ゆるい生活

  • 朝日新聞出版 (2015年1月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784022512499

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学評論随筆その他】体調には気をつけていたつもりなのに、ある日突然、とても立ってはいられないような強烈なめまいにおそわれた著者。これはまずいと駆けこんだ漢方薬局。そこでの体験が、著者のココロとカラダを少しずつ変えていく……。体質改善していく様子を丁寧に綴った実録エッセイ。

みんなの感想まとめ

体調の変化や不調に悩む著者が、漢方薬局を訪れ、体質改善に挑む様子を描いた実録エッセイです。著者は、突然のめまいをきっかけに、自身の身体と向き合いながら、食事や生活習慣に気をつける重要性を実感します。『...

感想・レビュー・書評

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  • 私の中では今までに読んだ群ようこさんの中では、一番良かったです。まだ読んだのは数冊だけど・・自分も同じような体調変化を感じる事があるので、勉強になった。人の体は50年。それ以降はメンテナンスがいるらしい。時々この本を再読し、日々の生活を振り返ろうと思う

  • 久しぶりの群ようこさんのエッセイ。
    ゆるい生活といいながらも、実際は色々なことに気をつけていてある意味ストイックな生活だなぁなんて思いました。
    そして私は体を冷やすことばかりしていた!と反省。

  • 突然のめまいに始まった体調の変化から、
    漢方薬局に通い、体質改善に挑んだ日々が群さんらしい軽妙なタッチで書かれています。

    『ゆるい生活』となっていますが、いやいや、ハードです。
    特に、大好きな甘いものを制限されたのが辛そう。
    食べてもいいお饅頭のサイズに悩みまくる群さん。
    う~ん、この悩みは切実。

    身体から無駄な毒素や水分が排出されて、ニュートラルな状態になったのはいいけれど、
    あまりに身体が過敏になってしまうのも困る…。

    一番大切なのは、食べものと、体質に合った水分摂取量。
    そして姿勢を良くして、肩甲骨を開き、呼吸を深くする。
    それと、お医者さんとの相性もすごく大きいと思う。
    病気とも言えない、病名のつかない身体の不調。
    今はすぐメンタルの問題と片づけられてしまう気がします。
    群さんはメンタルも含めて、信頼できる先生に出会えたんですね。

    余談ですが、
    本書で群さんが「惨劇」と言ってらした結膜下出血。
    私もたまになります。
    初めて切れたときはびっくりして、眼科にすっ飛んでいきました。
    とにかく、本が読めなくなっちゃったら?と心配で。
    でも結果、先生は「心配ないです。そのうち吸収されますから。」とだけ。
    処置も目薬もなし。
    それでも不安で「原因はなんですか?」と、食い下がる私に一言。
    「原因は不明なんだよね。あとはまぁ、老化とかいろいろね。」
    「…。」
    わかったような、わかりたくないような…。

    • 杜のうさこさん
      けいちゃん、こんばんは~♪
      心配してくれて、本当にありがとう~^^
      嬉しいです!

      そういわれれば、目というより身体が疲れてるときに...
      けいちゃん、こんばんは~♪
      心配してくれて、本当にありがとう~^^
      嬉しいです!

      そういわれれば、目というより身体が疲れてるときになることが多いかも…。
      本好きの宿命で、目はいつも酷使しているしお疲れ気味だものね。
      そうなの。けいちゃんの旦那さまと同じく、本人はケロリなのよ。(笑)
      痛くもかゆくもなくて、白目が真っ赤。
      見ている方が恐いよね。

      最初はとにかく驚いてしまってね。
      でも、今より何年も前だったのに、老化ってひどいと思わない?(笑)
      まあ、先生は心配ないって言って下さってるのに、
      私がどうして?どうして?って、しつこく聞いたからなんだけど…。

      これからどんどん体調の変化が激しくなってくるわけだから、
      大事にしないとね。
      特に目はね!!
      2016/09/29
    • 杜のうさこさん
      まっき~♪さん、こんにちは~^^
      コメントありがとうございます!
      こちらこそ、いつもいいね!して下さって、嬉しいです。
      そういえば、お...
      まっき~♪さん、こんにちは~^^
      コメントありがとうございます!
      こちらこそ、いつもいいね!して下さって、嬉しいです。
      そういえば、お久しぶりなんですよね。
      いつも本棚やブログを拝見していて、勝手にお会いしている気分です。(笑)

