若い読者のためのサブカルチャー論講義録

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  • 朝日新聞出版
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レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022514295

作品紹介・あらすじ

本書は、二〇一六年四月から七月に京都精華大学で開講された講義「サブカルチャー論」を再構成したものです。

感想・レビュー・書評

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  • アニメやJPOPなど身近な文化から、現代思想について論じられた本。

    身近なので分かりやすく、また内容としても現代思想のながれなどもわかり、とてもよかった。

  • 2018/4/7読了。
    主に男子向けのマンガ・アニメ・アイドルといったサブカルコンテンツの流行の変遷を追うことで、それらが写した社会と個人、欲望と想像力の関係を分析し、通史的に提示する。極めて王道的な手法によるサブカル文芸概論。
    講義録という語りの文体が大変読みやすく、半藤一利の「昭和史」シリーズを思わせる歴史一気読み本と言って良い。
    もう一つ思い出したのが、最近読んだピエール・バイヤールの『読んでいない本について堂々と語る方法』。本書では多くのコンテンツの内容やストーリーがざっくり要約されて紹介されるのだが、『読んでいない〜』を読んだ後では、その紹介を信用して良いのかどうにも信用がならず、困った(笑)。そこを盲目的に信用しないで読むのが、評論を評論家の創作物として客観的に読む批評的な読み方というものなのだろう。

  • トックンのおすすめ

  • 圧倒的におもしろい!
    特に前半は漫画好きにはたまらない内容。あらゆる作品群を線的(あるいは面的)に捉えるとこうも刺激的なストーリーとなるとは…
    戦後日本文化史的な読み物として多くの人に読んでほしい。そして議論したい。こんなに人と議論したくなる本は久々だ!

  • ▼福岡県立大学附属図書館の所蔵はこちらです
    https://library.fukuoka-pu.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=155117

  • サブカル論の本が読みたくて図書館で借りてきたらハマって一気に読み終わった。
    作品の抽象的要素を抽出して社会との関わりを考えるのもまた面白いと思った。
    若い世代としてわかりみがある記述もあればいやそれは違うだろうというのもあった。良くも悪くも筆者の主張が強く、偏っている。
    正直昔のコンテンツを知らなくてそこへの興味は微妙だったけど、そういう論じ方があるのかというのを知る部分で読む手が進んだ感じ。なので昔のコンテンツの見方については筆者の偏見しか知らない。
    扱うのがもっと新しくかつ他の人の視点による本が読みたい。
    しかしこれは全体的サブカルチャー概論を扱っているものかつ図書館にあるやつで最も新しいものだったので険しいかも。
    少女漫画・コンピュータゲーム・ボーカロイドの回が紙面の都合で収録できなかったらしい。そこを収録してほしいという気持ちになった。

  • サブカルチャーとしてのアニメやアイドルがその時代の背景や人々の思想をどう反映しているかとてもわかりやすかった。
    今まで見てきたコンテンツをまた違った視点で見れるようになった。

  • 主にマンガ・アニメ・アイドルに関してのサブカル論。僕はこの辺にあまり明るくないけど、戦後日本の歴史と人々の意識を絡めながら説明されているので、論じられている対象を全然知らなくても面白かった。これからのコンテンツ作りについて考えたい人たちにもおすすめ。

  • 宇野さん @wakusei2nd の新著『若い読者のためのサブカルチャー論講義録』読んだ!まさに『母性のディストピア』副読本なので、挫折した方はまずこちらから。体験価値が最重視される時代に探求すべき想像力の可能性にトキメク。
    #長リョ本
    amzn.to/2CsyTcP

  • 途中で止めるはずだったのに最後まで一気読み。
    断絶したネット以降の若い世代に伝えることを意識的にしているのは宇野さんは、未来へ理想だけを言うのではなく現実と時代性、その反映としての虚構の中に活かせるものやヒントがあるからやってるのがよく伝わる。
    つまり戦後日本社会、世界的にユースカルチャーの時代があって、20世紀は自動車と映像の世紀だった。それが終わっていく、前世紀とは意味を変えていく中で、その遺産を引き継いで新しい社会を構築できるかアップデートできるかって話のために知ってたらいいよね、サブカルチャーの歴史や表してたことはこんなもので発展したんだよっていう講義録。
    宇野さんのTwitterなんかの正論だなあ、みたいことでも言い方が強かったりするとアレルギーや条件反射で敵意をむき出しにする人がいるけど、こういう仕事に対しても批判するのかな。まあ、いるんだろうけど、本や文章読めないか意図的に誤解している人たちなんだろうな、きっと。
    それは善とか悪とかの二項対立じゃなくて、様々な立場でグラデーションがあるはずなのに、今は敵か味方かみたいな判断しかしない状況にネットは加速していっている。そんな人々の自意識が直接繋がると人類滅ぶよみたいなことは富野由悠季がガンダムで何十年前に描いちゃってるとかは『母性のディストピア』読めばいいわけだよね。
    こういう本が図書館とかにあって、興味ある中高生が読むのが一番よいのだろうなあ。そんな若い読者が何年かして作り手だったり新しい社会を作る人たちになってほしいと考えて作られていると感じる。

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著者プロフィール

批評家。雑誌『PLANETS』主宰。著書に『ゼロ年 代の想像力』(ハヤカワ文庫)、『リトル・ピープルの時代』(幻冬舎)、『日本 文化の論点』(ちくま新書)ほか。

「2014年 『静かなる革命へのブループリント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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