ぼくらの戦略思考研究部 ストーリーで学ぶ15歳からの思考トレーニング

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022512789

作品紹介・あらすじ

【社会科学/経営】戦略思考を身に付け、物事の本質を捉える方法を小説形式で説く。平凡な男子高校生が、民間企業から登用された型破りな新任校長のもと、廃部の危機にある部を再建するために、仲間たちとともに試みた"非常識な戦略"とは? 学べて楽しめる、全く新しい経済書!

感想・レビュー・書評

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  • 問題解決をしていく上で、原点に立ち返ることが重要なのだと改めて認識させてくれました。そもそも何が問題なのかを改めて考え直すというのは、進んでいる方向を把握する上でとても大事なことです。だけど、普段はなかなかできていないので、意識していきたいと思います。

  • 1962年生まれの経営コンサルタントで,高校時代は野球にのめり込みすぎて勉強が疎かになり,引退後に慌てて受験勉強に精を出して大学に入学し,BCG出身のイノベーション専門経営コンサルタントになった~僕が校長のコバヤカワ先生と仲良くなったのは先生が学校で干されていることと,僕の父の会社と関係があったためだ。野球部員が大量退部という問題を抱えているキャプテンを連れて行き,国際交流部で韓国人とトラブルを抱えている女子を連れて行き,先生から出された投票に行くべきかという宿題を出されて,研究部を立ち上げた。ITで年収1000万ある友人が会社を売る決断が出来ずにいた~こんな本を書くヒマがあったらたくさんの会社の相談に乗っている方が儲かると思うけど,今時は戦略を考えてもすぐ時代遅れになってしまうのだろう。失敗例もあるだろうしね。講演依頼を受けていた方が儲かるからと名を売るために書いたとしたら,余りに現実離れしていて引かれちゃうんじゃないだろうか?

  • ・今の状況における問題(≒解決すべき問い)はなにか?
    ↑に答えるためには、「自分が欲しいもの」と「それを阻害しているもの」を峻別することから始まる。

    ・何事にも、その事象の関係者(≒持ち主?)の意図が込められて今の状況を生じさせている。
    →それゆえ、その事象の歴史を振り返るとともに、その歴史の中で、「関係者の敵(≒反対意見の持ち主)の考え」を知ることが、事象の要因把握につながる

    ・目的への合致度を考える際には、目的を左右する人(≒国政であれば政治家)の行動原理(≒票を得たい、政権を保持したい、そのためには浮動票は不安、なぜなら前回の政権交代時には浮動票が影響したから)

  • 戦略思考について学ぶ本。論理的思考と何が違うのだろう、と思ったが戦略思考の場合は論理的思考が過程の1つとなっている。(たぶん)高校生の頃からこれだけ実践的なクラブ活動を展開していたらさぞ実生活で役立っただろうなあ。主人公たちがうらやましい。

  • 最初は「もしドラ」を真似ているかなと思ったが、話題が旬で興味深かったが結局「戦略思考」って何って感じ。下段の注釈は内容もうすくいらないと思う。
    経済がうまく回るには、成長、分配、失業の3要素がうまく回ること、各国の暮らしが良くならないと国際問題の解決にはならない、戦略思考とは、なんらかの意図を持ってそれを実現するため方法を考える思考術、戦略とは限りある資源についての選択と集中を意味することなどが印象に残った。

  • ある問題についての解決策を導く、戦略思考についての小説。もし高校生が戦略思考を身につけたら高校生活はどうなるかということを題材に書いてあるけど、高校生らしい問題は第一章にでてくる問題ぐらいじゃないかと思った。
    この本を読んで分かったのは、自分が日本史についてほとんど理解していないということ。伊藤博文を暗殺したといういわれる安重根という人物を初めて知った。そもそも、伊藤博文って暗殺されたのかと。
    後、藤原不比等という人物も初めて知った。いまだとキラキラネームと言われそう。
    それと、ずっと歴史の授業は第2次世界大戦までしか教えないのは何でだろうと思ってたけど、そのことについて少し触れてあった。まあ、簡単にいうと教科書と教員の歴史認識の違いという感じだったけど、そんなことで片付けられることなのかと。
    後、選挙にはやっぱり金がかかるということがよく分かった。特に、アメリカの大統領選挙にはお金がかかるらしい。今やってる大統領選でトランプ氏が有利なのは、やっぱりそんだけお金を使ってるからなんだろうか。
    それにしても、結局、校長が学校運営から外されてるという問題は解決されないまま終わった。ある意味、この本の中で一番の問題な気がするのだけど。

  • まぁストーリー。
    内容はそんなに残んなかったけど。

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著者プロフィール

経営戦略コンサルタント

「2022年 『日本経済 復活の書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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