- 朝日新聞出版 (2016年6月18日発売)
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感想 : 59件
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784022513892
みんなの感想まとめ
多様な視点から描かれる本書は、著者の記者としての経験と、退職後の新たな視点が交錯するエッセイです。朝日新聞でのキャリアを経て、社会的な出来事を自身の体験と重ねながら、力強い言葉で綴られた文章は、読者の...
感想・レビュー・書評
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えみこさんのエッセイはこれで3冊目
『魂の退社』『人生はどこでもドア』を読んで、初めて記者時代の文章を読んだから、朝日新聞の記者としてのお仕事の文章に以外性を感じました
いや経歴は知ってたから以外ではないんだけど、これまでの稲垣えみこさん個人の文章とのギャップを感じたということです
本当に失礼ながら「こんな文章(というか記事)も書けるんだ!」と。
退職後のポジティブで明るい雰囲気の文からは想起できないような文章だったので…
すごい、と思った
記者として培わられたあの文章力が、朝日新聞で記者として働いた歴史が、えみこさんのエッセイを型作ってきたんだなと
力強い文章に呑み込まれた
それでもマスコミになりたいか?の章で血の流れた文章こそ、と書いてあって、えみこさんの文章がまさにそれだと思った
必死さと切実さが滲み出ていた
血と魂を込めて買いたからこそ、より一層反応が怖いんじゃないかとも感じた
読みながら、こんな文章が書けるようになりたいと思った
1章のコラムの文章が1番好きでした
社会的出来事を交えつつ、基本的にはえみ子さん自身のことを書いてあった
全てを自分ごとと捉えて、当事者意識を待って震災や節電や選挙や介護のことを考えていたんだろうと思う
特に結びの文が毎回心を打たれるぐらい素敵だった詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
初めて新聞で著者のコラムを読んだときの「衝撃」を忘れない。何この人?朝日の編集委員がアフロヘア!しかも女の人。アフロにしたら人生初のモテ期が訪れたと書く、「人生は変えられる」と題したそのコラムの面白かったこと!
以来、この方のコラムを楽しみに読み、ほぼすべてスクラップしてきた。徹底した節電生活に驚いたり、選挙についての意見に同感したり、およそ朝日新聞らしからぬ書きぶりが痛快だった。朝日はバッシングの渦中にあったけれど、こういう人がちゃんと出世してるんだったら、きっとだいじょうぶじゃないかなと思えた。
だから、「退社することになりました」という最後のコラムはふたたびの衝撃だったのだが、その胸中を綴ったこの文章が、まあ実に良かった。飾らない言葉で読者と新聞への思いが述べられていて、いや私、初めて新聞に手紙を出そうかと思いました(出さなかったけど)。
本書は、それらのコラムと、朝日が出している業界紙(?)に書かれたものに、書き下ろしを加えてまとめたもの。言葉がビンビン響いてくる。特に業界紙「Journalism」掲載の二編が渾身の迫力だ。「本当に心から、それもゲロを吐くほど心の底から言いたいことだけを書く」との言葉通り。そして、「本当に言いたいことは、その人のどうしようもない弱さやコンプレックスから出てくる」とのくだりに、深く共感した。「自分の弱さこそが光である」という言葉がすがすがしい。
「朝日」で「女」なのだからして、あちこちからかなりバッシングを受けたことは想像に難くない。それで傷つかないわけがないのに、それでも、顔を出し、名前を名乗って、自分の思うことを正々堂々と書いていることに、敬意を抱かずにはいられない。これを支持しないでいられようか。-
新聞、朝日ではなく、報道ステーションも見てないので、この方のこと知らなかったのですが、すごくおもしろそうですね。コラムっていっても、ニュース...新聞、朝日ではなく、報道ステーションも見てないので、この方のこと知らなかったのですが、すごくおもしろそうですね。コラムっていっても、ニュース的な硬いものではないのですかね? エッセイ的な? ぜひ読んでみたいです!2016/07/29 -
これ、とても読みやすいです。ほんと、朝日の社説を書いていた方とは思えないですよ。とにかく読んでみてください!これ、とても読みやすいです。ほんと、朝日の社説を書いていた方とは思えないですよ。とにかく読んでみてください!2016/07/29
