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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784022513434
みんなの感想まとめ
近未来の日本を舞台にしたディストピア小説では、社会が「上」と「下」に分断され、地下住民と地上のセレブたちの対比が描かれています。主人公リオは、空飛ぶバイクを駆るカイに救われ、彼らの物語は次第に狂乱へと...
感想・レビュー・書評
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近未来の日本が舞台のディストピア小説。
こういうの、好きなんですが、これはダメでした。
格差がとんでもないことになっている日本では、超高層マンションに住み贅沢三昧の人たちがいると思えば、日本国民としての一切の権利を持たない地下住民もいます。
それは、いいのです。
でも、中間層の人たちは何をやっているの?
少子化で、それでなくても不足している労働力を支えているのは、地下住民の人たち。
しかしそれは、決して公に認められるものではなかった。
地上の生活者を支えるために、低賃金で働く地下住民もいれば、窃盗団で必要なものを手に入れる者もいる。
一応超セレブな人たちの成り立ちは書かれているけれど、どうも説得力がない。
今の日本は職人と言われる人たちの技能よりも、誰でもそれなりな物が作れる技術の方を重用する。
それに対するアンチテーゼなのはわかる。
でも、それがセレブに繋がるのか?
主人公紀夫たちが最終的に戦う相手・PRNは、善なのか、悪なのか。
そこが捻じれているところが面白いと言えば面白いんだけど、書き込みが足りない。
格差をテーマにしているのに、経済が全く書かれていない。
こんな捻じれた日本の様子を、世界はどう見ているのか、という描写もない。
”「みんな、生きてるだけやのにな。働いて、おまんま食べて、屁ぇこいて寝て、起きて、また働いて。運に恵まれたらええ人に出逢て子供授かって、アホ言うて笑て泣いて。ただそれだけでええのにな。なんでこんなにしんどいんやろか」”
そういうことを書けばいいのに、話を大きくしてしまったから、スッカスカになってしまった。
うーん、残念。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今よりもさらに貧富格差の進んだ近未来の日本を舞台にした青春ミステリー。ありがちなストーリーと意外でも何でもない意外な結末はちょっといただけませんでした。
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