      まっき~♪さんの結膜下出血、覚えてます。
      「うわ~、私もですよ~~!」ってブログの画面に向かって言っていました。
      そう、そう、呪怨みたい。(笑)
      痛みもかゆみもなく、いきなりなるんですよね。
      寝て起きると血が移動してるのが気味悪くて…
      蒸しタオルで温めると、吸収が早くなるって教わりました。
      そうですよね。疲れとか体質とかですよね。老化じゃない!と思いたいです。

      この本、よかったですよ~。
      群さん、小さい頃から虚弱で、お医者様と縁が切れなかったそうです。(シンパシー感じちゃいます。)
      本書でも、長生きしたいからというより、次の日に嫌な気分になりたくないから摂生していると書かれていて。
      そのお気持ちが、すごくわかってしまうのでした。
      2016/09/29
    • 杜のうさこさん
      まっき~♪さん、こんばんは~^^

      そうなんですよ~。いつもプロフィールからお邪魔しています♪
      私かなって思ってもらえてたんですね。な...
      まっき~♪さん、こんばんは~^^

      そうなんですよ~。いつもプロフィールからお邪魔しています♪
      私かなって思ってもらえてたんですね。なんだか嬉しいです。
      まっき~♪さんのブログにはいつも励まされています。
      特に体調の面ではすごくわかる部分があって、いつも心配で…。

      それと、てんこ盛りな積読のために、予約と買いたい気持ちを押さえよう!と決意されてるのを読んで、
      うん!うん!私もそうです。とうなずきながら、
      でもたぶん無理だ…とつっこんでます。(笑)

      あとはもちろん 猫ちゃん♪
      何といっても極めつけは、電柱のてっぺんで、のんびり景色を眺めていたあの雄姿!
      下ではまっき~♪さんがハラハラしているというのにね(笑)
      本当に癒されます。

      お言葉に甘えて、これからも遊びに行かせてくださいね。(*^-^*)
      2016/10/07
  • 体に不調をきたした著者が漢方薬を飲み始めた6年間を綴ったエッセイ

    面白くて、ためになる話ばかりで有益な1冊だった…!
    新年早々良いエッセイを読めて嬉しい♪
    唇のカサつきは子宮の冷えが原因とか、顔が黄色っぽいのは胃の不調のサインだとか…
    体が悪いものにすぐ反応するのは体が良い状態で、常に悪い状態に置かれていると反応も鈍くなる…
    などなど体をもっと労わってあげようと思いましたね…
    軽率に漢方薬局に行きたくなったよ

    そして食生活!20代半ばを過ぎて日々の食事で身体はできていると常々思わされるので、もっと気遣ってあげようと思ったのでした

  • 体の不調(めまい)をきっかけに漢方薬局に通うお話し。
    私自身も生理痛と冷えに悩み、漢方を服用しているので、興味があり読み始めました。
    内容は本人が伝えたい大事な事が何回も繰り返される感じ。とにかく食べ過ぎない、飲み過ぎない、甘い物はできれば食べない。でも追い込み過ぎないよう何事もほどほどに。ゆるい生活。

    田中みなみが飲む水の量を鵜呑みにしていたあの頃の私に読ませたい。

  • まず、この装丁がとっても素敵。ここで一目惚れ。
    なんか漢方って良さげ。自分の体に合ったお薬を処方してくれるし。
    今まで食べたい物を食べて生きてきたけど、歳を重ねていくとやっぱりどこかしら故障してくるし、食を見直さないといけないかな。
    暴飲暴食はしてないとは思うんだけど、
    ポックリ、迷惑かけないように死にたいし。太らないように気をつけよう。

  • 群ようこさんの漢方に関するエッセイ。
    漢方といえば、以前「漢方小説」というのを読んだことがあるけど、その本にあった漢方に関する基礎知識みたいなのはなくて、群ようこさんの体験談。
    中年以降は、若い時同様に働けないというのは私も同感。
    冷たいもの、私も貧血がひどくなってやめたから、冷たいものが体に良くないってのも納得しながら読んだ。人間、どこか体が悪くならないと健康と向き合えないものだと思う。

