- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022512390
感想・レビュー・書評
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文体は読みやすくてサクッと読了したものの、イライラする登場人物が多くて、読んでてウンザリしてしまった。
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2.5
主人公が不幸にならなくてよかった -
西
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【なぜ読んだか】
青春小説を読みたくなった。ライトなやつ。
表紙が面白かったのと、サクサク読めそうだった
【感想】
読みやすかったが、青春小説としては読みたかったものとは違った。ただ、印象に残る言葉はいくつかあった。特に橋輝の「integrity」の段で、要領のいい人は楽をしても残っていく。でも本当に信頼されるのは逃げずに楽をせず、正しいか間違っているかという軸で動いている人。人は、楽か面倒かで動くようになる。
社会に出たら、まさにそう感じる。うちの会社の上司にもいる。日野自動車不正でも「三遊間」という表現があったが、そういう業務を押し付け合うことがまさに橋輝の言う「楽をする」ことだと思う。
人との間に線を引いて、ドライな考え方をしている真由子のような人はいるね。結局、誰のことも信用できてないんだろうな。でも、人に期待して裏切られたとしても、信頼できる仲間がいることって安心できるし、自分の心も楽になると思う。大人になると、なかなか難しいんだけどね。 -
高校生でバイトを始めてそのままファミレス エンジェルズに就職し、まっすぐ仕事に邁進する真由子。
ファミレスのリアルな勤務状況がわかって面白かった。人手が足りずシフトを回すのが大変なのに、その中で要領よく楽に仕事をしようとすらバイト生達に憤りを覚えたが、実際こういう人達いるなぁと妙に納得。時に彼等に振り回されるが、橋輝にインテグリティが真由子くらい高い人をみた事がないとの言葉に、真摯に仕事をしていれば必ず分かる人には分かると改めて思った。頑張れ真由子! -
この小説を読んで、本の良さというものを感じた気がしました。それは、自分が経験した事がない事でも体験した感覚になれるということです。
今まで考えた事もなかった、仕事をしてる人、家族関係、人間関係、自分以外の考え方や思いを知る事ができる、それが読書の良さだと思えた一冊!
で、この後どうなったのかが気になる!! -
ミニコメント
ファミレスで働く真由子。高校からアルバイトとして働き、契約社員に。働き続けることのなかで、感じることが細やかに描かれています。
桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/577195 -
クレープ·シュゼットが美味しいファミリーレストラン「エンジェルズ」でがむしゃらに働く22才女·真由子のお話。正社員目指してバイトからずっと続けるもなかなか採用されず現在は契約社員。社員をいいことに休みもなく働かされるも、仕事に一生懸命なためそこに疑問も抱かず。
真由子がひたむきで一生懸命で世間とずれていて、たまにこういう人ってホントにいるな、と思う。実際に会って接すると変わっててちょっと「?」ってことも多いと思うようなタイプだけど、でもこういう人がホントは誠実で何に対してもまっすぐで良いんだと思う。接客業って大変だけどやっぱりいいよな、と思ってしまうようなお仕事物語。
「不自由な絆」で出てきたファミリーレストランの「エンジェルズ」だ!!と思ってちょっと嬉しい。