路地裏人生論

著者 :
制作 : 高原 秀 
  • 朝日新聞出版
3.78
  • (1)
  • (5)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 37
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022512871

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 1950年生まれの著者が過ごした大田区の風景を中心に、昔と今の風景や変化について綴ったエッセイ。朝日新聞に連載されていたものにプラスしたものが1冊になっている。写真家の路地裏写真も相まって、静かだけれど少し寂しさも混じっている。

    特に大事件が起きるわけでもなく、淡々とした筆致。そのおかげで「落ち着いて文字に向き合う」ことができたかもしれない。景色と私情の混じり合いがちゃんと読み物として成立する文章、書けたらいいなあ。

  • 平川克美さん、1950年生まれ、初読みの方です。「路地裏人生論」(2015.6)を読みました。戦後の昭和を生きた者には懐かしく、そして納得のエッセイです。戦後の荒廃から「効率と生産性」で繁栄を得た一方で、そうでないものは時代の背後に押しやられ忘れ去られ・・・。私たちが失ってしまったものへの著者の落ち着いたまなざしです。また、不便、不潔、粗野だが野性味と人情の溢れた時代が東京オリンピック(昭39)を契機に一変した。同感です。著者が住みたい町の条件は、旨いそば屋、落ち着いた喫茶店、本好きが経営してる書店とかw

  • 平川さんは、内田樹先生の幼なじみということで、お名前を知り、何冊か本を読んだ。これからもっと読んでいくと思う。トークイベントなどにも行きたいし、隣町珈琲にも是非行きたい。

    「病」は老いの側にあるのではなく、「若さへの執着」の側にある。 182ページ

  • 昭和も遠くなったなー。

  • あら、何ともおしゃれな本。たぶん本書はビジュアルに重点を置いていて、平川さんの考え方を知るための本、というわけにはいかないけど、その分いつもの本とはちょっと違った愛情が伝わってくる。このひとのこういう地に足の着いた考えというか、どうも好きなんですよねぇ。

  • 現在の自宅の隣町の大田区を中心に
    かかれてあるエッセー。
    久が原・雪谷・小山台・糀谷・下丸子
    御嶽山・蒲田と目蒲線・池上線
    大阪の実家とよく似た感じの商店街や路地裏。
    懐かしい感じです。
    老いや介護。同窓生。私にとってはもう少し先ですが
    (でも10年程度)身につまされるというか
    共感を感じる内容です。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

文筆家、隣町珈琲店主。1950年、東京生まれ。著書に『小商いのすすめ』(ミシマ社)、『グローバリズムという病』(東洋経済新報社)など。

「2018年 『「農業を株式会社化する」という無理 これからの農業論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

路地裏人生論のその他の作品

路地裏人生論 オンデマンド (ペーパーバック) 路地裏人生論 平川克美
路地裏人生論 Kindle版 路地裏人生論 平川克美

平川克美の作品

ツイートする