ふなふな船橋

  • 411人登録
  • 3.47評価
    • (16)
    • (50)
    • (57)
    • (11)
    • (3)
  • 63レビュー
著者 : 吉本ばなな
  • 朝日新聞出版 (2015年10月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022513090

作品紹介

借金を作って逃げた父。新しい恋人と結婚することになった母。12歳の私は、独りぼっちだった…。

ふなふな船橋の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 船橋に住んでる人には親近感がわくだろうな~
    ふなっしーを大好きな人にも。
    ふなっしーのような心の支えというか、確実に癒してくれるものがあるって凄いことだ。
    いろんな事がうまくいってそうでも、実はそうでもなかったりで、人それぞれ抱えてる悩みは何かしらあって。
    それを語り合える友達がいるって羨ましいし、素敵だな。
    花ちゃんには、いろんな訳あり事情があるけど、でもほんわかしてて凄く素敵。応援したくなる。

  • 船橋市とふなっしーがキーポイントのいつもの可もなく不可もなくの小説だと思っていた。セレクト本屋で働く本が大好きな主人公が結婚するであろうと思っていた彼氏にふられ、打ちひしがれる。けれど船橋市に住む人達とふなっしーにそっと支えられ、また前を向いて歩きだす。主人公の心情は行間から読みとる必要もないほど全て文章で語られ、少しくどい気がする。それでもなんとなく暖かい気持ちにさせてくれ、ばなな作品にして初めて主人公と寄り添うことができた。

  • 図書館で。泣きました。泣かされました。心にすーっと染みこんでまた元気もらえました。花ちゃん、がんばれ~~ 生きていくことが素晴らしく思えるお話しにまた出会えました。

  • 初めての吉本ばななさん‼(^o^)大変な家庭環境で育った花さん(T-T)しかし、大好きな本と ふなっしー に支えられ頑張る姿がステキ(^-^)一緒に住んでいる奈美おばさんや友達の幸子、夢で出会う花子さんも良い人で大好き(*^^*)ツラいことがあった分、花さんには幸せになって欲しい‼自分にも心の支えになってくれるキャラが欲しくなった(^^;)

  • ふなっしーの在り方についての描写で、ハッとするところがたくさんありました。
    わたしももうちょっと人と関わらないとなぁ。

  • 2017/11/15

  • 再婚する母からもらったふなっしーの寝袋ぬいぐるみ、その梨の妖精は花にとってかけがえのない存在になった。
    読んでいて俊介が嫌で嫌でたまらなかった。しっかりと自分を持っているしなやかな花が、どうして恋愛だけはあんなに嫌な男に執着してしまうのか。花の周りの大切な存在を認めず、自分の要求は通そうとする、そんな身勝手さにも、そんな彼にあっさり捨てられてもふらふら誘いに乗りそうな花もなんだかなあってなった。

  • いつものばななさんのトーンなのに、現実にある物の名前や地名がたくさん出てきて
    その違和感がちょっとおもしろいです。

    ふなっしーである必要がない、という感想も見かけましたし
    それは確かにその通りなのですが、本文中にあるように
    人それぞれに側にずっといてくれて救われる存在というものがあって
    それがたまたま花ちゃんや花子ちゃんにとってはふなっしーだった
    というだけのことです。
    そこに優劣は無いと思います。ドラえもんやミッキーマウスなら良くて
    ふなっしーなら駄目という理由は無いし
    その発想は俊介さんサイドの見方なのだろうと思いました。

    自分も実はふなっしーが最初に流行ったときには
    なんでまた、と思ったクチなので俊介さんの考え方もわからなくはありませんが
    色々知った今はふなっしーがちゃんと好きですし、人気が出る理由もわかるなと思っています。

    スピリチュアル系、とも評されるような、夢のお告げのような
    不思議なことはさほど違和感がなく、
    それよりも俊介の言動がいちいち引っかかりました。
    ふなっしーをキャラクターグッズの中でランク分けして下に見ているところもそうですが
    花ちゃんを見かけて声をかけてきて、「幸せだ」と答えるところもデリカシーがなければ、
    花ちゃんが自分の知らない男の人といたからといって
    ショックを受け、しかもそれを告げてくるところに
    男の幼稚さと甘えを感じました。
    更には幸子の予言通り戻ってこようとするわけですが
    保険を用意した状態でよりを戻そうとし、しかもキスまでしてくるのは
    早川さんにも大変失礼で、花ちゃんのように愛情がない私にとっては
    かなり最低最悪の男のように思いました。

    でも、そんなシーンの後に動揺している花ちゃんの為に
    普段は外に出ない幸子がなんでもないことのように外へ出てきて、
    お店の予約をして奢ってくれるところがなんとも颯爽として恰好良く
    本当に素敵な人です。

    ですが、グッピーは公園の池に離してはいけないです。(苦笑)
    グッピーが死んでしまうだろうというのもそうですが
    うまく環境が合って生き残ってしまったら、それはそれで
    生態系を壊すことになるので、冗談でも言って欲しくなかったなぁと。
    それを言うなら、相手の意思を確認せず生き物をプレゼントしてしまう
    よしろうもそれはそれでどうなのか、という感じですが
    一応追加プレゼントはあったのと、花ちゃんは良いことと認識しているようなので
    まぁこのあたりは当人同士が良ければ良いのでしょう。物語なのですし。

