江戸時代 人物画帳 シーボルトのお抱え絵師・川原慶賀の描いた

  • 朝日新聞出版 (2016年9月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784022514158

作品紹介・あらすじ

【芸術生活/絵画彫刻】シーボルトはお抱え絵師・川原慶賀に各地の日本人100人以上の絵姿を描かせていた。老若男女、巷の人びとを職業ごとに活写した幕末の貴重な風俗資料である。今に残るその全点をカラーで収録した初公開の画帳。他の蒐集品とともに来秋まで各地で巡回展示。

みんなの感想まとめ

江戸時代の庶民の生活を鮮やかに描いた画帳は、シーボルトのお抱え絵師・川原慶賀による貴重な資料です。老若男女、さまざまな職業や風俗が、五つのテーマに分けて描かれています。特に、遊女や商人、農民、さらには...

感想・レビュー・書評

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  • シーボルトのお抱え絵師・川原慶賀の描く江戸庶民、百九の姿。
    画題から、(1)姿態 (2)生業 (3)芸能 (4)旅装 (5)信仰
    の5つに類型化しての掲載。庶民の立ち姿の絵はカラーで各1ページ。
    専門家による説明と考察の文も各1ページ。
    参考文献、執筆者一覧有り。
    シーボルトが庶民(武士は皆無)を描かせた「人物画帳」で、
    ヨーロッパに持ち帰った日本コレクションの一つです。
    遊女、様々な商人、農民や漁師等の他、鳥刺しや節季候のような
    知らなかった生業もあり、江戸時代後期の風俗の様子が窺えます。
    ミュンヘンの博物館の収蔵品であるこの画集が、日本での展覧会で
    展示されたことが出版へのきっかけとなったのですが、
    これほどまでに鮮やかな色彩を維持した状態で、
    保存されていたことには、感銘を覚えました。
    また、シーボルトが日本博物館を構想していたことも、驚きでした。

  • ファッションがカラフルで楽しい。
    奇妙な服を来ている人もいる。
    肉体労働者はほとんど裸であることが多い。

  • シーボルトは、日本のあらゆる階層、職業の人物画を絵師に描かせていました。多彩な職業やシチュエーションが採集された彩色画を見ると、江戸後期の風俗が一目瞭然です。これほど網羅的なものは国内資料では見たことがありません。かつて「日本1852」を読んだとき、来航前のペリーが把握していた日本の情報量を知って愕然としましたが、これが欧米人の情報要求水準の高さと情報収集能力ですね。例えば、岩倉使節団は、どれだけ網羅的、かつ、体系的な情報を収集してきたのでしょう。

  • あのシーボルトが江戸時代植物絵師をお抱えにし、町人ばかりでなく、至る場面に出くわす人々を克明に描かせ、詳しく説明文を載せた本、現物はヨーロッパで装丁したようだ。絵に通し番号を入れさながら図鑑という雰囲気だろうか。これが時のヨーロッパでどんな風に読まれたのか?興味深い。

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著者プロフィール

北海道大学大学院薬学研究院 教授


「2007年 『バイオとナノの融合 Ⅱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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