頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.50
  • (35)
  • (103)
  • (101)
  • (24)
  • (7)
本棚登録 : 1065
レビュー : 129
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022511980

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学評論随筆その他】社内の人間関係や争いにやきもきするのは、時間とエネルギーの無駄。人間の負の感情にとらわれず、淡々と成果を出す。それがグローバル人材の最低条件だ。人間関係に悩むすべてのサラリーマンにおくる画期的仕事論。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • やられたフリしろ、臆病もいいもんだ、メンツより実利だ、人たらしになれ!
    悩みや怒りをコントロールして、自分の人生を謳歌するのだ!
    政界を経験した人が言ってる事だから、説得力があった。タイトルが全て。

  • 仕事の上で憤ることは多々ある。相手に自分の考えを理解してもらいたいと説得にかかったり、嫌な奴を成敗したいと正義感を振りかざしたくなる時もある。はたまた、こちらを陥れた相手に恥をかかせてやろうと策を弄しようとしたこともある。
    本書ではそういった行動がいかに無駄であり、それに費やす時間、労力を自身の研鑽や、本当に成し遂げたいことのために使いべきと説く。
    自分の本当に成し遂げたいことを考え、そのために相手に媚びることが必要であればそれも厭わない。無駄な戦いで体力をすり減らしたり、足の引っ張り合いをしていては目的は永遠に達成されない。
    主張は最もで、自分に足りていない部分と感じた。ただ、媚びるということについてはさすがに行き過ぎだと思うので、要所で戦うためにそれ以外の部分では相手に配慮しつつ、自分のやるべきことをしっかりとやる、ということだと思う。

  • 本書のメッセージは明確で同意できる。
    人間関係とか他人のことで悩み、奮闘するくらいなら、
    自分の人生を充実させることに時間を費やすべきである。

    言われれば当たり前だが、
    なかなか出来ないことであり、
    本書を通じて意識的に生きようと思う。

    ただし内容が組織やら政界に偏っており、
    万人に理解しやすい一般書ではない。
    根拠や参考文献も一切なく、
    著者の経験則に基づいているだけなので、根拠に欠ける。

    また、人間関係において「敵」という考えを捨てることには同意できるが、
    後半から「敵」を作ってしまった場合の話があったり、
    勝ち組・負け組の考えを用いている時点で、
    著者の固定概念が垣間見え、好感度は下がる。

  • アホな人の考え方と、著者の体験談が前半にあって、まずは共感を読者に感じさせる。
    そして後半は、アホと戦わない方法というか、うまくいなす方法としくか、世渡り戦術みたいなことが、著者の体験をふんだんに交えて書かれている。
    確かに、アホと戦うのは時間の無駄だし、うまくいなして利用し(時に利用されながら)、互いが気持ち悪くならないように、そして自分の本来の目的に立ち返って進んでいけるようにすることが大事。正しいと思う。それが難しいんだけど笑
    それと、議員の考え方とかやり方をこの本で初めて知って、(本の趣旨とは異なるけど)おもしろいと思った。議員さんも頑張ってるんだなぁと。

  • タイトル通りにアホと付き合うのは時間のムダで、
    その事例や対処が書かれているのかなと思ったけど、
    どちらかというと自分と向き合うことが大切だと
    言うことが書かれているような気がする。

    若干タイトルと内容はかみ合ってない気はするけど、
    これはこれでありなのかなあとは思った。

    【勉強になったこと】
    ・どうしても消えない怒りを抱えたときは、
     どうして自分を怒らせるようなことをするのか?
     を考えてみること。考えている中で、自分の怒りが
     おさまっていくことも多い。

    ・嫌がらせを受けたときは、嫌がらせをしている本人に、
     さも他の人から受けた悩み相談として相談してみる
     とよい。相手も嫌がらせをしなくなる可能性が高い。

    ・人はこれまでの人生経験で出来上がっているもの。
     初対面の人と打ち解けるには、どこ出身なのか、
     どこの学校を卒業したのか、どんな会社に勤めて
     いるのか、家族は何人兄弟だったのかといった
     経歴から、こんな性格の人では?と予想していくと
     意外と話が弾むもの。

    ・会議に出たくない(ムダと思った)ときは、
     会議主催メンバーに都度情報を提供しておくこと。
     会議開催目的にもよるが、単なる情報収集の会議
     であれば、欠席になったとしても何も問題はない。

    ・何事も相手が100%悪いといった問題は起きない。
     お互いに問題があって問題は起きるもの。
     相手を恨んでいがみ合うこと自体が不毛である。
     むしろ、そうならないように自分がどうしておけば
     よかったのかを考えたほうが建設的。

    ・失敗したことのある人間でないと信用できないし、
     大きな失敗ができるということは相当な実力がある
     証拠であり、また、その大失敗から学べる人間で
     あり、学んだことはかけがえがない。

  • 他人を「アホ」と表現するのはいかがなものか、という点を除いては良書だと思います。
    「根回しだけが得意なアホ上司」のことが嫌いだと感じてる方、読んでみてください。
    そんなアホを批判することに時間をつかうなら、自分のやるべきことに集中したほうが得策ですね。

