信長の肖像

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022513366

感想・レビュー・書評

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  • 言うほど斬新な視点ではなかった。
    写実的な肖像画を気に入られて、信長と何度か接点があった。「冷酷な現実主義者にも意外な一面がありました」と言いたいのかもしれないが、淡々と物語られるだけなのでそれほど印象にも残らなかった。
    信玄の肖像を柔和に描いてから家康が油断した、というのも穿ち過ぎ。そこまで肖像画が影響したとは思えない。
    主人公を現代にも通じる絵師と持ち上げることで、歴史上の人物の影が薄くなっている。本能寺の変や秀吉が非常に駆け足。
    物語後半で信長の娘が「信長の肖像」を振り返っていることだけがタイトルになっている。

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