慶応三年の水練侍

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  • 朝日新聞出版 (2016年12月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784022514387

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学小説】時は慶応、津・藤堂家砲術師範市川清之助、水術試合を要求される! 相手はかつて事故死した親友の息子で勤皇思想に傾倒、完全なる逆恨み。いつしか勝負は佐幕派対勤皇派の様相に。水練が苦手な清之助は伊賀者に水術指導を受ける! さて、秘技・諸手抜諸蹴とは?

みんなの感想まとめ

時代背景を舞台にしたこの作品は、主人公の武士が水術の試合に挑む姿を描いています。江戸末期の勤皇派と佐幕派の対立を背景に、主人公は水泳が苦手ながらも伊賀忍者の特訓を受け、成長していく様子が魅力的です。物...

感想・レビュー・書評

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  • 読む前は江戸時代のウォーターボーイズみたいな面白ちょいホロ系かと思ってたけど、いい意味で期待を裏切られた作品となった。主人公のおじさん武士が、苦手の水泳で競争させられる羽目になり、伊賀忍者の特訓に耐え、って読むと、ほらおじさん青春アゲインものかって気がするけど、その過程にいろんな伏線がポロポロ転がってて、最後の回収の仕方が素晴らしい。久々に感動、じゃなく、感心させられた内容だった。
    ※これから評価基準を緩めて、以下で評価してきます。

    ★なぜこれ読んだおれ?
    ★★期待以下
    ★★★なかなかよかった!
    ★★★★面白かった!
    ★★★★★最高だ!

  • クロールがうまくなりたくて検索して作者の水泳ブログに行き当たり。一つひとつの記事がなかなか言葉にこだわって書いてるカンジだなって感じてました。んでこの本の受賞告知。あー作家さんになったんだなぁって。
    泳いでてちょっと苦しくなる時があるんだけどコレ読んでて同じカンジだよ〜って共鳴もしてりして。

  • 時代は江戸末期。勤皇か佐幕かで揺れ動く津藩藤堂家。藩の明暗を分ける水術勝負に出ることになった清之助は、伊賀者伊八のもとで訓練に励み、諸手抜諸蹴で勝負に挑む。時代物スポ根小説。

  • 水泳で勝負するなんて、今まで読んできた時代小説ではなかったこと。
    ぐいぐい引き込まれて読んでいくうちに、スポーツ青春ものみたいな印象を受けた。
    ただ、主人公は不惑前の男である。読後はすっきりというより、す~~~~と肩の力が抜けていった。

  • 幕末の日本で侍同士が水泳対決。
    ちょっと毛色の違った感じのスポーツ小説なんだろうかと思って読み始めたら、なんかこう思想だったり過去のあれこれだったりでぎすぎすした感じでげんなり。まああくまで導入なので途中からはひたすら水練。現代ではもう泳法なんてほぼ確立してるわけなんですが、江戸時代はこういうものなんだなあ・・人や流派によって泳ぎ方が異なるし、それぞれそのへんを模索してるのがなかなかに興味深い。
    そして最後勝負で終わり、であればそれこそスポーツ小説なんですがなんか綺麗にいろいろまとまっていい感じの読後感。失礼な言い方かもしれませんが、思ったより面白かったなー。

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著者プロフィール

一九六一年、東京都新宿区生まれ。学習院大
学経済学部経済学科卒業。二〇一六年「堀に
吹く風」(単行本刊行時に『慶応三年の水練
侍』と改題)で第八回「朝日時代小説大賞」
を受賞しデビュー。ほかの作品に『ぼくせん
幕末相撲異聞』(朝日新聞出版)、「十返舎
一九 あすなろ道中事件帖」シリーズ(双葉
文庫)がある。

「2020年 『虹かかる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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