18きっぷ

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  • 朝日新聞出版 (2015年10月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (112ページ) / ISBN・EAN: 9784022513236

感想・レビュー・書評

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  • 愛知、岐阜、三重、東海3県の18歳たちにスポットライトを当てた本。朝井リョウさんは冒頭の文章のみで、あとのページはすべて夢に向かって頑張る18歳たちのものだった。目標がある人、ハンデがある人、成功して有名になりたい人、すでに走り始めている人。全員の写真が眩しく見えてしかたがなかった。
    2014年から2015年に18歳だった彼ら、彼女らの夢は、もしかするともう叶えられているかもしれない。あるいは挫折しているかもしれないし、別の夢を見つけているかもしれない。気になった人の名前をネットで検索してみようかな、と思ったけどやめた。18歳だったときの彼ら、彼女らが輝いていたという事実は、その後の未来がどうなっていようと揺るがない。

    18歳の自分がすごくいいな、と感じたテレビCMを久しぶりに観てみた。やっぱり、すごくいい。
    ”まだ何も終わっていないし、何も始まっていない”
    https://www.youtube.com/watch?v=pW2i-4EdgaE

  • 前書きを読んで、『桐島、部活やめるってよ』を読んだ時の印象が間違っていなかった、と知った。
    不安だらけでも、前に、新たな世界に踏み出さなければならない、苛立ちのようなもの。

  • 小説かと思ってて読みはじめたら、18歳の人たちインタビュー記事のまとめだったのね。
    でも、ちょうど今の自分がこの本の中の子たちと同い年、同じ時期で、自分の周りにはやっぱり自分と同じような道に進む子ばかりだけど、世の中にはたくさんもうやりたいこと、道を絞ってる子もいるんだな、自分の信念を持っていてすごいと思った。自分もそういうやりたいことを曲げずに公言できるような勇気ある人になりたい。

  • 十人十色。今を一生懸命生きている、その瞬間が収められた強い一冊。

  • +++
    人生の岐路を迎える18歳を撮影したモノクロのポートレート写真と、彼らの声を書き留めた。盲目の女子大生、バンドのボーカル、非行防止ボランティア、鳶職人、僧侶見習い、ダンサーなど、46人を紹介していく。
    壁や悩みに直面しながらも、新しい世界に向け、それぞれの一歩を踏み出す等身大の若者の姿を追った。
    書籍化にあたり、直木賞作家の朝井リョウによる書き下ろしロングエッセイ「18歳の選択」を掲載。

    本文中には、
    「朝井リョウからの質問、最近怒ったこと」
    「どういう大人になりたいか」
    「元気をくれる作品」
    「もし1週間自由に使っていいならば」
    「今いちばん欲しいもの」
    など、新たに5つの質問項目をもうけ、
    46人の若者たちの生の声を聞く。

    朝日新聞名古屋本社版に2014年から約1年間連載された「18きっぷ」、東海地方の新聞・通信・放送の加盟社からない中部写真記者協会の2014年度「企画部門賞」を受賞した好評連載が、ついに書籍化される!
    +++

    18歳というのは、ある意味これからの自分の人生の方向をある程度決定づける決断をする時期ではないだろうか。ひとりひとり違った境遇の若者たちのそんな時期の写真と、その時考えていたこと、感じていたこと、抱いていた思いが見事に切り取られていて興味深かった。巻末に載せられているそれぞれの一年後を読むと、彼らの変わらなさの中にある自由さと可能性をさらに思わされる。なんだかわくわくする一冊だった。

  • てっきり朝井リョウの小説かと。
    でも読んでよかった。
    冒頭の彼のエッセイはとても力強くて、なんだかこれまでの自分が歩んできた道を肯定してくれるような、味方でいてくれるような何かを感じました。
    今の自分は、これまでの自分が選択し続けてきた自分なんだよなぁ。
    迷い、悩んで、時に自暴自棄になりながら、私はずっと何かを選びとってここまで生きてきてる。
    正解かどうかは全く自信が無いし、後悔していることも正直たくさんあるけれど、どこかでふと今の私で良かったと思える日が来るのかもしれないですね。

