いいかげんに、生きる

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.58
  • (13)
  • (23)
  • (26)
  • (5)
  • (2)
本棚登録 : 301
感想 : 24
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022513595

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学評論随筆その他】いいかげんに生きると、ちょうど良い加減、好い加減がわかる──。適当、わがまま、常識はずれ、で生きてみる。超人気カウンセラー・心屋仁之助が説く「いいかげん」のすすめ。写真満載で見ているだけでも心がラクになる、満たされる一冊。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 心理カウンセラーらしい切り口の表現もありますが、大部分はリラクゼーションを目的とした娯楽本という位置づけでしょう。
    ちょっと心が疲弊したときに読むとほっこりするような内容になっていて、写真多めで文字少なめの非常に読みやすい作りになっています。

    ふとしたときに帰りたくなる実家のような、そんな安心感のある本です。

  • 今までの心屋さんの本と文章的にはほぼ同じ。
    違うのは写真が全面的に配されているということ。
    だけど、写真が大部分で、文章は添え物的なもの、ということはない。
    ちょうどいい配分だと思う。

    この本はパラパラッと内容をザッと見た時に、目にとまった箇所が全て読み終わった後もやはり気になった。
    他の本でもそういうのがあるけど、そこをちゃんと読むために読んだ、という感じ。
    それは、
    「私は大事にされない人間」という勘違い
    という話。
    罪悪感をもっている人は自分が我慢していることを自由にやっている人が許せない。イライラする。
    遅刻する人、真面目に人の話を聞かない人・・・
    そんな人は自分の事を大事にしなかった人間で、そんな人に自分の気持ちを言うのは歯がゆい。
    というような事を書いてあり、だけどそれに対してどういう考え方をすればいい、とか、どうしろとかは書いてない。
    まず、自分で気づいてそこから変えようとなっている。
    普段から人に蔑ろにされてる、と感じてる私は「そこは気づいてるんだけど、本当に勘違いなのかな?そこをもっと掘り下げて書いて欲しい」となったけれど、それがその事について再度考える、という事につながっていると思う。

    あと、気になったのは、タイトルのように、いいかげんに生きるのもいいし、いいかげんに生きなくてもいい、という言葉。
    じゃあ、どっちでもいいじゃん、となる所だけど、そういうのってタイトルに合わせて「いいかげん」を押し出してないし、そこすらもいいかげんなんだなぁ・・・となんか、ホッとした。

    写真はどれも素敵だけど、特に山をライトアップしているような不思議な写真と可愛いピンクの着物の写真が印象に残った。
    そういう写真が印象に残る時の心象心理・・・みたいなのをちょこっと紹介していると面白いのになぁ・・・と思った。

  • 頑張りすぎて、疲れている人たちに贈る本。
    もっとチカラを抜いて、楽しく過ごそう!

  • イライラの対象=自分の我慢していることに気づくチャンス

    「俺は時間を守るために、家のやりたいことも我慢してきた。なんでお前は遅れるんだ」

    →「私がこんなに我慢しているんだからアナタも我慢しなさい」というアピール。

  • とても綺麗な写真に言葉たち

  • 今の自分にすごく響いた。
    生真面目で、手を抜けなくて、我慢ばかりして…そんな自分に「もっといい加減に生きていいんだよ」と言ってあげてもいいんだと思える本。
    もっといい加減に、もっとテキトーに、気楽に、そう考えて生きていけたら今よりもっと楽に生きれるんだろうなぁ。
    たまに読み返して心に刻みたい。

  • 2023.11.20再読
    右口唇ヘルペスができた。言いたいことを言えずに我慢している、と言う身体からのサインかも…?またこちらの本に手を伸ばしていました。
    ⚫︎失敗してもいい、嫌われてもいい
    ⚫︎「まぁ、よい」と言ってみる
    ⚫︎できないことを隠さないで失敗しちゃった自分、恥ずかしい自分を自分が楽しく笑ってあげる