    群さんは非常に好奇心旺盛で凝り性な人なんだな。
    漢方についても、三日坊主や適当にせず突き詰めてて、すごいと思った。

    風邪はおじさんからうつりたくないっていう気持ちも、わかるなぁ。
    若い人のウイルスの方がきれいな気がするって、はっきり言っちゃう群さん。好き。

  • ひどいめまいを切欠に漢方薬局に通うようになった著者のエッセイ。
    『ゆるい生活』とタイトルにはありますが私からしたらとてもストイックです。
    週に山田屋まんじゅう1個だけ甘いものが許される生活は私には無理だ…と思いながら読みました。

    読んで感じたことは身体は食べたもので作られているのだと言うこと。
    頭では分かっていますが食べたらこうなってしまった、とか止めて良くなった、と実体験が書かれているので
    リアルにそれが感じられます。
    体がニュートラルになると少しの無理や過剰な摂取が体調に反映されるあたりは「これが本来の姿なのだろうな」と羨ましくありつつ大変そうだと思ってしまったり…。

    自分の健康を守るのは自分自身なのだと改めて気付かせてもらえました。

  • 群さんの日常を健康面から書いたエッセイ。
    なんといっても、この表紙に、「なんて面白い装丁!」というのが手に取りたくなった一番の理由。見るからに漢方な知識が盛り沢山な本に見える! 見えない? なんかちょっとレトロなお薬袋な感じなのも良い。

    ということで、ゆるい生活。
    私自身のゆるい生活は、少々だらだら、頑張らずに、6割出来たらそれ以上やらない、というイメージ。イメージというか、3割でもOKにしてることが多々。
    さて、群さんが50代半ばの頃、めまいのために漢方薬局を頼る。漢方薬局って、単に面談?してその人に合う漢方を処方してくれるだけかと思ったら違うらしい。(薬局によるかもしれないが) そこではリンパマッサージをしてもらい、その人の体質に気づきながら、日常の生活や食事を聞き出しながら探っていく。いわゆる、東洋医学の知識をもとに判断している。
    ちなみに、保険は適応されないので高い。

    ここから私の経験。(また戻るけど)
    東洋医学ときくと、ちょっとスピリチュアル的で占いっぽくて信用できない!と考えている人も多いと言う。各いう私も、怪しいなと思っていた。
    だからって、今は信用しまくってるというわけではないけど、そもそも人間の体にはまだまだよく分かってないことが多い。さらに、なんとなく体調が優れなくて病院にいっても、特に悪いところはない。でもやっぱり変ということがある。私の場合30代になって2~3年不調が続いて、何ヵ所も病院に行ったけどよく分からず、自律神経やホルモンバランスが崩れてるのかな~程度の診断だった。そこで冷えとりとか、和食とか、カフェインレスとか、朝一に白湯を飲むとか、色々やってみた。そのとき読んだ関連本の根底にあった考え方は東洋医学だったのかも。あまり東洋医学を理解しようとまでは思わなかったけど、身体をケアしたり労ったりしてあげることは大事やなぁとその時気付いた。

    で、本に戻る。
    群さんは一人暮らしで、3食自炊を続けているそう。午前中は買い物などの外出。午後は仕事。夜は趣味の編み物や読書、着物の半襟の付け替え(針仕事)をして過ごす。
    が、先生曰く、「1日にやるのはひとつだけにしてください」とのこと。(買い物はともかく)
    疲れすぎてあるから症状として出ている。だから、疲れる前に休むのが大事と。

    ここで私は、ほな日本の現代人はかなりヤバいってことやな、と思った。だってー、そうでしょうが。1日8時間で定時で帰っている人ですら、すでに働きすぎではないか?
    まぁ、もちろん個人差はあるんやろうけど。

    あと、群さんは甘いものが大好き。毎日食べるという。(私も毎日食べてる) でもそれも止めるように言われ、禁酒や禁煙をしようとしてる人ってこんなつらい思いをしてるのね、と群さんは耐えるのだ。で、ちょっとでも食べると、1週間後の通院の際、先生が身体を触っただけで、「食べましたね?」と言われてしまう。
    もちろん、めまいを治すために通院し始めたので、煎じて飲む漢方薬を服用しつつ、甘いものをやめ、1日にやることは1つにしていく。
    (っていうか、漢方薬って煎じて飲むんやね。粉を飲むのかと思ってた。)

    ある程度身体が変わってくると、1週間に1つだけ、小さな和菓子なら食べていいことになる。そして、もし食べすぎた場合の漢方薬も処方される。しかし、めっちゃ苦いらしい。
    まさに、アメとムチ。

