母乳がいいって絶対ですか?

著者 : 田房永子
  • 朝日新聞出版 (2015年12月18日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022513403

作品紹介

【文学/日本文学評論随筆その他】世のママたちは、24時間ブラック企業にいるようなもの!? 「母乳じゃなきゃダメ」をはじめとする育児の常識、電車やレストランでの子どもへの冷たい視線。ママたちが幸せになるために考えたい、子育て界の諸問題を、するどく考えるエッセイ。

母乳がいいって絶対ですか?の感想・レビュー・書評

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  • 育児の諸問題について、実体験をもとに著者が人の前ではなかなか言えない本音をずばずば書いてる本。
    でも、半分くらいから育児の話ではなくなって、なんの本だっけこれ?ってなります。愚痴っぽいとこも多々あり。
    最初の半分では、世間の育児や女性に対するイメージ作りへの違和感に切り込んだ考え方が興味深くて面白かったけど、後半がなんだこりゃ。表紙と中身が合ってなくてすごく違和感を感じました。
    「母がしんどい」を読んで衝撃を受けたので読んでみたけど、この本でもやたら母が出てくる。まだ母の呪縛からは逃れられてないってことでしょうか。
    育児よりも母の印象のが強い本でした。

  • 田房さんは鋭くて勇敢でわたしのもやもやをいつも的確に言語化してくれるのでとても信頼している。育児や親問題に取り組むにあたってわたしには絶対このひとの書いたものが必要だ。
    母乳については読んでいていろいろ思い出して少ししょっぱい気持ちになった。今にしてみればほんとに心の底から母乳ミルクどっちでもいいぞ些末なことだぞって思う。でも渦中にいるとわかんないし信じたくないの。
    長男を産む前にこの本を読んでいたら、こういう考え方に触れていたら、初めての育児の苦しさ悲しさをずいぶん軽くできていただろうと思う。みんながそうかはわからないが少なくともわたしは。

  • 奥さんが著者の講演会を聞きに行って、買ってきた本である。育児している母親からの目線で書かれており、男の私でも、そういった理由であれば、納得できると感じている。
    思ったことは、箸の持ち方の話の中にあるイラストで、結婚した男の人が、奥さんに暴言吐いてる絵があった。すごく衝撃を受けた。
    トトロが気持ち悪いとあった。理解できた。同じ著者の「男しかいけない場所に女が行ってきました」を読んだからわかったのだと思う。
    母親。性。男女。考えさせられる本であった。人生大変だなと思う。みんないろいろな苦しみを持っているのだなと実感する。苦しいときは、結局、自分一人で苦しんでいる。孤独である。母親が助けてくれる人もいれば、そうでない人もいる。やりきれない世界で気が重くなる。気分が落ち込みそうになる。でも、性の問題をどのように解決するかで、貧困、暴力、虐待などあらゆる問題の解決の糸口になるのではと思った。風俗、AVで働かざるを得ない環境があることを知り、みんなが理解することで、住み良い社会ができるのではと思った。来るはずのないユートピアを求めているのかもしれない。でも必要悪だから、放置するのは、違うように思う。その場で働かざるを得ない女の人を救う必要があるのではと思った。本の内容と違うかもしれないが、リンクしているように思う。性は、結局、人類最大のテーマなのかなと考えた。
    痴漢する男もそうだが、すべての男に、自分の中の狂暴的な性に向き合う方法が必要ではと思う。AVが救うのだろうか?出演者がリアルの場合は、違うように思う。
    著者の母親に対して思ったのは、男の子であれば違った育てかたをしたのかなと思った。

  • ひよこ・たまごクラブの話には気づかなかったけど深く同意。
    自分が無意識なうちに、たまひよによって並列知識・思考をうめこまれていたことに気づき、うわ!本当だ!こわ~とおもった。
    世の中はカチコチの固定概念や評価でいっぱいなんだな。もうすこしゆとりっていうか肩張らなくていいよ~っていう感じと、周りの目やきれいごとだけじゃなくて、本音(リアル)を恐れない世の中になるといいな。
    後半は育児っていうよりかは自身のトラウマっぽい話が多かったけどそれでもおもしろかった。
    この本で気づけてよかった。

  • おもしろくて一気に読んだ。前半は「ママだって人間」と同じ内容のエッセイ版。自分の子育てだけで話が終わると思いきや、後半は「母がしんどい」な内容が入ってきて、自分の子育て中でも母の呪縛から逃れられない感じがでてきて、面白い。こんなに冷静に自分のこと見つめられるのがすごい。あと、他の人の子育て言動にたいしてもすごく鋭い。ほんとう、こんな人とママ友になれたら絶対楽しい。

  • 『母がしんどい』以来ハマっている田房永子さんのエッセイ。面白かったです。育児の本かと思ったらいろんなジャンルのことが書いてあり所々クスクス笑いながら読みました。特にトトロと火野正平さんの項が面白かったです。作者の考え方はひとくせあり他者を受け入れるタイプでもないので時に読んでて辛くもありましたが。。最後に書いてあった『私は、育児の中で親としての一番の仕事は、子供に「生きていていいんだよ」という念を送り続けることだけだと日々思っている』という一文に深く共感しました。

  • 598.2

  • ネットサイトの連載コラムより。著者32〜36歳、妊娠・出産・はじめての育児を通し感じたこと。世の中の母性信仰、ママという病、男たち、母と子、ちょっと妄想。

    アダルト誌連載が経歴として有効なのだな、だから見えるし意識できるんだと思いました。

  • 31年前、新聞に「ラ・レーチェ・リーグ」の記事が出て当時妊娠中だった私は母乳育児の取り組みに初めて触れたのでした。生んだ病院も母子同室母乳主義だったけれどそんなに厳格ではなく出の悪い私は混合に。ひと月のちには完全にミルク。二人目は最初からミルクでした。世の中もどっちでもいい感じでした。だから昨年娘がお産の後「母乳合宿」になったのには驚いたし、母乳育児じゃないと肩身が狭いという考えが蔓延しているのにはちょっとどうかなと思いました。娘も赤ん坊から離れられないし離すつもりもないようで、休めなくて大変だなぁと思ったものです。
    この本も「ミルクだって子供は育つよ」というメッセージとしてはよいと思います。
    母娘関係を考えるうえでも特殊な例ではありますが参考になる人もいるでしょう。
    ただ、まあ「合う・合わない」はあると思います。

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