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「一人飲みで生きていく」という著作がとても愉快で面白かったので、さかのぼって読んでみました。まさに朝日新聞で書いていたコラムから辞めた直後の文章で構成されています。新聞に書いた文章なのですが大分くだけていますね。ある意味朝日新聞に書いていたとは思えないです。誉め言葉です。
一番おもしろいのはアフロって人の心を掴むんですね。僕はもうアフロにするだけの髪もありませんが、確かに愉快な感じしますね。
冷蔵庫の使用をやめる位に節電しているてのも凄いですが、当人が快適なのが一番です。 -
稲垣えみ子さんの潔い暮らしぶりと、自分の実感に基づいた本質を素朴に書き出す文章にすっかりハマってしまいました。
もうレシピ本はいらない、寂しい生活、魂の退社に続いて読んだ4冊目の稲垣さん本です。
最後の章は書き下ろし。特に心に残ったのは、「ものを大切にしない」のは「自分を大切にしない」こと、とか、自分の欲望が他者に支配されていく、とか。
他の本での主張ともかぶりますが(同じ人が書いているのだから当たり前だけど)、「つまり本当の自由とは(中略)必需品を増やすことではなくて、その逆、つまり必需品を減らしていくことなのだと思うのです。あれがなくても、これがなくてもやっていける自分を作っていくこと。もし、モノがなくても、そしてお金がなくても幸せに生きられるとしたら、果たしてこれ以上の自由があるでしょうか?」ここが、一番、心を打つところです。
稲垣さんの本に影響を受けて、(私は稲垣さんとは違い、高給取りではなかったし、どちらかと言うとこれまでもケチケチ暮らしていたけれど、私は単にケチケチしていただけではないのですよ、モノが多いと苦しいし、むやみに捨てなくてはいけないのも消耗する。だから、少ないもので暮らしたいとずっと思ってきたんだよ〜!と急に胸を張れるような気持ちになりました。
冷蔵庫も洗濯機も捨てることはできていないけど、自分にとっての必需品はなにか、他者に欲望を支配されないようにしたいな(あなたはずっとそうだったよと言われそうだけど、そうでもないんだよ)。 -
寂しい生活やもうレシピ本はいらない、で知った著者
文体が面白くて他の本も読んでみたいと思って借りてきた
そうだ、この人新聞記者だったんだ
だからこういう文体なのかも、と読んでいて思った
橋本さんや脱原発の話は全く興味を持てず、朝日新聞が批判されたなんてことは知らないので内容が分からずじまい。
今はマスコミではなく個人が情報発信する時代、その過渡期に退職されたんだろうなぁ。
与党を悪者扱いしてただ叩いていれば良かった、なんて平気で書いていて、そりゃあ今何を書けばいいのか分からなくなるのは当たり前でしょ、って思った。
誰かを悪く言うなんて簡単だし、それに決まりきったテンプレートに沿って書き続けていけば、自分の頭で何が良いのか考えなくなるからね。
むしろ今までの新聞記者はそうだったんか、って驚いた。 -
アフロ記者として有名になった著者が
朝日新聞に在籍していた最後3年間に紙面に掲載された
「コラム」と、在籍中〜退職後に雑誌「Journalism」に
寄せたコラムを集めたもの。
著者の本は「寂しい生活」から2冊目。
ところどころいいと思う文章はあるものの、
一言で言えば「薄い」。
橋下さんや、安倍さんに対して、
今の記者が彼らの本気度に負けている、
という部分は納得。
しかし、世間が新聞離れしていることを
朝日の掲げるリベラルが時代遅れなんじゃないか
という感じで考察しているが、
自身も書いている誤報道、結果ありきの論説、
批判ありきの紙面から来ていることには
ほんのりしか気付いてない。(そこですよ〜)
多様化が進む時代で、正解なんてないのは当たり前で
政治家=悪で批判だけしてりゃいい時代なんて
とっくに終わってると思う。
批判ありきだから、例えば新しい法律や条例に際して
問題提起したとしても読む気にならない。
そこには概要はなく悪い部分しかないからだ。
新聞記事(テレビの報道もだけど)の中に
読者が判断する材料がなさすぎるのだ。
と、そこはまぁいいんだけど、(←いいんかい)
考察するかと思うとそこまで深くは考察せずに、
なんとなく自分が体験したことを体験した範囲内で
語るにとどまっており、
政治や大きい事件などに携わっていないという
著者本人の弁明を頷ける様な深掘りのなさだった…
最終的には、自身がやってる節電のための
