錆びた太陽

著者 : 恩田陸
  • 朝日新聞出版 (2017年3月21日発売)
3.45
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  • レビュー :86
  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022514653

錆びた太陽の感想・レビュー・書評

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  • 楽しくにのびのび書いているなっていう感じ。『蜜蜂と遠雷』と違っても、こういうのも好き。コミックを読んでるみたいだけれど、砕け過ぎてない、その加減がいい。ただ、ある程度年をとってる人でないと楽しさは半減かもね。それにロボットとか原発とか未来ありえる世界を書いています。これはこれで良い、うまいように書いてるな〜ってことで満足。

  • 小ネタ満載(世代じゃないのが残念)だけど、結構シリアスな展開。

    つくづく圧倒された。
    そのあまりの世界規模での無駄遣いに。

    一度始めてしまったものを止めるということはとても難しい。
    それでも、
    どうしてやめるという選択肢を選ばなかったのか。

    そのとおりだと思う。

    もしそれが出来ていたら、
    どのくらいの人を救えただろうか?
    そう単純なことではないけれど、そう思う。


    このキャンペーンは本当にすごいな。
    本当に政府がやりそうなキャンペーンで笑えないところが、恐ろしい。

  • SFでミステリー、ホラーにシリアス。卓絶で秀抜な作品。

    ロミオ的なサブカル昭和ネタぷんぷんでついてけるかと心配したけど、杞憂だった。そんくらいしなきゃ押しつぶされる重厚なテーマ。
    エンターテイメントとして昇華できる、彼女はやはり天才。


    「人間を信じ切るには、あまりにも彼らは前科が有りすぎる」

    恐ろしい終末を回避できるのもやっぱり人間だからと信じたい。

  • 制限区域内、ヒューマノイド型ロボット、国税庁の一風変わった女性職員。

    核と日本の行方・・・考えたら、ありそうな話がテーマ。
    さすがにゾンビとかはないでしょうけど・・・。

    テーマは重いのに、ロボットと特徴あり過ぎな徳子とのやりとりがおもしろくて、先も気になり、楽しく読めました。

    願わくば、はじめてことは止められないとか、政治家は目先の事しか見てないとか、核の脅威とか、絵空事でありますように。

  • 図書館で借りたのだが、予約数の割に早く順番が回ってきて、読んで納得。
    先の展開が全く読めない為、ページをめくる手がとまらない。
    ストレイテナー聴くのか。。引出の多さ。。

    恩田氏と同性代の人ならより楽しめるのだろうな、という小ネタ満載。
    また、3.11を思い出させる。

    合歓の花、というのを検索したが、確かに凄く綺麗な桃源郷にありそうな樹、という印象を受ける。

    とにかく、国税庁の女性もぶっ飛んでいるし、猫も環境もぶっ飛んでいるし、
    同じ顔の7人がシンクロしているシーンなんて是非ともアニメーションで観たい。

    『夜のピクニック』みたいな感じが恩田氏、と思っている人に読ませてみたい。

  • 2017/6/25-7/3読了

  • 面白かった。安全第一 火の用心 整理整頓 大魔神 今日も元気で行ってらっしゃい

  • 1日で読み終わり。
    冒頭から恩田さんのぶっ飛ぶ系炸裂。
    ウルトラエイトのネーミングが、、、
    吹き出してしまった。
    この人時々大変な飛び方するんだよなー。
    ロミオとロミオとか、雪月花に見るアレね。
    面白かったけど、また伏線おざなりに処理したね。
    恩田節でいえば、やはり曖昧なミステリーがいちばん好きだなぁ。
    原発のゴミ処理場所にしちゃおう計画については、コッペリオンを彷彿とさせる。
    日本の政府ってつくづく期待されてない。

  • まあまあ。恩田さんだから期待しすぎたか。

  •  100年以上前の原発事故で立ち入り禁止区域になっている場所へ、国税庁の若い女性がやってくる。この地域はロボットたちが管理しており、突然の来訪者に戸惑う。

     明らかに福島第一原発の事故をモデルにしているが、原発事故で亡くなった人々の遺体がゾンビとしてよみがえる、という発想はどうなのか。
     ゾンビ以外にも、アシモフのロボット三原則や往年の刑事ドラマ、国税庁の役人気質など、借り物の安物アイデアのオンパレードで、作者らしさが何も感じない。ラストは予想した通りよくわからない終わり方で、久しぶりに手抜き小説を読まされた感じがした。

     やはりこの作者は、巷で流行っているネタを中途半端に取り込んだ作品ではなく、独自の世界観で描く『光の帝国』のようなSFファンタジーか、『夜のピクニック』や『チョコレートコスモス』のように時間的・空間的フレームがきっちり固まっているストーリーの方が向いていると思った。

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