    ”それでも、知らない人といるときの緊張感がほとんどなかった。そう言えば、幸子とはじめて会ったときもこんな感じだった、と私は思い出した。ほんとうに縁のある人とは、夢の中やイメージの中でもう出会っているものなのかもしれない。”
    この感覚に、とても共感します。

    イケメン君が言っていた、
    "男と女だって、まず人間関係からだよな。人としてだれかと知り合うのに、いろいろ考えて用心しなくちゃいけない、そんな世の中が俺には合わないんだ。"
    というのも頷いてしまうところです。
    こんな世の中なので無警戒なのは良くないことはわかっているのですが
    そればかりなのはとてもつまらないことです。


    "街って、その人だけの地図でできてるんだ。それぞれ違う。"
    という言い方もとても好きでした。
    同じ街に住んでいても、暮らし方は人それぞれ。
    ベッドタウンの家に寝に帰るだけで勤務先とその周囲のランチタイムが安いお店がマッピングされている人もいれば、
    家も学校も地元でひとつの街の中で完結した生き方をしている人もいるでしょう。お買い物もスーパーではなく商店街がマッピングされているような。
    小説とは関係ないのですが、幼少時自分がマッピングすることが好きで
    探検した街を地図にするという教育番組が好きだったのも
    自分の今の生き方、行動を見える化したかったのかもしれないなと
    思いました。

    重い話はぽこぽことよく考えればたくさん出てくる小説ですが、
    嫌な読後感が残らない読みやすい小説だと思います。

  • 「ふなふな船橋」 吉本ばなな 

    ----------------------------------------------------------------
    借金を作って逃げた父。新しい恋人と結婚することになった母。12歳の私は、独りぼっちだった…。
    「BOOK データベースより」
    ----------------------------------------------------------------

    本と読み手には相性とかウマがあう時期みたいなのがあって、「なんか面白くないな」と感じたからといって、その本が「つまらない」とか「駄作だ」と表現したくない、と常々思っています。
    人も本も、いいところを探していきたい。
    悪いところはすぐに目につくけど、いいところは探さないと見つける目が鈍る気がする。

    という前置きをしたうえで。。。


    とりあえず、この小説と私の相性はそんなによろしくなかったようでして(笑)、今の私には刺さらなかった。


    なんだろね。

    多分、私、会話にそこそこのリアリティーがないと感情移入できないっぽいです。
    村上春樹に違和感を感じるのも会話のキザっぷりが気になるからだし。
    この本も会話がぎこちないし、不自然に解説みたいな会話があったりして、そこでなんかさめちゃう部分がありました。

    主人公の考えることとか、全体を通しての作者の意図みたいなのは共感できるたんだけどなぁ。読んでて素直に入ってこなかったなぁ。
    リアルな人間でも本でも、話し方って私にとってはすごく重要な要素なんだろうな、と再認識した次第。


    船橋駅周辺のお店や描写がたくさん出てくるので船橋住人にとっては楽しめますし、船橋が居心地いいというかちょうどいいっていうのもすごく共感できます。
    都会すぎず田舎すぎず、人もあったかい。
    私、6億当たったとしても、船橋・市川近辺で土地探すと思うくらい千葉はすごく好き。


    あと、ふなっしー愛がすごい。
    神格化されてるレベルでふなっしー愛がすごい。
    私もふなっしー好きだけど、作者のふなっしー愛は私の比じゃないね。
    とにかくふなっしー愛は伝わった。

    村上春樹が苦手なガサツアラフォーにはイマイチ刺さらなかった内容だけど、春樹を理解できる人や若い人にはナチュラルに読めるとおもいます。
    そういう人にはおすすめ。

    あと、読後感もいいので、読み終わったあと優しい気持ちになれる小説です。

  • 事業で借金を抱え夜逃げした父
    父と離婚して、再婚した母についていかなかった15歳の花。

    15歳から、奈美おばさんとの船橋での生活で、
    そばには母がくれたふなっしーのぬいぐるみがいた。

    俊介さんとの突然の別れに悲しみ
    それをきっかけに、夢に出てきてた花子ちゃんが
    本当はこの家で無理心中のすえに亡くなった女の子だと知り

    偶然が偶然を呼んで、花子ちゃんのお父さん、松本さんに出会えたこと。

    大好きな本とふなっしーと
    へんてこりんだけど、大切な人たちに支えられて
    船橋での生活に幸せを感じる。

    私も、船橋に住んでたことがある。
    弱1年くらいだけど。

    だけど、その弱1年は、けっこう濃い日々だったから
    わかるよ、うん。なにがって感じだけど。

    花は15歳から28歳までふなっしー好きで
    殺されてから多分10年以上経ってる花子ちゃんも、生前(10歳頃)ふなっしーが好きだったみたいだけどさ

    ふなっしーの活動期間ってまだ5~6年だけど
    これって未来の話?時間経過が謎。


    ヒャッハー!!

全63件中 1 - 10件を表示

ふなふな船橋のその他の作品

ふなふな船橋 Kindle版 ふなふな船橋 吉本ばなな

吉本ばななの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

ふなふな船橋に関連する談話室の質問

ふなふな船橋を本棚に登録しているひと

ツイートする