錆びた太陽

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.42
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本棚登録 : 535
レビュー : 95
  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022514653

感想・レビュー・書評

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  • 楽しくにのびのび書いているなっていう感じ。『蜜蜂と遠雷』と違っても、こういうのも好き。コミックを読んでるみたいだけれど、砕け過ぎてない、その加減がいい。ただ、ある程度年をとってる人でないと楽しさは半減かもね。それにロボットとか原発とか未来ありえる世界を書いています。これはこれで良い、うまいように書いてるな〜ってことで満足。

  • 小ネタ満載(世代じゃないのが残念)だけど、結構シリアスな展開。

    つくづく圧倒された。
    そのあまりの世界規模での無駄遣いに。

    一度始めてしまったものを止めるということはとても難しい。
    それでも、
    どうしてやめるという選択肢を選ばなかったのか。

    そのとおりだと思う。

    もしそれが出来ていたら、
    どのくらいの人を救えただろうか?
    そう単純なことではないけれど、そう思う。


    このキャンペーンは本当にすごいな。
    本当に政府がやりそうなキャンペーンで笑えないところが、恐ろしい。

  • SFでミステリー、ホラーにシリアス。卓絶で秀抜な作品。

    ロミオ的なサブカル昭和ネタぷんぷんでついてけるかと心配したけど、杞憂だった。そんくらいしなきゃ押しつぶされる重厚なテーマ。
    エンターテイメントとして昇華できる、彼女はやはり天才。


    「人間を信じ切るには、あまりにも彼らは前科が有りすぎる」

    恐ろしい終末を回避できるのもやっぱり人間だからと信じたい。

  • 恩田さんの作品は好きなものが多いんだが、これはもう全然好みではなかった。
    この本のユーモアも、主要キャラ財護徳子も、全然好きじゃなくて、自分が別人なのかと思うくらい親和性を得られず楽しめずで...。
    徳子がとにかく馴染まず、「こういうタイプが苦手なんだな」などと、本編そっちのけで自分を認識したりしていた。

    恩田さんの本なので、楽しめる人には楽しめると思う。

  • 制限区域内、ヒューマノイド型ロボット、国税庁の一風変わった女性職員。

    核と日本の行方・・・考えたら、ありそうな話がテーマ。
    さすがにゾンビとかはないでしょうけど・・・。

    テーマは重いのに、ロボットと特徴あり過ぎな徳子とのやりとりがおもしろくて、先も気になり、楽しく読めました。

    願わくば、はじめてことは止められないとか、政治家は目先の事しか見てないとか、核の脅威とか、絵空事でありますように。

  • 図書館で借りたのだが、予約数の割に早く順番が回ってきて、読んで納得。
    先の展開が全く読めない為、ページをめくる手がとまらない。
    ストレイテナー聴くのか。。引出の多さ。。

    恩田氏と同性代の人ならより楽しめるのだろうな、という小ネタ満載。
    また、3.11を思い出させる。

    合歓の花、というのを検索したが、確かに凄く綺麗な桃源郷にありそうな樹、という印象を受ける。

    とにかく、国税庁の女性もぶっ飛んでいるし、猫も環境もぶっ飛んでいるし、
    同じ顔の7人がシンクロしているシーンなんて是非ともアニメーションで観たい。

    『夜のピクニック』みたいな感じが恩田氏、と思っている人に読ませてみたい。

    • solala06さん
      ああ~~、確かに映像化したら面白そうですよね!
      ちょっとリアルな実写は難しそうな世界観ですので、ぜひアニメ映画化を…(笑)

      なんとな...
      ああ~~、確かに映像化したら面白そうですよね!
      ちょっとリアルな実写は難しそうな世界観ですので、ぜひアニメ映画化を…(笑)

      なんとなくの言い回しももしかしたらトリックがあるのではないか…!!?と、疑って読んでしまいますよね…、分かります…!!
      恩田先生作品によって鍛えられたミステリ反射神経と言いますか、なんと言いますか…笑

      ああ~~~~~~女性口調の効果!!なるほど!!
      先生の書かれる女性の話し方はなんとなく品があるといいますか…、いわゆるイマドキな話し方でない気がしますので…
      結果場の空気が独特になる、と…なるほどですf0314087さん…!

