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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784022514080
みんなの感想まとめ
思春期の少女たちの揺れ動く感情がリアルに描かれ、彼女たちの不器用さや真っ直ぐさが心に響く作品です。登場人物たちは、自分に正直に生きようとする中で、個々の特性と周囲との調和を模索しています。特にオリエン...
感想・レビュー・書評
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取り立てて特別なところのない、思春期の少女の、揺れ動く気持ちのうっとうしさが伝わってくる。自分に正直に生きようとするとき、彼女たち(少年もね)はなんと不器用でまっすぐなのだろう。
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オリエンテーションの先生の言葉が届いているように、よく考えている高校生だと思った 個があって調和する
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2025年6月21日
音楽ものははずせない。
楽器が人を選ぶとは新しい。
向き不向きは感じてたけど、楽器が選ぶんだ。
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またまた青春学生小説。
あさのあつこさんによる、音楽青春モノ。
あさのさんの青春モノといえば、スポーツモノのイメージが強いけど、音楽モノも書いてたとは知らなかった。
主人公が女子なのも、あさのさん作品では珍しい気がした。
主人公は高校一年生の美由。中学時代は吹奏楽でフルートを吹いていたが、どうも楽器がしっくりこず、途中で辞めてしまう。
だけど、高校に入学して、クラスメイトの菰池くん、久樹さんと出会い、再び吹奏楽部に入部する。
そして、美由が出会ったのはピッコロだった。
美由たちの新たな挑戦が始まる。
ピッコロという楽器をよく知らなかったが、フルートの半分の長さで、音が高い楽器のようだ。
菰池くんが選んだユーフォニアムも知らなかった。
様々な楽器を大勢で演奏するってやっぱり面白そうだな。
ただ音を合わせるだけでなく、ミーティングを何度もして目指す音楽のイメージを話し合うという部員たちのスタンスはすごく良いと思った。
同じ音楽小説といえば、藤谷治さんの「船に乗れ」シリーズがすごく良かったので、それと比べると深みが足りないように感じた。
終わり方もちょっと消化不良。もうひと盛り上がり、ふた盛り上がりくらいあっても良かった。ただ、続編が出るのなら読んでみたい。 -
・吹奏楽系の青春小説にはあまりハズレがないと思われる。大勢の個性が少しずつ固まっていくとこが若さと相俟ってせつないような応援したくなるような気分になっていけるからだろう。
・主人公が友人となる二人と出会い、一度は離れた吹奏楽に再び出合うまでで半分。これはまあ、そういうお話ということ。
▼簡単なメモ
【朱音】美由の六つ年上の従姉妹。高校生の頃フルートを吹いていた。普段は地味な感じだがフルートを吹いているときは美しかった。獣医を目指していた。
【相野美由】主人公。桜蘭学園高校1年生。中学時代吹奏楽部でフルートを吹いていたが2年で挫折、部も辞めた。お話づくりが得意。料理も得意で家での食事は不器用な有希子ではなく美由が作っている。意外に短気なとこもある。
【相野有希子】美由の母親。顔形も体形も性格もふっくらと丸く雪だるまを人間にしたらこうなるという感じ。美容師で自分の店「ビューティーサロンMARU」を立ち上げ女手ひとつで美由と兄を育てた。
【伊藤愛沙】美由の中学時代の友人。違う高校、東峰高校に行った。中学時代ユーフォニアムをやってた。
【桜蘭学園高校】そこそこの進学校で自由な校風。教頭は髭で長髪ぎみ。
【お兄ちゃん】美由の兄。美形で、知的好奇心が旺盛で成績もよい。ちいさい美由を子ども扱いしないで対等に対してくれた。今は東京の大学に行っている。
【加藤】美由たちの担任。白髪が目立つ女性教諭。歯切れのいい物言いをする。
【岸川】中学の吹奏楽部の顧問。売り出し中のアイドルに似た美人。美由に「フルート好きか?」と聞いてきた。
【久樹友里香】桜蘭学園高校新入生の中で目立った存在。黒髪ロング。美由と同じクラスで席も隣になった。協調性のないクールビューティーっぽいがいつも本気で不器用なタイプ。ドラムを叩いたらすごくカッコいい。
【菰池咲哉】桜蘭学園高校の新入生の中で目立っている超美形。芸能プロダクションから何度もスカウトされたという伝説を持つ。わりと空気読めない大雑把なヤツ。ユーフォニアムを吹く。
【笹本】中学時代の国語教師。珍回答集を生徒に配ったさばけた教師。美由の数少ない好きな教師だった。
【幸枝】陶介の姉。有希子が陶介と離婚した後も親友付き合いをしている。天性の楽天家。
【陶介】美由の父。母とは離婚しているので別居しているが美由の誕生日にはそのとき彼女が欲しがっているものを送ってくれる。ルックスもよくマメで優しい天性のプレイボーイ。
【藤原香音】桜蘭学園高校吹奏楽部の部長。美由はひそかに「フルートの君」と呼ぶ。身長う174cm。
【無神経境界線】大好きな家族にでもこれを侵されると拒絶するという若者特有のボーダーライン。たとえば美由なの場合は学校での自分と家族の前での自分には多少のズレがありそのズレの部分に踏み込んでこられそうになると腹が立つ。 -
若い。輝くばかりの若さに溢れていて眩しい。吹奏楽というより少女の成長物。
高校生らしい悩みもあるけど、前途洋洋というか未来に開けてる感じ、まだまだなんでも選ぶことができる若さがあって良いなぁと思います。 -
細かな心理描写が、さすがです。
そしてよくある部活ものとは違い 練習とか本番とかではないところを描き ここで終わるか⁉️
というところが、らしい。 -
H29/9/25
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あさのあつこさんらしい
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ピッコロ?
へぇ〜〜〜っていう感じ。
あれは譜面違って大抵一人だと思うけど、先輩がいるんじゃないだろうかとか、いきなりコンクールに出られるんだとか。
続きがあるんだよね。 -
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初出は2012〜14年の「小説トリッパー」
なぜ、この作者はこんなにも鮮やかに、高校生の不安や喜びの感情をすくい取るように書けるのだろう。
中学の吹奏楽部でフルートに挫折した美由は、入学した高校で、ドラムの天才チビッコとしてテレビに出たことのある美少女久樹さんと、その子と吹奏楽をやりたいイケメン孤池君と同じクラスになり、久樹さんを説得して3人で入部する。
全体合奏を「積み木」に喩え、自分がその中のどこに位置し全体をどう作っているのかを感じられるようになっていくことに美由は感動する。
私は合唱団の中で、そう感じて歌えていないなあ。 -
吹奏楽から離れた美由が高校での出会いにより再び吹奏楽部へ…
真剣に向き合ったからこその絆がよろしい -
2017.1.11
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どうしても高校で吹奏楽部となると最近まで放送していた響けユーフォニアムと重なってしまう。何気無い一言ひとつをいつまでも気にする時期だったなぁ。としみじみ
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話は面白かったのですが、ちょっと出来過ぎもいいとこ。って感じが。
続編出そうと思えば出せる感じだし、もっと一冊で燃えきって欲しかったです! -
それぞれに理由があって、吹奏楽から距離を取ったり、
そうでなかったり、という3人が高校入学する、というところから
始まる話だった。
中学生から高校生になったばかりということもあって、
若さもあったりする話だけど、自分のやりたいこととどう向き合うか、
というテーマは、とても面白かったと思う。
これは、続編が出る感じなのかな。 -
青春だねぇ。
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2016/11/21(月曜日)
著者プロフィール
あさのあつこの作品
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