俗・偽恋愛小説家

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 145
レビュー : 28
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022514028

作品紹介・あらすじ

自称・偽恋愛小説家×新米編集者コンビが、童話が密かに語る真実から謎を解き明かす、恋愛ミステリ第2弾。事件を解く鍵は、おとぎ話に隠されている-。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ二作目。相変わらずの偽恋愛小説と偽恋愛論……ロマンス懐疑派の私としては、陳腐な恋愛小説よりはこっちの方が何倍も楽しいなあ(笑)。お伽話に秘められた恋愛論も面白くって。そうか、「かえるの王さま」は私も納得いかないと昔から不思議だったのですが。やっと謎が解けた気がしました。とてもすっきり。
    月子と夢宮との恋愛?話はまあ恋愛小説と言えなくもないのだけれど。ちょっとひねくれてていい感じに楽しめます。さらなる人物の登場でいったいどうなっちゃうのかどきどきでしたが。そうかあ、そう来るかあ、という印象。作中の小説にも騙されてしまいました。ほんっとひねくれてるなあ。夢宮先生の小説、ファンになっちゃいそうだわ。

  • 前回の続き。今回も似たようなテンポで話が進むので読みやすい。何度もこんな解釈があるのかぁと思ってしまう。
    最後は収まるところにおさまった感じになって一安心。

  • 「偽恋愛小説家」の続編。
    言われてみれば「カエルの王子様」の壁に投げつけたら魔法がとけて王子に戻るってのは、ご都合展開かもね。世に出回ってるメルヘンは何が何でも王子に戻ってハッピーエンドって恋愛脳の人に書き換えられてんのかな。
    メイン2人の恋愛模様もあんまり感情移入できない・・・
    ★2~3

  • 『偽恋愛小説家』の続編。
    ある日、月子はひょんなことがきっかけで、幼いころに憧れていた聡と再会する。
    一方、夢センセはこのごろ涙子と頻繁に顔を合わせているらしい。
    はたして、月子と夢センセの想いの行方は……?

    前作に引き続き、童話になぞらえた事件が発生し、童話解釈が披露される。
    前作の空気感そのままの続編なので、とても読みやすかった。

  • 夢センセは実体験しか書けないのか?!はさておき、今回もおとぎ話の独特な解釈が大変興味深かった。特にカエルの王様。
    作中作「月と涙」のトリックは、割とわかりやすいと思う。それこそ「ポメラニアンを連れた老婦人」の時点で。
    あと一つ夢センセに言いたい。クリスマスイブの観劇に誘うの遅すぎじゃないですかねっ!ツッキーのスケジュールの確認もしてないようだし、女性には準備とかもあるんですよ!
    ところで聡がいつも顔をしかめながらレモンをかじっているのは何か意味があるんでしょうか?何かの伏線かと思ったんですが…

  • 続きもあるかなぁ?
    前回に続き童話の解釈が好きです。あれがいちばんの魅力。

    聡がどうしてもとってつけたようなキャラで好きになれませんでした。スパイスにもならない。
    でも、カエルの王子様の話はなかなか残酷な結末でしたね。よくトラウマにならなかった月子。

    ラプンツェルの大御所歌手にはかなりスパイス効いてて悪い人だけどなかなか切ないお話でした。

    続き、期待してます!

    2017.3.12

  • 偽恋愛小説家の続編。
    前作同様に童話の異なる面を曝け出させる。白雪姫、ラプンチェル、カエルとお姫様、くるみ割り人形。今回はそこに夢センセと月子の恋愛が絡む。前作のように盗作疑惑が絡んだミステリ仕立ての方が好みだった。最後のオチも少し無理がある。童話の解釈などは面白いので読み応えはある。

  • やったね続編。

    今回も童話の解体が面白い。

    そしてセンセと月子ちゃんが…いい。

    前作読んでから結構経ってたから覚えてるかなーとか思ったりもしましたが、ばっちりでした。

    前作読んでない人も童話の内容覚えてない人も楽しめるのではないかなー。

    それにしても森さんの本は不思議なくらいグングン読めてしまう。

  • 夢センセの書いた小説の違和感はそれだったのか!とすっきり。相変わらずひねくれたおとぎ話の解釈をするけれど、その方が納得できるんですよね、不思議。夢センセが割と嫉妬丸出しで面白かった。月子も嫌いではないけれど、もっと早い段階で決断していれば死人は出なかったのではないだろうか。

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プロフィール

1979年、静岡県浜松市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程修了。ライターとして漫画脚本などを手掛けながら小説の執筆活動を続け、『黒猫の遊歩あるいは美学講義』で第1回アガサ・クリスティー賞を受賞(早川書房刊)。同作は続刊も刊行され、「黒猫シリーズ」として人気を博している。ほか、『名無しの蝶は、まだ酔わない』(角川書店)の「花酔いロジックシリーズ」、『ホテル・モーリス』(講談社)、『偽恋愛小説家』(朝日新聞出版)、『かぜまち美術館の謎便り』(新潮社)などがある。

「2018年 『文豪Aの時代錯誤な推理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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