ゆるい生活

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.49
  • (29)
  • (83)
  • (79)
  • (25)
  • (4)
本棚登録 : 751
レビュー : 93
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022512499

作品紹介・あらすじ

ゆるい生活は群ようこさんの実録エッセイです。ある朝、とても強いめまいに襲われた著者は漢方薬局に駆け込みます。漢方薬局での体験が心と体を少しずつ変えていってくれます。体質改善の様子を細かく丁寧につづっているエッセイです。漢方に興味が出てきて漢方で自分も体質改善したいと思ってしまうような健康に興味ある人に向いている作品です。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 突然のめまいに始まった体調の変化から、
    漢方薬局に通い、体質改善に挑んだ日々が群さんらしい軽妙なタッチで書かれています。

    『ゆるい生活』となっていますが、いやいや、ハードです。
    特に、大好きな甘いものを制限されたのが辛そう。
    食べてもいいお饅頭のサイズに悩みまくる群さん。
    う~ん、この悩みは切実。

    身体から無駄な毒素や水分が排出されて、ニュートラルな状態になったのはいいけれど、
    あまりに身体が過敏になってしまうのも困る…。

    一番大切なのは、食べものと、体質に合った水分摂取量。
    そして姿勢を良くして、肩甲骨を開き、呼吸を深くする。
    それと、お医者さんとの相性もすごく大きいと思う。
    病気とも言えない、病名のつかない身体の不調。
    今はすぐメンタルの問題と片づけられてしまう気がします。
    群さんはメンタルも含めて、信頼できる先生に出会えたんですね。

    余談ですが、
    本書で群さんが「惨劇」と言ってらした結膜下出血。
    私もたまになります。
    初めて切れたときはびっくりして、眼科にすっ飛んでいきました。
    とにかく、本が読めなくなっちゃったら?と心配で。
    でも結果、先生は「心配ないです。そのうち吸収されますから。」とだけ。
    処置も目薬もなし。
    それでも不安で「原因はなんですか?」と、食い下がる私に一言。
    「原因は不明なんだよね。あとはまぁ、老化とかいろいろね。」
    「…。」
    わかったような、わかりたくないような…。

    • 杜のうさこさん
      まっき~♪さん、こんにちは~^^
      コメントありがとうございます!
      こちらこそ、いつもいいね!して下さって、嬉しいです。
      そういえば、お...
      まっき~♪さん、こんにちは~^^
      コメントありがとうございます!
      こちらこそ、いつもいいね!して下さって、嬉しいです。
      そういえば、お久しぶりなんですよね。
      いつも本棚やブログを拝見していて、勝手にお会いしている気分です。(笑)

      まっき~♪さんの結膜下出血、覚えてます。
      「うわ~、私もですよ~~!」ってブログの画面に向かって言っていました。
      そう、そう、呪怨みたい。(笑)
      痛みもかゆみもなく、いきなりなるんですよね。
      寝て起きると血が移動してるのが気味悪くて…
      蒸しタオルで温めると、吸収が早くなるって教わりました。
      そうですよね。疲れとか体質とかですよね。老化じゃない!と思いたいです。

      この本、よかったですよ~。
      群さん、小さい頃から虚弱で、お医者様と縁が切れなかったそうです。(シンパシー感じちゃいます。)
      本書でも、長生きしたいからというより、次の日に嫌な気分になりたくないから摂生していると書かれていて。
      そのお気持ちが、すごくわかってしまうのでした。
      2016/09/29
    • まっき~♪さん
      杜のうさこさん、こんばんは。
      ブログへの訪問ありがとうございます。ブクログからの訪問があったので、誰かな…と思いつつも、なんとなーく「杜の...
      杜のうさこさん、こんばんは。
      ブログへの訪問ありがとうございます。ブクログからの訪問があったので、誰かな…と思いつつも、なんとなーく「杜のうさこさんかな?」と勝手に思っていました。以心伝心ですね(^^♪本の神様々ですね。

      ごたごたして駄ブログですが、またいつでも遊びにきてくださいね。あとお互いに目のケア大事にしましょうね♪
      2016/10/06
    • 杜のうさこさん
      まっき~♪さん、こんばんは~^^

      そうなんですよ~。いつもプロフィールからお邪魔しています♪
      私かなって思ってもらえてたんですね。な...
      まっき~♪さん、こんばんは~^^

      そうなんですよ~。いつもプロフィールからお邪魔しています♪
      私かなって思ってもらえてたんですね。なんだか嬉しいです。
      まっき~♪さんのブログにはいつも励まされています。
      特に体調の面ではすごくわかる部分があって、いつも心配で…。

      それと、てんこ盛りな積読のために、予約と買いたい気持ちを押さえよう!と決意されてるのを読んで、
      うん!うん!私もそうです。とうなずきながら、
      でもたぶん無理だ…とつっこんでます。(笑)

      あとはもちろん 猫ちゃん♪
      何といっても極めつけは、電柱のてっぺんで、のんびり景色を眺めていたあの雄姿!
      下ではまっき~♪さんがハラハラしているというのにね(笑)
      本当に癒されます。

