Y.M.G.A.―暴動有資格者

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 21
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022513434

作品紹介・あらすじ

20XX年、「上」と「下」に階層が分断された社会。地下住民のリオは、空飛ぶバイク"アフロ"を駆るカイに命を救われる。"翼"を得たリオたちの狂乱は、やがて世界の中枢たる巨大企業へと向かう。格差が極限にまで広がった世界で暴れ、足掻く若者たちの苛立ちと狂騒、友情と淡い恋情を描く。

感想・レビュー・書評

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  • 苛立ちや足掻く若者の群像劇としての読み応えはあったが、SF設定にはツッコミたいところも多々あった(笑)
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/14520801.html

  • 今よりもさらに貧富格差の進んだ近未来の日本を舞台にした青春ミステリー。ありがちなストーリーと意外でも何でもない意外な結末はちょっといただけませんでした。

  • 待ってました!久々の三羽作品。
    この人が書くブルーカラーの若者はパワーがみなぎっていて好きなんよねぇ。読んでる俺まで元気もらえる。

    で、本作。なんと近未来SFになってるよ。戸籍のない地下住民が最下層にいて、経済的根幹を謎の企業体PRNが仕切っている、相変わらず政治はダメダメという、経済カーストが著しく進んだ日本が舞台。
    やり場のない気持ちをウっ屈させた地下住民の若者たちが、世の中にひと泡吹かせてやろうと徒党を組んで暴れまわっているうちに、単なる窃盗や無意味な破壊だった彼らの衝動が日本を動かして行く。

    と、あらすじを書くとそうなんだけど、そんなんじゃない。主人公リオと彼女らを取り巻く仲間たち、謎の若者カイらの行動・言動がパンキッシュで輝いていて羨ましい。俺みたいな、燃焼不良で燃えカスになってしもた爺には、「日本しね」とブログで嘆く現代の若者には痛々しさを感じるけど、空飛ぶバイクや車に乗って、警察やヤクザや企業体相手に、若さゆえの無茶ぶりをどんどん炊きつける、架空未来の若者には喝采を送ってしまいがちなのだ。

    舞台がSFであれ、物語が産業構造に関わってきたりであっても、やっぱり三羽小説の土台は、ブルーカラー若者たちの溢れるエネルギー、それをもてあましての衝動的行動である。燃えカス爺の心に、久々ロンドンコーリング鳴り響いたぜ。

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