エコ生活のこと…。
「寂しい生活」はそれがテーマなので
面白く読めたけれど、
これはタイトルがタイトルだし、
浅すぎて多分この人のはもう読まなくて良いかな、
という感じ。 -
本屋さんでこの帯を見て、目が止まった。これははめられたのか。だけど、どのコラムもグイグイと胸に刺さりました。とても冷静に現実を分析して文章にし、そして謙虚に受け止めている。だから痛いほど伝わったのですね。アフロの理由までも。
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2026.05.07
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著者が50歳で退社する直前の3年間に書いたコラムを中心に再録したもの。独立したコラムを集めて載せたもの。パラパラした程度。
『魂の退社』の方が面白かった。
借りた。 -
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稲垣えみ子さんわー知りたくて。
今の生活を知る前に、新聞記者時代を知りたかった。
あと…なぜアフロになったか(笑)
まだまだ読んでみないとつかめない人だ。 -
謙虚な姿勢はいいけれど、当たり前のことを書いているだけにも見える。当たり前は人や年代、経験などによって変わってくるだろうけど。
「難しいことはお上にお任せ。うまくいかなければ文句を言う。私たちはいつのまにか、そんな思考に染まっている。」という文言があった。
「私たち」と一緒くたにされるのは心外(苦笑)
そんな思考を植え付けたのはマスコミでもあったのでは(苦笑)
払ってもいい金額:300円
付けた付箋の数:3(うち批判部分1) -
またまた、一気読み。おもしろい。読んでるだけでワクワクする。この今の現状をアフロさんはどう感じているのか文章が読みたいな。
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タイトル長っ!笑
世間さまから、だいぶ遅れて知った稲垣氏
前作で、少し親近感を持ったので
彼女が、記者時代に書き綴ったコトを
一通り知っておきたいなぁーと
引続き、稲垣本2冊目
本書は
28年間、朝日新聞の記者として在籍していた
最後の3年間に書いたコラム集
朝日新聞「ザ・コラム」「社説」
マスコミ関係者向けの「journalism」
に加え
書き下ろし「閉じていく人生へのチャレンジ」
日々、苦しみもがきながら社説を書いていた時に
コラムを書けるコトになったものの
直前に、朝日新聞を揺るがす誤報事件が勃発
何を書こうかと、夢を膨らませてる矢先の出来事で
何を書いて良いか、全く分からなくなった挙句
破れかぶれで
「自分のコトを書こう!」という暴挙に出たら
思いの外、上手くいってしまった
と、いう話
「魂の退社〜」の時にも感じたコトだけど
稲垣氏、実に大胆なお方とお見受けする
いや、実は小心者で常識的な方だと思うんだけど
ピンチの時には、必ず真逆に振れる 笑
プロローグでも書いてますが
「結局、私が頼りにしたのは、自分の弱さだった」と
なかなかの名言だと思いますよ
弱い自分を認めて、そこに
悲しみや、虚しさや、怒りを感じる
それでも
「弱くっていいじゃない!」
と言える強さがある
メディア露出もされてるので
アレコレ言う人も多いとは思いますが
挫けず、頑張って欲しいと
密かに応援しとります 笑
#稲垣えみ子
#アフロ記者が記者として書いてきたこと
#退職したからこそ書けたこと
#持たない生活
#元朝日新聞デスク
#家電の子が節電生活
#私とはミニマム流派が違うけど
#尊敬してます -
新聞コラム、ジャーナリズム、書き下ろしからなる
不思議な構成。
まさにタイトル通り。
新聞記者として、
そして、考え悩んだ個人として、
「人間の言葉」に対しての想いが素敵。 -
気軽に読めて気が晴れる。▼電化製品をはじめ、気がついたら要らないものだらけ。でも必要のないモノから解放された生活は本当に自由。▼世の中に必需品と言われているものは、本当に「必需」なのだろうか。快適とは、自分にとって「必要十分」ということ。少なすぎてもいけないけど、多すぎてもいけない。いつの間にか自分の欲望が他者に支配されていくようなことは避けなければならない。際限のない欲望の再生産から逃れなくてはならない。
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著者プロフィール
稲垣えみ子の作品