    今回はこの3つに目が行きました。やっぱり“嫌われたくない”思いがなかなか消えません。少しずつ実践していくしかないですね。。

    ♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯

    最近、人生がつまらないと感じるようになった。
    それは、他人の目を気にして自分のやりたいことを我慢して生きているから。
    文字にするとそんな事かと思えるが、ずっと自分の感情を殺して他人を優先して生きてきた人種からすれば灯台元暮らし、目から鱗である。
    楽しく生きたいならばとことん自分の正直な気持ちに向き合わなければならない。そして、人からどう思われようと嫌われようとその意思を貫かなければならない。
    人生を謳歌してる人は、他人のことを全く意識していない。ただ純粋に自分の欲求に素直である。これは人によってとても勇気のいる事だ。
    だが、本当に自分の人生を生きたいと決心したらやるしかない。それがいいかげんに生きるということ。

  • この本から得た実行することメモ
    ・負の感情が起きたとき「まあ、良い」と言ってみる。
    ・自分の失敗を笑い飛ばす。成功もまた笑う。
    ・物事は全て「うまくいっている状態」という視点で見てみる。

    さらっと読めてしまいますが心をジワッと癒やし励ましてくれる本でした。

  • <感想>
    人気カウンセラーによる良い加減に生きるための自己啓発本。考え方は世にある自己啓発本と重なる部分も多く、目新しい内容は少ない。一方で、著者は例えが上手く、所々でハッとするような表現に出会える。リフレーミング効果のある一冊。

    <アンダーライン>
    ・他人の決めた目標のままに動かない
    ・「まずい」「怒られる」「嫌われる」「ダメだと思われる」という、何かを怖がってるときにくっついてくる感情は、何だと思いますか?答えは「罪悪感」です。
    ★★★「罪悪感」っていうのは、結局「罪悪、感」なんですよね。「罪悪」ではない。「罪悪、感」なんです。つまり「悪いような感じがする」ということ。
    ・時間に平気で遅れてくる人がいる。でも、その人は何も困っていない。「ちゃんとしている人」から見たら「いいかげん」です。でも、人生でまったく困っていない。
    ・「働かざるもの食うべからず」っていうけど、働いていないお金持ちっていっぱいいるから。
    ★罪悪感をもっている人は、「人を裁く」という特徴があるんです。あとは、「人を見張る」という特徴です。裁判官や警察官のような人間になりたがるんですよね。
    ★罪悪感をもっている人は、一生懸命人の期待に応えたり、人を喜ばせたり、人に迷惑をかけないっていうルールを守ろうと頑張っているんです。なのにどうどうとルールを破るやつ、つまり「罪」を犯すやつがいたりするんです。
    ★★★あなたがイライラする人は、あなたの罪悪感に気づかせてくれる人
    ★たとえば、「遅刻する人」が「許せない人」の場合、「罪悪感をもっている人」は「遅刻するなんてひど」と思うわけです。それをもっと深く掘り下げていくと、「私は待たせてもいい程度の存在」となるんです。
    ★お母さんに対する愛情が、期待に応えられなかったとき、自分の理想に届かなかったときに、「罪」に変わっちゃっただけで。「罪悪感」になって残っちゃっただけで。
    ・この盆栽のように、もう小さくぴっとまとまってる人っていっぱいいます。他人軸で生きていると、「他人の目標」や「世間」っていうルールで、自分を丁寧にいじめていじめて「他人の思い通り」の形になるように剪定されているから。
    ★★「悩み」を「大変」という前提で見るから、大変なことになるんです。
    ・身近な人からもらった価値観・考え方、ものの捉え方によって、ある意味、洗脳されて育つんです。

  • 自分に厳しくすることが美学とされているが、たまには甘やかしてやるのも良いかなと思わせてくれる一冊だった
    心がしんどくなった時にまた読み返したい

全24件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

「性格リフォーム」心理カウンセラー。大手企業の管理職として働いていたが、現在は京都を拠点として、全国各地でセミナー活動やカウンセリングスクールを運営。アメブロ「心が風に、なる」の登録読者は13万人。

「2017年 『心がラクになる 心屋仁之助手帳2018』 で使われていた紹介文から引用しています。」

心屋仁之助の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
メンタリストDa...
又吉 直樹
佐々木 圭一
みうら じゅん
村田 沙耶香
川村 元気
三浦 しをん
ロンダ・バーン
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×