      書籍以外での先生の好みとか、気になりますよね~~!!
      メディア露出多くなったので、先生の特集とかでチラッと映してくれないかしら…ダメですかね…。

      はい、世界観といいますか、一昔前のネタみたいのがちょいちょい挟まってくるのとか…、私はそんなふうに感じましたね。学園モノ?みたいでもあり、『上と外』っぽいところもありながら、でも『ねじの回転』とか『ネバーランド』ぽいとこあり・・・、ううん、ちょっとだけいつもの恩田作品に比べると異色な気もするのですが、やっぱりいつもの恩田先生だな~~みたいな気もするし…。
      すみません、上手く言えませんね…。
      2017/12/09
    • solala06さん
      こちらこそ、せっかくf0314087さんがご感想教えてくださいますのに、マイペースなお返事になってしまっていて申し訳ありません…。

      恩...
      こちらこそ、せっかくf0314087さんがご感想教えてくださいますのに、マイペースなお返事になってしまっていて申し訳ありません…。

      恩田先生の素のしゃべり方が、意外にもあんな感じなのですかね…!!?(興味津々)
      恩田節の知的会話パート、めっっちゃ好きなので…分かります…!!

      本好きとしては、他の人たちの読書遍歴って気になりますよね…笑
      恩田先生があまり積極的には顔出しされないので…、そこがまたミステリアスで素敵なのですが…、小出しでいいので、特集してほしいものですね…!

      そうなんですよね、恩田作品のオチと言いますか、物語を集結させるやり方がいくつかパターンがあるんですよね。
      …完全に恩田作品ファンにしか分からない感覚な気がしますが…笑


      それは文春文庫版の『夏の名残りの薔薇』の表紙ですね!
      "黒地にアップで映った対象物"っていう構図が、似てますよねー!!
      世界観は全然違うのですが、両作品ともどこかずっとほの暗い風景が続いているようなイメージがあるので…少し似ているかもしれませんね。
      それに、文庫版『夏の~~』と『夜の底~~』上下巻、『終わりなき~~』は全て大久保明子さんという装丁家の方がデザインを手掛けているので…意識されたのかもしれません…!!

      単行本版の『夏の~~』は、文藝春秋本格ミステリ・マスターズシリーズとして刊行されたので、シリーズ全てが京極夏彦 with Fisco装丁のおそろいの洋書っぽい雰囲気で、淡い色彩に一輪の花が茎まで映った構図で…どこか色っぽくて、私はこちらも好みです・・・!

      分かります、本の表紙すきなので…ついつい表紙が映るバージョンの本棚でずっと設定してしまっています…!
      2017/12/22
  • 2017/6/25-7/3読了

  • 面白かった。安全第一 火の用心 整理整頓 大魔神 今日も元気で行ってらっしゃい

  • 1日で読み終わり。
    冒頭から恩田さんのぶっ飛ぶ系炸裂。
    ウルトラエイトのネーミングが、、、
    吹き出してしまった。
    この人時々大変な飛び方するんだよなー。
    ロミオとロミオとか、雪月花に見るアレね。
    面白かったけど、また伏線おざなりに処理したね。
    恩田節でいえば、やはり曖昧なミステリーがいちばん好きだなぁ。
    原発のゴミ処理場所にしちゃおう計画については、コッペリオンを彷彿とさせる。
    日本の政府ってつくづく期待されてない。

  • 警告だ、と感じました。
    皮肉や嫌味を詰め込んで社会を痛烈に批判しながら「人間」のあり方について考えさせている。
    無知の一言で片付けて本当に良いのでしょうか。
    「人間を信じるにはあまりにも彼らは前科がありすぎる」という一言が重くのしかかります。
    この本は空想物語では言い表せない気がしてなりません。放射線、AI、外交関係。山のように降り積もって行く問題にどれだけの人が顔を向けているのでしょうか。
    いつか来るかもしれない最悪の未来が、この物語の中の出来事のようでないことを祈ります。

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