- 朝日新聞出版 (2017年3月7日発売)
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感想 : 15件
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784022514585
作品紹介・あらすじ
【文学/日本文学小説】安見藩の女医である桑山伊都子は、藩主に叛旗を翻した佐野家一族の女たちを生かすよう命ぜられる。男たちはことごとく上意討ちとなっていた。どうやらお世継ぎ問題とも関わりがあるようだ。やがて女たちの屋敷に天狗の面を被った曲者が忍びこむが……。
感想・レビュー・書評
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なんだか時代劇の映画を観ていたような読後感てす。白鷺屋敷に漂う不穏な空気の裏の真実が何か気になり一気に読みました。掴み所のない初さんの、真実の想いが書かれた最後の手紙に胸が熱くなりました。主人公(?)の女医の伊都子さんの存在感が最後の方、あまりなかったように感じるほど展開が劇的でした。
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武士の妻たちの生き様を女性医師の視点から綴る、葉室さんとしては珍しい本です。
女どおしの確執が描かれていますが、ややあっさりめ。
最後はとんだどんでん返しが。
少し切なくなりました。 -
武家の女たちの覚悟と男たちの身勝手さが見事に描写されていました
主人公が医師ならもう少し医師っぽいシーンがあってもいいかな? -
2021.10.06
少し期待してた展開とは違ったかな?女医の何かが欲しかったなあ。 -
武家社会のなかで己の家だけを守ろうとする男たち
それを実現化するために才知を使い働く女たち
確かに女性の方が視野が広く懐が深い
武家のあり方として読み始めたが
食うか食われるか女の駆け引きはサスペンス要素もあり
面白く拝読した -
上意討ちとなった一族の女性たちの住む、“白鷺屋敷”に送り込まれた、女医師・伊都子が主人公。
最初は女性同士の確執がメインかな。と思ったのですが、男性側の勝手な都合で、不自由を強いられている白鷺屋敷の女性たちを通して、武家の女性の悲しさ、そして強さが描かれている切ない話でした。 -
初の気持ちがわかるようでわからなかったので、もやっとしたまま読み終えた
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木にはなって読み進みはしたけど、展開がちょっと強引すぎて感情移入しずらかった。
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葉室麟さんにしては珍しいミステリ仕立て。
でも大どんでん返しが有るのかと言えばそうでもない。なんか中途半端な印象。
可もなく不可もなく。 -
2017/7/8
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女は強い
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初出 2015〜16年「一冊の本」
葉室麟には珍しいミステリー仕立て
町医者の娘で女医の伊都子は、大坂への遊学願いを認めるという条件で、女たちが監禁されている白鷺屋敷に住み込む。
女たちは、ひと月前に藩主と対立して上意討ちにあった佐野家の妻女たちと女中たちで、自害しないように見張り、身籠っている者がいれば報告せよと伊都子は命じられる。
女たちと暮らしているうち、外から来る男たちが次々に死んでゆき、伊都子は恐怖にかられていく。犯人が誰で、なぜ殺したのかと。
武士の意地を通して命を捨てていった男たちに対して、命を守り、命を繋いでゆくのが武家の女の戦いなのだと覚悟が語られるが、それでも自分の命を捨ててそれを守ろうとするのだった。
著者プロフィール
葉室麟の作品
