星の子

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.25
  • (45)
  • (190)
  • (277)
  • (80)
  • (22)
本棚登録 : 1885
レビュー : 286
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022514745

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • さらっと読めて、なんだろう

  • 再読。かなり深い話だと思う。

  • 自分的にはあまり、好きだなって感情にはなりにくい本。気がついたら読み終わっていた。
    片方から見れば"まとも"でないものも、当事者側から見れば"まとも"であり、普通の出来事だったりして、その両端から交互に描かれる宗教観がリアルだった。
    主人公がまだ自分の意思で独立できない年頃の中学生であり、彼女の視点から物語が描かれることで、より一層物語のリアルさが強調されている作品だなと感じた。

  • なんだろうなー。

    傍から見てると救いがない感じがするんだけど
    当人達は別に不幸せではなさそうなんだよね。

    何度か目を覚ますチャンスはあるにもかかわらず、
    結局そのままなんだもんな。

    昔私の通っていた小学校にも
    家族ぐるみで宗教にはまっているという子がいたけど、
    やっぱり噂になっていた。
    そういう人が数人いて、中には友人を勧誘する奴もいたから
    さすがに「気を付けた方がいい」というのは話に出た。
    それだって、きっと親族とか仲良しの人が
    説得したことはあるんだろうけど、続けてたもんなぁ。
    「親に言われて」「親がやってたから」っていうのはきっかけでも、
    結局は自分もその世界の人間になっちゃうんだろうね。

    無宗教派からすると理解しがたい世界だけど、
    それが彼らの世界だというのなら仕方がないよね。

  • 2019.09.11読了。
    今年33冊目。

  • 「信じる」とか「ふつう」とか
    考えると難しい

  • 読んでいてとてもざわざわする後味の悪い作品。最後のシーンはどういう意味なのだろうか?色々な捉え方ができるし、人によって解釈も異なってくるのだろう。人間はとても怖く、自分が信じたものは間違いないと思い込み、自分を否定するものを攻撃することはなんて卑しいことなのかと思った。

  • 両親は水の力を信じた。それから宗教を信じた。そしてそれは子どものためだと信じ続けたのだろう。

  • 主人公の病気がきっかけで新興宗教にはまってしまった家族のお話。

    知り合いに教えてもらった水をきっかけに宗教にのめり込む両親。
    当事者でありながら、どこか俯瞰的な視点の主人公ちーちゃん。
    新興宗教=ヤバい人たち、という一般的に言われている「現代日本の感覚」の親戚やちーちゃんの友人。


    日本は宗教を嫌悪する文化があるからかもしれないが、
    人って結局なにかに縋って生きていると思う。

    この家族(とりわけちーちゃんの両親)にとってはそれが宗教だっただけなんではないかな、と思う。



    ラストシーンに関して言えば、まだちゃんと咀嚼できていない。ちゃんと読み込んで、自分なりの解釈を見つけたい。

  • 霧の晴れない景色のようで、でも少しだけすっと透き通った気持ちになれる読後感を味わえる、不思議な本でした。

全286件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

今村夏子(いまむら なつこ)
1980年広島県生まれ。2010年「あたらしい娘」で第26回太宰治賞を受賞。「こちらあみ子」と改題、同作と新作中短編「ピクニック」を収めた『こちらあみ子』で2011年に第24回三島由紀夫賞受賞。2016年、文芸誌『たべるのがおそい』で2年ぶりの作品「あひる」を発表、同作が第155回芥川龍之介賞候補にノミネート。同作を収録した短篇集『あひる』で、第5回河合隼雄物語賞受賞。2017年、「星の子」で第157回芥川龍之介賞候補ノミネート、第39回野間文芸新人賞受賞。 2019年、「むらさきのスカートの女」が第161回芥川龍之介賞を受賞した。

星の子のその他の作品

星の子 Kindle版 星の子 今村夏子

今村夏子の作品

星の子を本棚に登録しているひと

ツイートする