      お言葉に甘えて、これからも遊びに行かせてくださいね。(*^-^*)
      2016/10/07
  • まず、この装丁がとっても素敵。ここで一目惚れ。
    なんか漢方って良さげ。自分の体に合ったお薬を処方してくれるし。
    今まで食べたい物を食べて生きてきたけど、歳を重ねていくとやっぱりどこかしら故障してくるし、食を見直さないといけないかな。
    暴飲暴食はしてないとは思うんだけど、
    ポックリ、迷惑かけないように死にたいし。太らないように気をつけよう。

  • 相変わらず群さんの文章は面白い。体の不調から始まり長~い漢方とのお付き合いのお話が延々延々続くだけであるから、楽しい話にはならないはずのになぜ面白いんだろう。

    同じ話を何度もしている何度も読まされている、と感じるのに何故か面白い。群さんの文体に感じる力は、ヨソの作家さんに感じる文体の力とは明らかに違います。
    不思議ですねぇ。群さんの文体自体に癒しの力があるんだなぁと感じますね。
    そしてところどころで出て来るギャグというかユーモアのセンスが相変わらず冴えている!

    それにしてもリンパがきちんと流れるとそんなに痩せるものなのですね。一般的に体にいいといわれているものが必ずしも自分にもいいとは限らないというのはちゃんと認識したほうがいいことだな、と感じました。

    体のメンテは大事だな、と思わされると同時にやみくもではなく正しい知識を身につけておかなくてはならないのだなと知りました。
    群さんにはまだまだ体を整えながら、癒しのエッセイをたくさん紡いでいただきたいと思います。

  • *ある日突然めまいに襲われ、飛び込んだ「漢方薬局」。そこで教えられたのは、冷え、水分、甘み、余分なものすべてを体から抜きとっていく暮らしだった…約6年にわたる体質改善を綴った実録エッセイ*

    まったくゆるくない、むしろストイックな漢方生活エッセイです。それだけの時間とお金を使ったこと自体にも感服。
    個人的には水毒体質ではないのですが、「食べ物は最後には全て水分になるので、過分にお茶や水を摂らない」「甘いモノは水分を呼び、胃を冷やす」「葛根湯は冷えるので生理中や夏場の服用は注意」などが興味深く、勉強になりました。
    ただ、その人なりのニュートラルを保てば保つほどしっぺ返しがキツいと言うのも困りもの。何事もほどほどがいいのかも。群語録はやや控えめ、多少なりとも漢方に興味がある方にはお勧めです。

  • 漢方にも東洋医学にも馴染みがなかったけど、日頃の生活を見直さないとなぁ!と思う点が多々…
    とにもかくにも体は正直!体からの不調センサーをしっかり受け取れるようニュートラルな状態でいたいなぁ。今が鈍感じゃないこと前提だけど…(笑)

    甘いものの暴食、寒い時期のアイス、お風呂や運動後の冷たい飲み物などなど水分を欲しているのは口だけで氷をなめると解決するなど、内臓を冷やさない工夫はしていきたいなぁと思う

  • 漢方で身体の不全をゆるゆる改善していく話。
    ニュートラルな状態に近づくと、
    具合が悪い状態に敏感になる、のがちょっと大変だ。
    でも壊れた食生活をしてもなんともない鈍感な体でいることが
    良いわけでもなく。
    甘いもの、水分、無理をする生活、目の前の刺激、
    良くないと思われるものはたくさんあるけど、
    ぼちぼち改善して付き合っていくくらいがいい。
    漢方って興味があるし、
    生活を見直したり体の状態を整えたりするのに
    とてもイイとは思うのだけど
    金がかかりすぎるんだよなあー。
    辛抱強く続けてナンボの治療なんだけど、
    お金が続かなくて諦めてしまう。
    しかし1日にやることは一つって無理だ。
    裁縫やったらパソコンはダメで、あとは体を休めろと言われてもなあー。
    なんて5年もしたら、身体に影響が出てくんのかな。
    読みながら、いろいろと生活について考えてしまう1冊。

  • 年齢を重ねていき、五十代からは体力的にも精神的にも
    がくっと落ちると聞いたことがあるので、いつか来るこの日のために心得ておくという意味もあり手に取ってみました。
    特に女性はこの歳を境にして変化が表れるのでとても興味がありました。

    群さんの場合は甘い物の食べ過ぎから胃の不調が起こり、それが身体全体の不調になることから甘い物を
    極力控えるということになります。
    そして好きな趣味も1日1つと限度を決められたり、
    仕事は七割、過度な水は摂らないなど。
    これと並行してリンパマッサージで血流の流れを良くして老廃物を流したり、漢方薬で不調な所を改善するのを補うといったなどタイトルの「ゆるい生活」というよりもかなりハードな生活をしたと思います。

    これだけの徹底したことをしたことによって、
    身体の不調も緩和され、身体の事もよく知れたことだと思うのでこれからは基本を押さえた生活になると思うのできっと身体には良い効果になったかと思います。