    ここにでてくる18歳の少年少女のように、どんな大人になりたいか、もう一度考えてみたい。
    私が当時想い描いていた理想は、昨日のことのようにありありと思い出せます。
    だけど今は?今の私は何になりたいんだろう?
    18歳という時期を経て、今だからこそ分かることもある。
    自分自身と向き合うのは、きっといつだって遅く無い。

  • 東海地方に住む18歳を取材した写真集。
    みんな大人っぽいなと思いました。いづれはやりたいことのために東京や海外に出ようと思っているからでしょうか。
    朝井リョウさんは取材には一言の参加のみで岐阜出身だから選ばれたのでしょうね。巻頭エッセイだけでした。

  • 東海地方に住む若者たちのインタビュー集。巻末に1年後のみんなの顔も。

  • いろいろな18歳の今がつまっています。
    フレッシュなその感性に刺激を受けます。

  • 新聞に連載のシリーズ。いろいろな18歳たちに質問とインタビュー。朝井リョウは、巻頭の文章と質問をひとつしているだけ。
    2年後の彼らも巻末にレポート。

  • 朝井さんのエッセイ!ではなかった。
    最初に載ってただけだった。
    残念。

    18歳という年齢に
    スポットをあてた面白い作品だった。

    大人でもなく子どもでもなく、
    そして結構重要な人生の岐路。

    選択するのは自分自身。

    自分の人生を歩いてほしいなぁ。

    そうだ、もう選挙権が与えられる年齢だものね。
    大人の入り口だな。

  • 久々に一気に読んだ本。18歳。自分より年下だけど、みんな立派なおとなに見えた。かっこいい。はっとする。

  • あらら、図らずも・・・またまたノンフィクションでしたねーw

    「選択というものは、くだしたその瞬間、一瞬だけ光る。
    だが、生きている限り、選択は続いていくのだ。
    私たちは、選び、生き続けなければならない。」

    意外と、怒らないコが多くてビックリでした。
    プロとして活躍している子もいれば、夢に向かって邁進中の子もいるし、地道に働いている子もいる。
    みんな一生懸命生きているんだよなぁ~!
    若いっていいなぁ!と思いつつ読んでいたけど、若い時は若い時で、いろいろ大変なのよねー。
    私は、歳くった今が結構楽しいですww

  • 朝井リョウさんのエッセイが読めると聞いて手に取ったけど短すぎたなー。だけど短すぎるのにガツンときた。十七歳が踏み出す一歩は、世界を跨ぐほど大きい。そのことに気づいていたかったし、数々のたくさんの選択、今後も、十七歳をとっくに終えたわたしはきちんと対処していかなくてはならないんですよね。
    ポートレート写真、見ごたえあります。こんなにも違う十八歳の子たちよく集めたなーと思う。

  • 人生の岐路を迎える18歳を撮影したモノクロのポートレート写真と彼らの声を書き留めた一冊。46人の18歳、職業は学生、自衛官、バンドマンなど様々。朝井リョウからの5つの質問に答える若者は現代の子といった感じである。私の18歳の頃よりしっかりした子たち。みんな、目標を持って生きている。すごくかっこいい。将来を担うであろう、18歳たちに期待をしたい。

  • 2015年10月18日読了。

  • 朝井さんのエッセイつきということで購入。真新しいものはなかったが、仕事が写真1枚で伝わることに感じるものはあった。

  • 18歳。ポートレート写真。エッセイ。

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著者プロフィール

2005年朝日新聞社入社。総合プロデュース室・メディアディレクター。
週刊朝日記者として教育系記事等の執筆を担当した後、データ ベース事業部でデジタル商品企画開発に従事する。その後、新規事業部門「メディアラボ」で子ども向け教育サービス「朝日こどもニュース」を立ち上げた。
朝日新聞社のグループ企業との連携によって、新聞業にこだわらない子ども向けサービス開発を担当している。
『はじめての論理国語』シリーズの制作に携わりながら、多数の子ども向けワークショップ講師を務める。


「2017年 『これからの論理国語 小1~小2レベル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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