いいかげんに、生きる

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  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 109
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022513595

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学評論随筆その他】いいかげんに生きると、ちょうど良い加減、好い加減がわかる──。適当、わがまま、常識はずれ、で生きてみる。超人気カウンセラー・心屋仁之助が説く「いいかげん」のすすめ。写真満載で見ているだけでも心がラクになる、満たされる一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 他人より自分を優先してもよい。
    いいかげんに生きるとは、たとえ失敗しても嫌われても自分のやりたいようにすること。そこから自分が心地よい場所を探し、自分を取り戻すこと。
    罪悪感は、罪悪ではなく、悪いような気がする「罪悪、感」。
    色々あるとき、「まあ、よい」と上から目線で言ってみよう。

  • 読んでいて自然に笑みがこぼれた一冊。「良いかげん」または「好いかげん」に生きる為のヒントが満載。ちょっと疲れた時に手にすると良いかも。

  • はじめに

    この本は、次のような人たちのために書いてみました。

    「今日も言い訳せずにがんばった」って、帰り道に自分で自分をほめたり、「やればできる」って、自分に言い聞かせながら、一生懸命仕事したり。で、ついつい自分の心や体を傷めてしまうような頑張り屋さん。

    目の前の困っている人をほっとけなくて、思わず助けてしまったり、時には、自分を差し置いてでも、他人を優先してしまったりして。気づいたら自分がヘトヘト、な、ちょっぴり優しすぎる人、お人好し。

    どんなときでも「不平不満はダメ」「いつも笑顔で」とばかりに耐えたり、他人に心配をかけまいとして、「大丈夫」と答えちゃったりして。でも、時々「なんか私ばっかり、損?」と感じてしまうしっかり者。

    ズルいこと、汚いこと、間違っていることが許せなかったり、弱い立場の人をなんとかしたい、と行動するからこそ、人とぶつかったりする。だから傷つく場面も増えてしまう。そんな正義感が強い人。

    「もっとできる」「もっと上手くなる」って努力し続けて、で、結局できちゃって。たくさん仕事が舞い込んできちゃうような、振り返れば背中に荷物たっぷり、という向上心の強いできる人。

    世の中には、こんなふうにがんばりやさんで、やさしくっえ、しっかりしていて、正義感にあふれていて、向上心の強いできる人って、たくさんいます。

    でも、なかにはなんとなく疲れてしまって、「つらいな」「しんどいな」「何もかもどうでもいい」なんて思ってしまう人もけっこういます。

    でね、僕は、そんな人たちに、言いたいのです。
    「いいかげんに生きてみませんか」って。

    僕は心理カウンセラーになる前、20年ほどサラリーマンをやっていました。ちゃんとした人、できる人で、時間を守ろう、納期を守ろう、売上を達成しよう、上司の言ったことはきっちりクリアしよう、部下はちゃんと指導して育てよう、って感じで生きてきたんです。

    世間のいろんや「すべき」や「しなきゃ」を背負って、がんばり続けてきたんですよね。
    そして、それを部下や家族、周りの人にも押し付けていたところがあるんです。そんな僕自身もどこか苦しかったんです。

    ついがんばってしまう人は、「がんばる」のをやめて、あえて手を抜く、いいかげん、適当、なまけるくらいが、人生うまくいく、って。というのも、「すべき」「しなきゃ」でがんじがらめになってる人は、他人に重心を置きすぎているんです。

    「すべき」「しなきゃ」を捨てて、「がんばる」をやめて、自分の「心地いい」や「好き」「やりたいこと」をやっていく。つまり「自分」を優先してもいいんじゃないかな、って。

    他人から自分に軸を持ってくるんです。
    他人から自分に人生の軸を持ってくるときに、大事なことが「いい加減になる」ことだったりするんです。

    いいかげんって、言い方を変えると、目標を決めない、迷惑をかける、生きたあたりばったり、です。
    他人の決めた目標のままに動かない。
    他人の迷惑をかけないようにって自分の気持ちを殺さない。他人のことはかまわず、自分の好きなようにやってみる。ってことです。

    いいかげんにいきるとは、自分のやりたいように、自分の気の向くままに、わがままに行動するってことです。他人優先の人生から、まず自分のわがままな人生に変えることです。

    とてもこわいことですよね。ありえない、って思いますよね。でも、そうすると分かるんです。自分はどうしたら心地いいのか、自分は何が好きなのか、自分は何がしたいのか、がね。