    私も一昨年は大病をし、その後昨年の半ばすぎまでは
    そのアフターケアの治療をしていたので
    食事と身体と健康ということに関しては以前よりかなり考え方や取り組み方が変わりました。
    若い頃は食べたい時に食べたい物を食べて良い生活を送っていても構わないですが、歳を重ねるとそうは言っていられないことに気が付き今では1つの食べ物を食べるのに真剣に考えるようになりました。
    身体に聞きながら食べることの大切さ、
    そして日頃の生活習慣もなるべく身体に良いことをするようにと心掛けることも大事だということが分かりました。
    食事や生活習慣の他にも漢方薬の事が細かく書かれていたので、またこれで東洋医学の事もより深く知りたいなと思いました。

    体調不良を改善するには、身体を温めるということが
    大事なことが書かれていました。
    これは本書だけでなく一般的にも言われていますが、
    この本ではより大事だということを痛感させられます。
    歳を取ってから身体の事を気を遣うのではなく、
    今の時代は様々な悪循環な生活環境、食生活があるので、若い頃から身体を温めることが大事なのでそれを
    多くの人たちに知ってもらいたいと思いました。

    元々群さんの本が好きで初期の頃から読み漁っていました。しばらく読書から遠のいていましたが、久しぶりに本が読みたくなり手に取ってみたら群さんらしく親近感が持てて、気を楽にして読めてまた読書を始めようと思わされました。
    自分自身の身体を知るためにも、
    特に女性の方にはお勧めな一冊だと思います。

  • ある日突然めまいに襲われた著者が、漢方薬局に通い体質を改善していく様子が綴られたエッセイです。

    漢方の処方に加え、食事の指導を受けて、大好きな和菓子を身をよじりながら我慢したり、激痛のリンパマッサージに悶絶したりしながら、体をニュートラルな状態に戻すために奮闘します。

    著者の一番の問題は胃でした。甘いものの食べ過ぎなどで胃が冷えると、余分な水分が上に上がりやすくなり、体のそこかしこに水分が溜まってしまうそうです。
    その余分な水分が頭の方にまで上がって、めまいを起こしたとの診断でした。

    よく、「健康や美容のために水分をたくさん取りましょう」といった情報を目にしたりしますが、体質によっては、取りすぎてはいけない場合もあるのだと知りました。
    人によって体質は違うのだから、「これを食べれば健康!若返り!」のような、メディアの情報を鵜呑みにするのも考えものだなと思いました。

    自分自身も最近、なんとなく体調が悪かったり、以前は美味しいと思っていたものがそうでもなく思えたり(主にスイーツやジャンクフード)、代謝も悪くなってるきてるな~と感じることがあります。
    目先の流行や情報に踊らされず、自分の体の声をよく聴いて、食べたもので体がつくられることをもっと真剣に考えようと思いました。

    図書館スタッフ(東生駒):10cm

  • 50代半ばで、体調に不安を感じた作者が訪れたのは
    漢方薬局。
    そこで、体調不良の原因が
    甘い物と水分のとり過ぎと判明し
    そこから厳しい摂生生活が始まります。
    何しろ食べていいお菓子が
    一週間にまんじゅう一個だけだというのだから!!
    一日中お茶ばかり飲んで、
    しょっちゅう甘い物を口にしている私には、
    人ごとながら涙が出そうなお話です(T_T)
    さらに作者は身体の負担を減らすために
    趣味である、読書・和裁・編み物も制限されてしまうのです。
    確かにそれでどんどん体調は良くなっていくのだけれど
    大好きな食べ物も趣味も我慢して生きていかなくてはいけないのって辛いよねぇ・・・・
    『〇〇をすれば健康になる』
    『△△を食べるとお肌ツルツル!』みたいに、
    何かをプラスしていくことは楽しいけれど
    健康になるために何かを止めなくてはいけないというのはとっても大変。。。
    常々きちんと、摂生した日々を送らねばと深く反省した次第です^^;

  • 20代、新卒で入社した先の先輩おススメの「トラちゃん」はバス停で読みながら声を出して笑ってしまい恥ずかしい思いをしたエピソードあり。
    それから著者の作品を追いかけるように読んだ。
    ところが、しばらく遠のいていた。
    声を出して笑うことも、読後のほっとした感もちょっと感じられなくなったから。
    久しぶりに読んだこの作品は昔と同じ読後感。
    自分も加齢して共感できることが増えたからか。
    心身のバランス、特に身体の方は自分で注意しケアしていかないといけないと身に染みる。
    漢方薬局で叫ぶほど痛いマッサージを受けてみたくなる。(M)

全93件中 1 - 10件を表示

プロフィール

群 ようこ(むれ ようこ)
1954年、東京都生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。広告代理店に就職するが半年で退職。6回の転職を経て「本の雑誌社」に事務職で入社。やがて本名で『本の雑誌』に書評を執筆しはじめ、1984年『午前零時の玄米パン』でデビュー。同年退社し、作家専業となる。
代表作として映画のために書き下ろした『かもめ食堂』、ドラマ化された『パンとスープとネコ日和』など。

群ようこの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

ゆるい生活を本棚に登録しているひと

ツイートする