ラストレター

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.87
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本棚登録 : 328
感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022512093

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学小説】ラジオ局に入社して4年目の新米アナウンサーの寺岡尚人は、聴取率0%台だった深夜放送を、たった一枚のはがきを読みあげることで人気番組に変えていく─。文化放送「セイ!ヤング」を、12年半、600回も続けた著者の経験に基づく感動小説。

感想・レビュー・書評

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  • さだまさしさんらしい、真面目にふざけた感じが、読了後になんとも言えない清涼感を抱かされた。
    最近ご無沙汰だったが、ラジオを聴きたくなってきた。

  • 「世間のそういう冷たいところにがっかりしないでください。まさに正々堂々!」
    「心に愛がなければどんな言葉も人の心に響かない」

    オールナイトニッポン、セイヤング、パックインミュージックを聴いていた世代なので思い出しながら読んでいました。で、まさに今の「生さだ」がこれですね。

  • 『心に愛がなければ、
    どんな言葉も人の心に響かない』

    『誰もが小さな人生を歯を食いしばりながら生きている。その小さな生命の声を、己の心の耳を澄ませて聴け』

    深夜ラジオが聴きたくなる本。

  • さだまさしの作品は、どれもがテンポ良く、サラッと読めてしまう。
    だが、その中にいくつもの、ドキッとさせられる言葉、ホロっとさせられる言葉が、いくつも紛れ込んでいる。
    だから、さだまさし作品を読むのを止められない。

  • 良かったです!
    さださんは読ませますね~。

    テラちゃんの仕事ぶりの表現があっさりして、見えずらい所がありましたが、ラストレターは良いです。

    読み終わった後に、心が温かくなりました。

    深夜だけじゃなく、昼間もやって欲しいな~。

  • 中学生の頃に、布団の中で聞いていた深夜のラジオ放送が懐かしい。
    個性的な人たちによって、いい番組が作られていく様子が痛快だった。
    やっぱりメールじゃなくて葉書の方が、気持ちや雰囲気がより伝わっていくんだなぁ、と昭和の時代を思った。

  • 読んでいるのにラジオを聴いている気分に。
    本当にこんな深夜放送があったら聴いてみたい。
    メール、Twitterなどで流れの早い世の中だけれど、はがきなどじっくり時間がかかるものもいいなぁ。昭和世代ですから(笑)。手書きでそのときの気分も文字に表れるしね。
    時代の流れに無理に乗ることもないかぁ。
    さだまさしさんのものを初めて読んだけど、思ってたより感動した。他の作品も読んでみようかな。

  • 手紙から伝わる心温まる話が満載
    さだまさしの人柄が滲み出て、心に響く

  • 読み始めはツラくてやめようかと思ったけど、読んで良かった。
    泣いたし笑ったし、昔のことを思い出してホントに懐かしい〜。
    ラジオって良かったなぁ。

  • 変わり者の集まるラジオ局。視聴率低迷から脱出できるか、新番組は意外に好調だった

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著者プロフィール

一九五二年長崎市生まれ。シンガーソングライター。二〇〇一年、初小説『精霊流し』がベストセラーとなる。『精霊流し』をはじめ、『解夏』『眉山』アントキノイノチ』『風に立つライオン』はいずれも映画化され、ベストセラーとなる。その他の小説に『はかぼんさん―空蝉風土記』『かすていら』ラストレター』『銀河食堂の夜』など。

「2021年 『緊急事態宣言の夜に ボクたちの新型コロナ戦記2020』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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