    悪い方のいいかげんに生きると、良い加減がわかる。悪い方のいいかげんに生きると、好い加減がわかる。

    いいかげんに生きるとは、たとえ失敗しても、たとえ嫌われても、自分のやりたいようにやること。そこから自分の心地よい場所を探していくこと。自分を取り戻すこと。

    迷惑かけない範囲で、いいかげん、なんてダメですよ。思いっきり行こう。

    第1章 気づく
    学校に行くとか行かないとか、いい学校に行くとか、いい会社に入るとか
    過去の自分が持っていた、これらのような価値観があまり意味をなさないなぁ、と、それに縛られて苦しんでいる人が今もいっぱいいるなが、と、そう思うのです。

    今の僕はこう思うんです。
    いわゆる、ちゃんとで生きないって、素晴らしい!
    もちろん、ちゃんと生きるのも素敵です。でも、それだけじゃなくていいということを思うんです。

    ・「ちゃんと」や「すみません」が口グセになっていませんか?

    「待たせたら悪いから、5分前にはちゃんと着いていないと」
    「せっかくプレゼントもらったんだから、喜んであげなきゃ」
    「上司に見せる書類だから、ちゃんと誤字脱字をチェックしないと」
    「せっかく丁寧に説明してくれてるんだから、ちゃんと聞かなきゃ」
    というように「ちゃんと」や「しなきゃ」というセリフがぐるぐるまわっていたりします。

    あるいは、生活の中で
    焦っているときについ「すみません」と謝ってしまう
    1万円札を出すときに「1万円ですみません」と言ってしまう
    料理を残したら「残しちゃってごめんなさい」と言ってしまう
    などと気がつけば「すみません」「ごめんなさい」ばかり言っていたりします。

    これを繰り返しているうちに、息苦しくなったり、いつも何かに追われている気になるのであれば、あるいはすこしでもできていないと「人間失格」みたいな気分になるのであれば、
    それは、そうしないと「怒られる」とか「嫌われる」とか「ダメな人間に思われる」と思っていないか、ってことです。

    しかも「誰から?」ってことです。
    つまり、「ちゃんと」や「すみません」などが口グセになっている人は、他人を意識しすぎて、いつも身構えているんです。

    「自分の思い」よりも「他人の評価」「他人の目線」を気にして、怒られないように嫌われないようにそうしているってことなんです。

    「待たせたら相手に悪い」ではなく、「待たせるなんて、時間管理ができないダメな人って思われる」ってことです。
    だから、息苦しいし、疲れるし、イライラするし、イヤな気分になる。

    ?あなたがつい、「ちゃんと」「すみません」って言ってしまう行動は?

    ・時間を守っているのに苦しい、時間に遅れても幸せ

    世間では、一般的に次のような行為は「悪いこと」だと思われています。

    時間に遅れるのは悪いこと
    お金にルーズなのは悪いこと
    書類のミスは悪いこと
    つまらない映画でも途中で席を立つのは悪いこと
    結婚式で一万円の古いのを出すのは悪いこと
    葬式でわざとシワを入れないで出すのは悪いこと

    こういったマナー系、礼儀系、常識系の行為を、しっかりした人、ちゃんとした人ほど守ったりします。
    そうしとかないと、「まずい」「怒られる」「嫌われる」「ダメだと思われる」という、何かを怖がっているときにくっついてくる感情は、なんだと思いますか?

    答えは「罪悪感」です。
    それをしてしまうと「罪」「悪い」と感じているから、必死にマナーを、礼儀を、常識を守ろうとするんです。で、「罪悪感」というのは、結局「罪悪、感」なんですね。
    「罪悪」ではない。「罪悪、感」なんです。
    つまり、悪いような感じがするということ。

    だから、次のようなことが起きたりするわけです。
    「時間に遅れるのは悪いこと」と思って約束時間の5分前に待ち合わせ場所にいったら、平気で遅れてくる人がいる。でも、その人は何も困ってない。
    「お金にルーズなのは悪いこと」と思って自分はきっちりお金を払っているのに、「お財布忘れちゃった。おごって♡」なんて言ってくる人がいる。でも、人生で何も困っていない。
    「ちゃんとしている人」から見たら「いいかげん」です。「ふざけるな」です。
    でも、人生で何も困っていない。

    だから、いいかげんなことって、悪いことではなかったりするんです。あなたが勝手に「悪いような感じがすると思っていること」だったりするんです。

    ?罪悪感は、あくまで「罪悪、感」。勘違いだったりする。

    ・小さい頃の親の発言を思い出してみる

    では、「罪悪、感」の勘違いは、どこから生まれてしまったのでしょう?

