゆる仮説を立てておくこと。深い思索や経験という入念な準備が必要。

    習慣「自分が正しいと思うことをやり続けていくこと」

    問題点に対して何かしら気づきがあれば、ちゃんとメモを残す。
    質問攻めの中で、アイデアが生まれる。

    目立てば目立つほど消費される。

    身の丈のストレッチ、少しレベルの高いことに挑戦する

    自分の仕事については完璧に即答すること。

    仕事は繰り返しではなくて、積み重ねていく。

    「とりあえず」は受け身の印象
    「まず」は積極的な印象

    最初の小さな一歩を必死になって自力で作る。

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著者プロフィール

1965年、東京生まれ。18歳で学校をやめて渡米、古書店にインスパイアーされて帰国後m&co.booksellersを立ち上げる。『暮しの手帖』編集長、クックパッドを経て、現在はコンサルタントや自らのブランドの商品開発、執筆活動などを展開。著書に『100の基本 松浦太郎のベーシックノート』、『しごとのきほん、くらしのきほん100』、『くらしのきほん100の実践』、『泣きたくなったあなたへ』、『人生を豊かにしてくれる「お金」と「仕事」の育て方』、『期待値を超える』など。

「2021年 『仕事のためのセンス入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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