    この本の面白いのは群さん自身の体験とともに、先生が話してくれる東洋医学豆知識だ。
    例えば、
    ・舌を出して、両側にでこぼこの歯の跡がついているときは、余分な水が溜まっている。
    ・年に4回ある土用。しかもその期間は18日ほど。このときに無理をすると体調を崩す。
    ※1月、4月、7月、10月の土用の入りの日から立春、立夏、立秋、立冬までの期間は次の季節に対応するため、体の準備期間となっている。とくに、胃腸の状態が悪くなるらしい。それが心にも影響すると。(ただ、昔から言われているだけで、断言はできないとのこと)

    でも、結局は日本人の体に合った食事を日々摂ること。これに限る。季節の野菜を食べるとかも大事。それと、TVでは美味しそうな食べ物がいっぱい出てくるし、健康やダイエット情報もいっぱい流れてくるが、それらを真に受けず、自分で考え判断し選択していくこと。
    きっと、これが自分の身体のことを大切に考えながら生きていくということなんやろうな。

    ちなみに、どこが「ゆるい生活」なのかというと、「甘いものは絶対ダメ!」ではなく、「たまにだったら良い」ということ。この「たま」のタイミングも身体が判断でかるくらい柔らかくなったら、本当に負担なくバランスよく、食べることができるように、なるのかなぁ・・・。



  • 風邪をひいた時、何度か処方されたことはあるけれど、なんだか効いているような効いていないような、、という気持ちになった漢方。
    予防的な面が大きそうなので、日常的に使いこなせるようになったら、いいなぁと思う。漢方だけに頼るんじゃなくて、自分に合った食事や運動量なんかの日々の生活が身体の調子を作っていくんだなぁとしみじみ。いい漢方の先生に出会いたい。

  • 相変わらず群さんの文章は面白い。体の不調から始まり長~い漢方とのお付き合いのお話が延々延々続くだけであるから、楽しい話にはならないはずのになぜ面白いんだろう。

    同じ話を何度もしている何度も読まされている、と感じるのに何故か面白い。群さんの文体に感じる力は、ヨソの作家さんに感じる文体の力とは明らかに違います。
    不思議ですねぇ。群さんの文体自体に癒しの力があるんだなぁと感じますね。
    そしてところどころで出て来るギャグというかユーモアのセンスが相変わらず冴えている!

    それにしてもリンパがきちんと流れるとそんなに痩せるものなのですね。一般的に体にいいといわれているものが必ずしも自分にもいいとは限らないというのはちゃんと認識したほうがいいことだな、と感じました。

    体のメンテは大事だな、と思わされると同時にやみくもではなく正しい知識を身につけておかなくてはならないのだなと知りました。
    群さんにはまだまだ体を整えながら、癒しのエッセイをたくさん紡いでいただきたいと思います。

  • 群ようこさんの体と向き合う生活。

    私も体調不良をきっかけに薬膳の勉強を始め、中医学や漢方薬についても少し見聞きすることはあるので、うんうんと共感しながら読みました。

    食事や生活習慣がどれほど自分の身体の健康を左右するかはよーくわかっていても、好きなものはなかなかやめられないし、苦手なことはなかなかできないし、健全な生活って難しい。

  • 私も最近体の不調を感じるようになり、ちょっと気になって図書館で借りて読んでみた。
    群ようこさんの漢方薬局との出会いから、体調改善までの経緯が詳しく書かれていて、とても面白かった。
    人間は食べるものでできている、その通りなんだけど、実際甘いものを我慢したり、腹八分で食事をやめたりは、私には難しい。でもこの本を読んだら、より食べ物に気をつけなきゃと反省。
    群ようこさんのようにニュートラルな体になりたい。思わず通えそうな漢方薬局がないか調べてしまった。

  • 「冷え」がキーワード。
    自分も水が滞る体質な気がする。リンパマッサージ受けてみたいなぁ。

  • 漢方エッセイ。闘病記録。装丁が内服薬の袋のデザインで可愛い。人生初のエッセイだったが著者のツッコミや内容などが面白くて読みやすい。デジタルでスピードを求められる現代だからこそ読んで欲しい。漢方や東洋医学、生活を見つめ直したい人にもおすすめ。