  • 初めてこの本を手に取ったときの私は、ツイッターのフォロワーが今の4倍くらいいて、時たま寄せられるクソみたいなask(匿名質問サービスへの投稿)への対処法に頭を悩ませていた。不快なaskは全てスルーすることに決めていたけど、私には妙におせっかい体質なところがあって、つい構ってあげたくなってしまうのだ。クソみたいなaskを送ってよこす人はたぶん、私がそれに答えるとすごく喜ぶ。ある種のファンサみたいなものだ。
    タイトルを見て、「クソaskに悩まされる人のための本か…?」と思ってぱらぱらとめくった。クソaskに悩まされる人のための本ではなかったけど、そこに書かれてあることを読むとなんとなくすっきりした気分になった。
    次にこの本に出会ったのは、それから1年だか2年だか経って、行きつけの本屋に平積みされていたのを見かけたときだ。ああ、前にこの本を手に取ったときはクソaskに悩まされていたなあ、と一瞬で思い出した。今の私はクソaskに悩まされてなんていないし、ツイッターのアカウントを移行したからフォロワーも4分の1くらいだし、これといって頭にくるようなアホが周囲にいるわけでもなかったけど、クソaskに悩まされていたころの気持ちが懐かしくなって手に取った。著者のプロフィールを見ると、どうやら元政治家らしい。ただの対人関係改善の本ではなさそうな気配を感じて、興味本位で購入した。
    この本に書かれている政治界の人間関係のドロドロは予想以上だった。クソaskごときで頭を悩ませていたことがいかにくだらなかったか! 政治の世界に身を置いていた著者が調子に乗ってアホとたくさん戦って、そこから得た教訓がびっしり詰まっていた。濃厚だった。そしてやっぱり、ただの対人関係改善の本ではなかった。一度しかない人生をしっかり使い切るためには無駄なコストを減らすべき、という話は本当にその通りだなあと思う。
    私は周りの目を気にしすぎる傾向があるので、「自分の人生、自分が主人公だぜ〜!!」という気持ちになれたところが特によかった。匿名質問サービスに悩まされている人にもおすすめしたい。

    【読んだ目的・理由】なんか強そうだったから
    【入手経路】買った
    【詳細評価】☆4.2
    【一番好きな表現】そもそも、たった一度の貴重な人生を謳歌したいときに、積極的に人を嫌いになる理由はない。無理して好きにならなくてもいいが、わざわざ嫌いになって敵と思う必要もないのだ。(本文より引用)

  • タイトルと内容に大きな乖離がある。というか「アホと戦うな」というのは「リソースを無駄にするな」ということをキャッチーにしたもの。

    本書で言っているのは、つまりは「大きな目的のためには手段を厭わず、必要ならば権力にも擦り寄り、”アホ”にも頭を下げ、相手の気持を読み、例え不条理に思うことがあっても主体的に懸命に目の前のことに取り組め」ということ。

    著者自身の自省や、過去の先輩・知人からのアドバイスなどを省みて書かれているような構成で、目的意識を持って読めば参考になる箇所も多い。

  • タイトルがもう少しなんとかならないものかと思いましたが。
    内容は誰もが必ず経験する他者との壁の厚さであったり、高さとどう上手く付き合うかというハウツー。
    結局は自分をコントロールし、そのことに時間とエネルギーを割くべきだということか。他者をコントロールはできないと。
    「他人の視線に振り回されていては、あっという間に時間が過ぎて人生の終わりがきてしまう。そんなことでは自分が自分の意思で生きてきた思い出もつくれない。」

  • 参議院議員を2期勤め、在職中はテレビなんかにもよく出演していた著者の一冊。
    田村耕太郎さんといえば、自民党から民主党に政権交代したとき、民主党に鞍替えし、自民党やメディアから叩かれた過去もあるが、そういう印象は抜きにして読むと、おもしろい一冊だった。

    世界最高の非戦の書とも評される『孫子の兵法』では、敵と戦わずして屈服させる方法が書かれてあり、出版されて2500年経った現在でも、世界の経営者や知識人から愛読されている。

    本著では、敵を屈服させるだけでなく、その力を自分の目的を達成させることに利用するところまで考えられていることから、ただ戦いを避けるだけでないので、目的を達成させるためには前者よりも加速させることができる。

    日本人は、仇討ち文化があったせいか、『倍返し』や『リベンジ』が好きで、水戸黄門や大岡越前の影響か、頭の片隅には最後には悪いやつはやっつけられるという意識がある。

    『倍返し』や『リベンジ』で、自分の大切な時間とエネルギーを消費してしまうのはもったいないし、『悪』は裁かれ『正義』が勝つという期待は、残念ながら現実の社会ではなかなか起こらない。

    そこで、むやみに自分の足を引っ張ってくる『アホ』と無駄に戦って、時間とエネルギーを無駄にする最低のアホにならないように戦略的にアホを利用する。

    戦略的にといっても、相手の気持ちをできるだけ考えて話すことや、第三者目線で自分を見ること、やられたふりをすること、とにかく耐えることなど、画期的な戦略が紹介されているわけではないが、嫌な相手が、自分に戦いを挑んできた人間に「たいした奴だ」とか「生意気なのは元気な証」と受け入れてくれるような人はいないという考えは納得したし、正面をきって戦いを挑むより、相手のエネルギーを自分の目的達成に利用できれば、かなりストレスが軽減されると思った。

    そうは言っても、嫌な相手や間違っていると思う考え方を許せないと思うだろうが、そこは人それぞれの善悪ではなく、達成したい目的や真理、時間やエネルギーに目を向け、他者のことを気にするより、自分が本当にしたいこと、そのためには何が必要なのかに専念したほうがいいと理解しよう。

    アホと戦うのは時間の無駄で、そんなことよりできる自分と向き合い、さぼってしまう自分と戦ったほうが有益だし、リスクも低い。
    ただの『非戦』ではなく、賢く利用するくらいの心づもりをいつでももっておきたい。

全129件中 1 - 10件を表示

プロフィール

前参議院議員、シンガポール大学兼任教授

「2014年 『アジア・シフトのすすめ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法のその他の作品

田村耕太郎の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
デール カーネギ...
シーナ・アイエン...
佐々木 圭一
伊賀 泰代
有効な右矢印 無効な右矢印

頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法を本棚に登録しているひと

ツイートする