星の子

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.25
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本棚登録 : 1897
レビュー : 287
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022514745

感想・レビュー・書評

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  • さらりと読めて、そんなこともあるだろうね、くらいの印象しか残っていません。

  • 新興宗教って、どうしても妙な警戒心が湧くけれど、好奇心に誘われて幸福の科学の『生命の法』とか読んだっけ。書き出しは仏法を平易に説いてあり、なるほどねなどと読み進むと、やがて大川隆法氏が釈尊だの、エル・カンターレだのの生まれかわりってことになっていく。何ともかんともだが、考えてみれば親族の法要にせよ、年に幾度となく参列する葬儀にせよ、いわゆる仏教だって、どれだけ耳にしても意味不明のお経を黒装束の者たちがそろって着座し、堪えながら聞いているのだ。こっちの方が怪しく、空疎ではある。てことで?林一家に幸福あれ。

  • 芥川賞候補だったので読んでみた。
    新興宗教のことがフラットな目で表現されてたので共感できた。
    親が子を想う気持ちがとんでもない話になってしまった。

  • 私は、宗教に抵抗がある人間でした。
    でも、お寺と深く関わる機会をいただけた事をきっかけに理解を深め、書物を読むようにしています。
    生きていく上で、導いてくれる素敵な教えが詰まってます。


    そんな前提を踏まえて、こちらの星の子は、『あやしい宗教』を信仰する家族の物語。
    信仰を深め、仕事を辞め、身なりを気にしなくなる両親。姉は失踪、救い出そうとする親戚。
    小説に限らず、何かを信じる人はまっすぐな心を持っていて、心が綺麗。一心不乱に何かを信じる人が、もしかしたら幸せなのかって、たまにふと考えることがあります。

    でも、やっぱり私は見えない神を信じることより、自分や大切な人と気持ちを交わしたり、信じていく人生が有意義だなって感じてます。

    • QAZさん
      レビューを読ませていただき、とても興味をひかれました。読んでみます!
      レビューを読ませていただき、とても興味をひかれました。読んでみます!
      2018/03/02
    • あみさん
      是非!小説の世界でないと彼らの価値観に触れられないかなーって思います☺︎
      是非!小説の世界でないと彼らの価値観に触れられないかなーって思います☺︎
      2018/03/04
  • 2018.02.26
    子供の病を治すことを目的に始めた宗教が次第にのめり込んでしまった家族の話を描いた物語。
    主人公のちひろは、なんとなく宗教を信仰しているけど、友達がいるから程度にしかやってない、
    両親は収入がなくなるまでのめり込む
    姉は家出
    宗教を信じる一家の日常生活を、ありのままに書いている

    ひどくのめり込んだから家族が崩壊したわけでもなく、普通に生活してるなっという感じ
    文章はとても読みやすかった
    盛り上がりも特になく、両親が最後にちひろに伝えたかったことは何だろうか
    読み込めなかった
    好きな人が信じるものを信じたい、生き過ぎたこともなのかな、、

  • 色んなこと宙ぶらりんになったまま幕を閉じるものがたり。
    悲壮感はなく、ただぼんやりと日々が進んで行く。真綿で首が閉められて行くような地獄感はあった。

  • なんとなく面白かったが、作者は何を伝えたかったんだろうと思ってしまった。何も解決しないで話が終わって、「続きは読書が想像して」とか言うつもりだったのだろうか。

  • 書店で話題になっていたので手に取った作品。
    個人的にとても面白く読んでしまいました。

    主人公が幼い頃に原因不明の湿疹が出て何をしても良くならず
    父親の職場の人に薦められた怪しい水を服用することで
    快方に向かったことからその怪しげな水を販売する
    団体にのめり込んでいってしまうという話です。
    作者の体験談に基づいたのではないかと思われるほど
    緻密な描写に引き込まれました。

    ただ、物語としては時間軸が行ったり来たりするので
    頭の中を整理しながら読み進める必要があります。
    また、怪しげな団体について主人公はあまり明確に自分の考えを
    述べないのでどう思っているのかは想像するしかありません。
    物語全体を通して伝わってくるのは両親の主人公に対する
    純粋な愛情で、少し歪んでいながらもその中にある温かさに
    心打たれるものがありました。
    最後の場面は中途半端な感じで終わりますがそういったところが
    非常によくあらわれていたと思います。

  • なんとも言えない感覚。すごく汚い言葉になってしまうけど、読み終わった直後は胸糞悪くなる感じだった。
    しばらくしてもう一度考えてみると彼女を取り巻く環境が何も変わらないまま、ラストを迎えるのがすごく寂しかった。
    流れ星のシーンは読んでいてある種恐怖のような感覚にも襲われた。

  • 体の弱いちひろの病気を治すためにお父さんがもらってきた「水」から
    ゆるやかに日常が崩壊していく。

    新興宗教を信じることにより生活に支障が出ているのに
    ちひろの視点からは危機感や悲壮感が感じられず、ふんわりとお話が進んでいく。

    ちひろ自身も家族が”普通ではない”ことに気づいているのに 現状を変える行動が強く取れず、「うちの家族は会話が多い」などと流れに身を任せていってしまうところが恐ろしいなと感じた。

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著者プロフィール

今村夏子(いまむら なつこ)
1980年広島県生まれ。2010年「あたらしい娘」で第26回太宰治賞を受賞。「こちらあみ子」と改題、同作と新作中短編「ピクニック」を収めた『こちらあみ子』で2011年に第24回三島由紀夫賞受賞。2016年、文芸誌『たべるのがおそい』で2年ぶりの作品「あひる」を発表、同作が第155回芥川龍之介賞候補にノミネート。同作を収録した短篇集『あひる』で、第5回河合隼雄物語賞受賞。2017年、「星の子」で第157回芥川龍之介賞候補ノミネート、第39回野間文芸新人賞受賞。 2019年、「むらさきのスカートの女」が第161回芥川龍之介賞を受賞した。

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