内通者

  • 朝日新聞出版 (2014年2月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784022511447

感想・レビュー・書評

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  • 多少ぶっ飛んだところはありつつ、個人的には当たりだった。

    警察小説のようでいて、実は家族小説なのかなと。
    血縁なのか環境なのかという問いを突き付けられた気がする。
    家族のこと、仕事のことで揺れ動く結城、
    彼を支えるチームの存在とその在り方が
    ちょっとかっこいいと思ったりもした。

    椎名はものすごく頭の切れる男だなと。
    その頭脳を使う方向を間違えている、なんて軽いものではなく
    頭が切れる故にちょっと壊れちゃってる印象。
    彼が会社で受けている仕打ちの辺りでは同情を禁じ得ないかとも思ったが
    話が進むにしたがって薄ら寒さと狂気しか感じなくなってきた。
    若葉を拉致したときの彼女への態度とか、紳士的過ぎて怖かったし。

    結城は警察官として、というよりは父親として魅力的だった。
    彼が束ねるチームが新たに解決する事件を見てみたい気もするが
    これ以上魅力的なストーリーにはならないような予感もする辺り
    ものすごく複雑な気分である。

  • 久しぶりに警察小説が読みたいとなり、読んでみたがこれは警察小説というよりは何か別のジャンルのように感じる。それくらい警察要素が薄い。堂場瞬一ってもっと文章や作品にキレがあるのかと思ったらそんな事が全くなくて肩透かしをくらったような気持ちになる。

  • コロナ下の暇つぶしにはよい
    犯人の動機がどうも

  • ふむ

  • 相変わらずテンポ良く先に進めるわ。捜査第一課の話が多かったのに、ここにきて第二課ですか(笑)!
    堂場さんならなんでも付き合いますよ!(笑)

    ただ、娘さんが出生の秘密を知ってしまってからの掘り下げが薄い。
    そんな重大な秘密を知って、このままだろうか?
    そこはもっと分量をもって書いて欲しいところ。

    キャリアを狙うのだって、そういう過去があって、その気持ちは変わらないのだろうか?

  • 刑事モノだと思って読んだけど、ちょっと違った。

  • ★長さほど中身がない★著者の小説はたくさん出版されているようなので、一度読んでみようと思ってたまたま手に取ったのがこの本。内通者と主人公の刑事との関係はややご都合主義なうえ相当早くから透けて見える。これだけの長さにするほどのアイデアが詰まっていない。もちろん、それでも引っ張るだけの筆力はあるのだが。ほかにきっと当たりの本があるのだろう。

  • テンポよく一気に読める.最後は強引な感じもするが,堂場瞬一らしい?安定感

  • 親兄弟犯罪者なら、その夢は叶わないと思うのですが..

  • けっこう引き込まれたけど,読み終わってみると,もうちょっと事件の方を読みたかったなという感想。

  • 千葉県警の結城孝道らのチームは房総建設の椎名からの極秘情報提供をきっかけに,県の会田部長と房総建設の藤田の間の収賄事件を追っている.結城がリーダーだが,椎名との接触は花岡に任せている.椎名の挙動に何か胡散臭いものを感じながら,そこそこ的確な情報でもあることから捜査は進展してきている.結城の妻 美貴の突然の死去で,娘の若葉とぎごちない会話を交わすことになる.若葉は「あんたは結城の娘じゃない」という謎の電話で悩むが父に確かめることは躊躇する.椎名が妙な動きを始め,若葉が拉致される.最後の場面で結城から真相を告げられた若葉の様子を記述する部分が良かった.

  • 201702

  • 贈収賄事件の内偵中に最愛の妻を病気で失った千葉県警捜査二課の結城は、いわれなき告発により自らの立場が揺らいでいく。そんな中、一人娘から助けを求める連絡が入り…。

    警察モノとはいえ捜査二課モノは強盗や殺人事件がないので派手さがないのは覚悟の上だったけど、それにしても魅力の少ない作品だった。中盤あたりで何となく結末も読めてしまったし。残念でした。
    (C)

  • 堂場瞬一の「内通者」
    後半は息をつく暇がないほど読み入ってしまいました。

    千葉県警捜査二課の係長、結城は妻と20歳の娘がいる。娘は東京の大学の法学部に自宅から離れ、一人暮らしをしている。
    千葉県内の土木会社、房総建設に勤める椎名から県庁が発注する津波対策工事に関する収賄に関する情報が寄せられる。
    椎名は、房総建設の先代社長に認められ、要職についていたが、先代社長が死亡し社長に就任した息子から閑職に追いやられてしまう。
    ある日、妻が務める小学校の教頭から電話が入り、脳幹出血で倒れたという。すぐに病院に駆けつけるが娘の若葉が到着する寸前に息を引き取ってしまう。
    椎名からのタレこみに結城は同行するが、椎名からどこかで会ったことがないか?と言われるが心当たりがなかった。
    椎名からは結城に直接会いたいという連絡があり、一人椎名の下に向かうが、、、、。
    椎名は結城を執拗に貶めようとする。
    若葉からは誰かに見張られているという連絡が入り、結城は若葉のもとに向かう。警視庁に依頼して、若葉の警護を依頼するが、警視庁の刑事の目の前で若葉は何者かに連れ去られてしまう。
    椎名と結城の関係とは?椎名と若葉の関係とは?

  • 作者のスポーツ物は読んだけれど、警察物は確か初めて。
    キャラクターが生き生きとしていて、文章、特に会話のリズムがいいのは共通していた。
    ただ、今回はちょっと話に無理があるというか詰め込み過ぎというか…。
    クライマックスが安っぽく見えてしまって残念だった。
    今回は合わなかったけれど全体的な作風は好きなので、他の警察物も読んでみたい。

  •  主人公である千葉県警捜査2課係長「結城孝道(40後半)」が直面する、県庁と地元建設業者との入札に関する収賄事件の捜査と、養子である主人公の娘の実兄が不遇な人生を送った事の逆恨みによる主人公への復讐劇、これら一見関連のない2つの出来事が1つに結びつく模様を描いたもの。
     警察内部の組織の役割や暗黙のルール、警察官個人の仕事の価値観、人間観察力や聞き込み力を詳しく描いている。
     その一方で、主人公が大学生の娘との関係を構築することの難しさを描いている。妻との死別(脳幹出血)により、これまで以上に娘と向かい合い、炊事、洗濯、雑務等も行う事になり、主人公は、あらためて、妻の存在の重要さを感じながらも、何とか娘と向かい合っていこうという人間描写がうまく描かれている。

  •  破綻感や非現実的な感じが、あまりない。
     それがちょっとかえってらしくなかったりする。

  • 2月-13。3.0点。
    捜査二課、汚職捜査。主人公の妻が急死。
    捜査に協力する内通者が、怪しい動きを。
    主人公の娘にストーカーのような男もつきまとい。
    うーん、そんな偶然あるのかなというような繋がり。

  • 逆恨みも甚だしい,としか言いようがない。
    捜査二課の刑事が主人公というのは珍しいと思う。シリーズうものにはならないんだろうな。

  • 面白かったです。
    2014_12_04読

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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