忙中閑語

  • 朝日新聞出版 (2014年11月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784022512253

みんなの感想まとめ

多彩なテーマが詰まったエッセイ集で、音楽や創作にまつわるエピソードが豊富に盛り込まれています。著者は小学校の先生としての経験を活かし、架空の校歌や寮歌を通じて、楽しさやユーモアを伝えています。特に、音...

感想・レビュー・書評

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  • 2014年刊、『算私語録』スタイルのエッセイ集。雑誌「数学教室」に連載。ただし、数学ネタはわずか。
    なんとなく、今回は音楽ネタが多いような気がする。小学校の先生だった頃、安野画伯は音楽も教えていた。昔とった杵柄か。
    架空の学校の校歌・寮歌を収めた『大志の歌』(童話屋)を出したのは2005年。全部で34校。本書ではさらに10の新作が追加されている。たとえば、フランス・セリニャン市立聖タマオシコガネ高等学校・校歌「タマオシコガネ音頭」、三鷹天文台付属小学校・校歌「もちつきウサギ」など。変り種で、四国八十八カ所めぐり尺取り大師ご詠歌「尺取り虫和讃」なんてのもある。合算すると50曲近い。これだけやってるんだもの、1曲ぐらい「みんなの歌」になってもいいのにね。
    演歌の名曲「北の宿から」。着てはもらえぬセーターを編む、その歌詞を感情を込めて歌われると、気恥ずかしさを通り越して可笑しくてたまらなくなるという。画伯の友人・藤田弓子はこれが上手。都はるみのまえでそれをやったら、笑い転げて椅子からずり落ちてしまったという。

  • 安野光雄さんのまさに。覚書のおもちゃ箱。エッセイがあれば、本の覚書、どこかの校歌、工作の図面、又聞きしたようなおもしろい話し、片付けられなくておもちゃ箱にほり込んで、あふれかえっているような箱。

    何を引っ張り出そうかと悩んでいる、その時が楽しみの瞬間ですな。

  • 読み終わりたくないので、ちびちび読んだ。最初のところに私も見たことのある話があったり、ところどころの校歌のところでは私が知っている校歌を歌い、数学の本を古本屋で探して買ってしまった。ラジオ体操のCDも気になる。自伝にもあった、家の地下室についての弟との思い出話がとても良い。そして私もこれから水彩画材を揃えるつもりで、筆は習字用を考えていた!

  • こういう話をしてくれる大人が身近にいたら、青少年の犯罪は減るし、理系教育も進むと思う。ええ、思いますとも!

  • 寝そべって気楽に読むには最適のエッセイ。特に面白いわけではないが、暇潰しにはいいかも??

  • 2012年から雑誌『数学教室』(国土社)に連載されているエッセイをまとめたもの(連載はまだ続いている模様)。

    かつて同類の連載が『数学セミナー』『数学のたのしみ』にのっていたころは大学の図書館でまとめて読めたけれど、今は専門誌が手に入りにくいのでやっと本になってうれしい。

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著者プロフィール

安野 光雅(あんの・みつまさ):1926年島根県津和野生まれ。画家・絵本作家として、国際アンデルセン賞、ケイト・グリーナウェイ賞、紫綬褒章など多数受賞し、世界的に高い評価を得ている。主な著作に『ふしぎなえ』『ABCの本』『繪本平家物語』『繪本三國志』『安野光雅文集』(全6巻)『片想い百人一首』などがある。2020年没。

「2025年 『文庫手帳2026』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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