- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022511485
感想・レビュー・書評
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反対意見を押しつぶして、最後には何が残るんだろう。
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よかった、自分だけじゃない。オリンピック嫌いな人間は。
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スポーツの祭典として、開催できるならオリンピックはいい機会だよねー
出る方も見る方も。
いろんな思惑が入ってくるからなんかまずいことになるんだよね。 -
誰も言わずに済まそうという空気感のなか、あえてモノ申すことの大切さ。
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とにかく,こういうことを言ってくれる人がいると言うことに対して,まずは,感謝したいです。というか,それくらい,時代はアヤシイ雰囲気に包まれているのかも知れません。
今時,東京オリンピックに反対するなんて,非国民とも言われかねません。しかし,最近のオリンピックが果たしてきたスポーツ以外での「活躍」を見ると,危惧するものがたくさんあるのも,また確かです。非国民と言われようと,感情的な全体主義に流されることはごめんです。
純粋にスポーツの祭典を楽しめばよいのだ…という意見もありそうですが,純粋に楽しむには,あまりにも,見にくいものをまとっているのがオリンピックですから。
スポーツやオリンピックが大好きな人にも,ぜひ,手にとって読んでいただきたい鼎談です。 -
2020年の東京オリンピックに反対する人たちの
対談。内田樹氏の本の冒頭の炭鉱のカナリアたるべきと
いう文書はよかった。というより内田氏の文書は
個人的に好きなのだと思いました。
オリンピックについては、もう決まってしまったので
もう文句いってもしょうがないような。
また、個人的には単純にオリンピックは見てみたいと
思います。 -
「なんで東京オリンピックに反対なんだ! それがあんたのところの会社の方針なのか!」
私が勤める小さな新聞社が発行するローカル紙に、このほど開催が決まった東京オリンピックに反対するコラムが掲載されました。
執筆したのは編集長。
これに対して取材を通してお世話になっているIさんから電話でクレームが来ました。
かなりの剣幕です。
私は釈然としないものを感じながら、「編集長に伝えます」と繰り返しました。
東京オリンピックに対して反対することは許されないという「同調圧力」をはっきり感じた瞬間でした。
本書では名うての論客3氏が、その同調圧力に抗って「東京オリンピックに異議あり」とはっきり言い切っています。
まずその勇気に感服しました。
この国には少数意見を排除する傾向があります。
物言えば唇寒しで当初異論を口にしていた者も、やがて口を閉ざすようになる。
そんなことではいけないと思うのです。
意見は自由に表明できるようでないと。
私自身は東京オリンピックに賛成でも反対でもありませんが、反対を叫ぶ自由は守りたい。
何としても守りたい。