ひとりで死ぬのだって大丈夫

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 26
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022511393

作品紹介・あらすじ

【文学/その他】2500人の終末期に寄り添った緩和ケア医が、「たった一人でも大丈夫」といえる最後の日々のあり方を具体的な事例とともに提案する。病気と心を診る医師による痛みへの対処法、家族が陥りやすい勘違いによる患者の苦しみ、死にゆく人のためのケア……。

感想・レビュー・書評

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  • 奥野滋子
    http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20160915-OYT8T50018.html

    タイトルに惹かれた
    佐野洋子さんのイラストの表紙もすてき

    死生学をわかりやすく、書いていて、大変参考になる。

    この本で伝えたいこと20の中から~
    がんの痛みは我慢しなくてよい
    長引く痛みは、人間らしい生活を失わせ、生きる気力を奪う
    すべての痛みに効く治療法はないので、ひとりひとりに適したものをみつけるべし
    痛み以外のケアも
    医師も、看取る側もつらい
    がんの死は負けではない
    どう死にたいかを具体的に伝えておく
     例)延命治療は必要としないではなく、胃ろうはしない、輸血はしない。点滴はしないなど。
    元気なうちからの人間交流が大切

    健康食品利用三原則
    1一か月の利用料金が週一回程度の鍼灸治療を受ける治療費に相当する額を超えないこと
    2二週間ほど利用して何の効果を示さないものは、身体に合わないと判断して辞めること
    3たくさんの種類のサプリメントを利用すると相乗作用の害が現れることもあるので、三種類までで抑える

    「死ぬ瞬間まで生き続ける」という姿こそ尊い

    リンパ浮腫
    腹水
    せん妄
    下顎呼吸(かがくこきゅう)
    「また会いましょうね」
    ご先祖の列に加わる
    「つらいこと」に触れてあげたほうがいい
    子どもは遊びの中で癒されていく

    P212看取りや死別の経験は私たちを成長させ、自分の生き方を見つめるよい機会にもなるのだと思います。私は死や死別の苦しみから目をそむけないで今ある人生を精いっぱい行きたいと思うし、患者さんや家族にもそうあってほしいと願っています。

    病や死に向き合うための絵本・本・DVD
    レアの星
    岸辺のふたり
    わすれられないおくりもの
    だいじょうぶだよ、ゾウさん
    幸福な質問
    最後だとわかっていたなら
    昔ばなし あの世とこの世を結ぶ物語
    最後の授業 ぼくの命があるうちに
    日本人の死生観を読む 明治武士道からおくりびとへ
    現代の宗教3 死の比較宗教学
    生前に書く死去のご挨拶状
    平穏死10の条件
    癒し癒されるスピリチュアルケア
    穏やかに死ぬということ
    モリー先生と火曜日
    どう生き、どう死ぬか 現場から考える死生学
    病院で死ぬはもったいない いのちを受けとめる新しい町へ
    上野千鶴子が聞く 小笠原先生、ひとりで家で死ねますか
    往生要集
    蓮如御文読本「朝には紅顔ありて、夕には白骨となれる身なり」
    先祖の話
    あの世に聞いた、この世の仕組み
    おくりびと
    カーネーション

  • 誰に向かって書いているのかブレている点、医療についての記述が不必要に細かすぎる点など、欠点はある。ただ総じてわかりやすく温かい筆致で、書いてあることが素直に心に届いた。著者はまだ50代前半なので、10年後、20年後にもまた話を聞いてみたい。

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