    罪悪感を別の言葉にすると、「しなきゃ」という言葉だったりします。「片付けしなきゃ」とか「料理しなきゃ」とかね。
    でも、生活に

    ・「努力は報われる」なんて嘘。報われないこともある。
    ・本来の輝きや能力を閉じ込めて生きないで
    ・仮面ライダーよりショッカーになろう
    ・あの人にイライラするのは、あなたが我慢していることをやっているから
    ・「私は大事にされない人間」という勘違い
    ・お母さんを幸せにしたかったのに、できなかった罪
    ・ただ、「ダメ」よりも「していいよ」が欲しかった
    ・一言

  • がんばらなくてもうまくいくってのがいいな。「まぁ、よい」 言ってみると、結構いい感じかも。

  • 「いいかげん」「適当」にふるまってみて、やさしくありたければそうでもいいし、がんばってみてもいい。誰かに「甘える」「任せる」。苦手なんだけど、それでいいんだ。「まあ、よい」口ぐせにしていこう。定期的に頭の中をじゃぶじゃぶ洗わないとね。母の愛は濃かった。

  • 写真と一言が心を洗ってくれる、そんな一冊。文章量は多くないので、一気に読みきりました。
    印象的だったのは、「お母さんを幸せにしたかったのに、できなかった罪」という章でした。両親を、特に母親をがっかりさせたくない、心配かけたくないという一心で頑張った自分。そしてその結果自分を抑えて我慢して、空っぽになってしまいました。
    もっと自分を大事に。自分の人生の主役は自分で、母親じゃない。そんなことを考えました。

  • フォトメッセージ集。文章だけでなく、写真が挿入されることで、こんなにもすっと心に入りやすいものなんだな。さらっと読みやすい。

    「がんばればうまくいく」「うまくいかないのは努力が足りないからだ」そういう「がんばり教」の染み付いた洗脳を、もう一度「脳」を「洗って」捨ててみる。「いいかげん」「かなり適当」に生きてみる。それぐらいで生きるのが、ちょうどいい湯加減になる。

    がんばりやさん。優しすぎるお人好し。世話好きで損しちゃうしっかりもの。正義感が強い人。向上心の強いできる人、そういったがんばり教に洗脳されちゃった人向け。

    「罪悪感」は、あくまで「罪悪、感」。「なんとなく悪いような感じがすると思っていること」要するに勘違いだったりする。

    正義感の強い人は、他人を勝手に見張って、裁いて、戦って、罰しようとする。
    正義の味方の仮面ライダーになって他人とむやみに戦うのではなく、ショッカーのように他人にも自分にも、誰彼かまわず「イー!」「イー!」「いいー!」って言って、人生楽しみながら「世界を征服しよう」なんて野望を持つ生き方のほうが楽しい。

    「猫が猫のように生きる」ように、自分は自分らしく生きる。他人を優先して自分を犠牲にしない。自分の「心地いい」「好き」だと感じる生き方をする。

    「妬み」や「怒り」や「イライラ」は、「本当にやりたいこと」を教えてくれる自分からのサイン。大きな答えが隠されている。

    織田信長になりきって「まあ、よい」と言ってみる。

    工夫・改善につながる「反省」でも、とりあえず、しない。それでも反省する時は、「はい、できませんでした。次はやりまーす」ぐらいの軽いノリでいい。

    親に言って欲しかった言葉を、集めて、自分にその言葉をかけてあげる。

    ダメな自分を面白がり、素晴らしい自分もとことん面白がる。

    盆栽のように見栄えよく都合よく自分を剪定してしまうと、成長できずに小さくまとまってしまう。原生林のように生きる。「我慢をやめて、やりたいことをやる」

    人から、なぜか褒められることを大事にする。

    どんな問題でも、「あ、簡単」と思った人のところに、答えが舞い降りて来る。

    心屋仁之助さんが登場する最後の写真がとても好きです。

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著者プロフィール

「自分の性格を変えることで問題を解決する」という「性格リフォーム」の心理カウンセラー。19年間大手企業で働き、管理職まで務めたが、将来の展望が見えず退職。その後、自分や家族の問題がきっかけとなり、心理療法を学び始める。現在は、自身の会社勤めの経験も生かしながら、心理カウンセラーとしてセミナーやカウンセリングをおこなう。メールマガジン「たった一言!あなたの性格は変えられる!」は4万人を超える読者に支持され、公式ブログ「心が風に、なる」も月間1000万PVの人気ブログに。

「2018年 『強がらない。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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