    全然ゆるくなくて自身の生活を一から見直して組み立て直すという内容。体は正直だなあ。好きな物を食べられないのは辛いなあ。それが日々のご褒美や原動力になっているなら尚更。けれど食べられる量が限られているからこそ美味しく食べようと吟味し味わって食べることで幸せを感じられる。生活と物の質が向上するのは良い事だと思う。
    体調がニュートラルに近づくにつれて、反応がすぐに出たり体が敏感になり受け付けるものが減ってしまったり日常生活に支障をきたすようになるのは本末転倒だなと思った。食べ物や温度だけでなく、緊張などのストレスでもすぐに体が反応するのは辛いだろうな。体調が良くなって生活に気をつけるようになり些細な変化もわかるようになって良い反面、神経質な生活を送らなければならず自分なら不安と我慢の限界が来ると思う。
    女性の冷え、毛糸のパンツやタイツなどは寒がりな私には重要性がわかり頷いた。学生はスカートを強制されており可哀想だと思う。夏以外の短パンやスカートなど露出はよくできるなと。見てるこっちが寒くなる。冬場は論外。そりゃ体調不良になるわ。そこまでしてお洒落したくない。肌着の締め付け、医者との関係も重要。再確認。
    とりあえずあたためる。特に飲み物と衣類。
    病院ではなくまず漢方薬局に行ったことが疑問(後述があったので読み進めたら解決)。そして見ただけで病気ではないと言ったり触っただけで甘い物を食べていないとわかる先生がすごい。本当か?という感じ。それほど体は色んなサインを出しているということなのかな。
    漢方や東洋医学に興味があったので参考になる部分が多かった。西洋医学の方が信頼性が高いと思われがちだが東洋医学は季節や陰陽五行など自然と心身の関係と構造に着目しておりこちらの方が日本人には合っていると私は思っている。実際本書を読んで改めてそう感じた。体の冷えや水分と汗など自分の生活に役立ちそうなことも多い。私にもリンパマッサージして欲しい。
    病院で市販の漢方薬を処方されたことがあり飲んだが副作用が強すぎて私の体質には合わなかった。この本の場合は自分で煮出して作り甘くて飲みやすいと書かれていた。専門の漢方薬だとまた違うのだろうか。
    自分の適量がわからない人や世間に流される人が多いという部分は「BUTTER」という小説と似ていると感じた。
    受験に合格できるように、と漢方を欲する親や子供の変化、生活や時代が変わるに伴い症状も変化する。今の社会や暮らしを考えさせられる部分も多かった。
    幸い、私は体を壊してからは間食はせず、飲み物もお湯やコーヒー、三食食べていて薄味。改善の余地があるならコーヒーと仕事と体力が釣り合ってないのですぐにお腹が空いてしまうこと、未だに体調が不安定なことくらいか。自分も生活を見直したいと思った。やはり会社勤めは生活を整えるのは厳しいよね。体調管理ができるという点では著者のようにフリーランスが良いのだろうか。



    土用の時は、胃腸の状態が悪くなる。それが酷くなると心にも影響する。精神的な問題を抱えている人は状態が悪くなりがち。

    疲れたと感じた時にはすでに相当疲れている。全てを七割でこなして疲れる前に休む。

    テレビの影響は恐ろしい。人の体質はそれぞれなのに全て正しいって思い込んでしまう。

    体が悪い時は精神的余裕がないが治った後は流行のアンチエイジングに関心が向くという。しかし年齢の九掛けが限度なので絶対に無理。

    ちゃんとしたものを食べていれば死んだ時も顔色がいい。

    ニュートラルな状態になれば自分の適量や快・不快がわかるようになる。

    唇が乾燥しているのは子宮が冷えているから。

    自分が体調不良の原因を作ってしまったのだからそれ相当の我慢をしなければ体調を元に戻すのは難しいが多くの人(特に女性)は我慢ができない。

    やることは1日に一つだけ。

    休む=緊張をほぐす。仕事でも趣味でも体のどこかは緊張し続けている。その後はちゃんとゆるめる。

    気になるところが改善されるのを励みにすれば意外となんとかなるものである。

    リンパマッサージが痛い人は痛さを感じられる体だからそれほど状態は悪くない。根本的に体を治さないで症状だけを抑え込むような薬を長期間服用し続けていると体の感覚が麻痺してしまうのでマッサージをしても痛くない人がいる。体が悪い時の痛みすら感じられない鈍感な体になってしまったということ。

