- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022514110
作品紹介・あらすじ
子連れで地元に戻ってきた幼なじみと「結婚」をしないまま、新しい「家族」のかたちを示していく表題作「豆大福と珈琲」ほか、たしかな文体とスタイリッシュな世界観で読者を魅了してやまない、片岡義男の最新小説集。
感想・レビュー・書評
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無駄な言葉を削ぎ落とした読み心地の良かった。
男女の会話もさっぱりしてて キザに見えるセリフも片岡小説ならありだと思う。
一世を風靡した片岡義男さんが健在で嬉しかった✨
そんな彼ももうすぐ80歳と聞いて 時の速さをため息ひとつです。 -
何十年ぶりかに読んだ新作は、何ら変わりなくスマートな男女の会話とそれが相応しいシチュエーションが描かれていた。作風が殆ど変わっていないと感じる。唯一、タイトルが少しだけ普通になったかなぁ。一番好きなタイトルは、「一日中空を見ていた」かな。
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久しぶりに何か難しいかも…ていう本を読んだ(笑)
コーヒーを通して色んな話が展開されてて最後は
駆け足で読んだけど面白かった! -
豆大福のおいしそうな描写からはじまる。
読んでいる最中に2つも豆大福を食べてしまった。
(2日に分けて)
行きつけの喫茶店を持ちたくなる。
男性から見て素敵な女性がでてくる本。 -
昔よく読んだ 片岡義男氏
今回は 頭に入ってきにくかった
残念 -
突拍子もない題名がラストでしっくりくる
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P37
生きる日々とは、いろんな作業の連続だよ。
そこに仕事が重なる。
そのような日々のための場所は、自分の家だ
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先程NHKの「情熱大陸」で上野千鶴子を観たが、
それを連想する、新しい、風通しと見通しの良い生活、
男女、家族の距離のとり方がいい感じの話だった
上野は
①父親が亭主関白で母親が苦労していた
②介護などで使われる「家族のような」は嫌い。
家族が一番手では決してないから
と言っていた。
だからこその距離感なのだろう -
・豆大福と珈琲
「朝日新聞」 2014-10-01~2014-11-01
・深煎りでコロンビアを200グラム
「小説トリッパー」2016春季号
・鯛焼きの出前いたします
書き下ろし
・この珈琲は小説になるか
書き下ろし
・桜の花びらひとつ
書き下ろし
の5編の短編集。
片岡としてはなかなか秀逸。
・豆大福と珈琲が一番好き。