    無意識にしていた習慣を変えるのは辛いがそれに慣れて普通になれば何でもないこと。そこに到達するまで色々な苦しみや葛藤があるけれど。

    頭がぼーっとした時はとにかくこまめに休むこと。30分。横になる。目を閉じて何も考えない。仕事中は気持ちが入り込んでるから疲労を感じない。そのまま続けていると甘い物、煙草、コーヒーが欲しくなる。そして良くないスパイラルへ。甘い物、煙草、コーヒーが欲しくなった時はすでに体が疲れている。

    自分の生活から何かをマイナスにするのは大変だけど効果が上がるとそれが持続する。

    旬の食材はその時季の体にふさわしい食べ物が揃っている。体に起こりうる不都合なことを消してくれる効能がある。春の旬の苦みがあるものは冬場に溜まった体の中の悪いものを排泄してくれる役目がある。排出して臭うということは溜まっていたもののよろしくない度が高かった。

    冬は汗の穴周辺に汚れが溜まる。春になると汗と一緒に流れる。だから春の汗は臭う。

    湿気は胃腸に影響を与える。梅雨時は気分が落ち込むか気が上がりイライラする人が増える。発散不良が原因。

    体調不良の時、医学の力を借りたとしても治すのは自分の体力と精神力。

    本当に食べ物で体を維持していることをもっと真剣に考えて欲しい。

  • 人間の体は素直で正直で面白い
    健康でいられること以上に望むことはないなと改めて思った、作者さんのツッコミにくすりと笑ってしまうところもあって楽しかったな〜
    体に良いことを増やすより体に良くないことを減らすほうが大変っていうのよーーくわかるな…

  • 漢方についての穏やかなエッセイ。漢方の知識だけでなく、丁寧なくらしについて知ることができた。漢方をとりいれるのは中々ハードルが高そうだけど、これなら自分にも取り入れるかもと思える暮らしのコツも。

  • *ある日突然めまいに襲われ、飛び込んだ「漢方薬局」。そこで教えられたのは、冷え、水分、甘み、余分なものすべてを体から抜きとっていく暮らしだった…約6年にわたる体質改善を綴った実録エッセイ*

    まったくゆるくない、むしろストイックな漢方生活エッセイです。それだけの時間とお金を使ったこと自体にも感服。
    個人的には水毒体質ではないのですが、「食べ物は最後には全て水分になるので、過分にお茶や水を摂らない」「甘いモノは水分を呼び、胃を冷やす」「葛根湯は冷えるので生理中や夏場の服用は注意」などが興味深く、勉強になりました。
    ただ、その人なりのニュートラルを保てば保つほどしっぺ返しがキツいと言うのも困りもの。何事もほどほどがいいのかも。群語録はやや控えめ、多少なりとも漢方に興味がある方にはお勧めです。

  • 漢方にも東洋医学にも馴染みがなかったけど、日頃の生活を見直さないとなぁ!と思う点が多々…
    とにもかくにも体は正直!体からの不調センサーをしっかり受け取れるようニュートラルな状態でいたいなぁ。今が鈍感じゃないこと前提だけど…(笑)

    甘いものの暴食、寒い時期のアイス、お風呂や運動後の冷たい飲み物などなど水分を欲しているのは口だけで氷をなめると解決するなど、内臓を冷やさない工夫はしていきたいなぁと思う

  • 漢方で身体の不全をゆるゆる改善していく話。
    ニュートラルな状態に近づくと、
    具合が悪い状態に敏感になる、のがちょっと大変だ。
    でも壊れた食生活をしてもなんともない鈍感な体でいることが
    良いわけでもなく。
    甘いもの、水分、無理をする生活、目の前の刺激、
    良くないと思われるものはたくさんあるけど、
    ぼちぼち改善して付き合っていくくらいがいい。
    漢方って興味があるし、
    生活を見直したり体の状態を整えたりするのに
    とてもイイとは思うのだけど
    金がかかりすぎるんだよなあー。
    辛抱強く続けてナンボの治療なんだけど、
    お金が続かなくて諦めてしまう。
    しかし1日にやることは一つって無理だ。
    裁縫やったらパソコンはダメで、あとは体を休めろと言われてもなあー。
    なんて5年もしたら、身体に影響が出てくんのかな。
    読みながら、いろいろと生活について考えてしまう1冊。

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著者プロフィール

1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に。「無印物語」で人気を博す。『かもめ食堂』『れんげ荘』『三人暮らし』など著書多数。

「2023年 『老いとお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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