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- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022514806
作品紹介・あらすじ
【文学/日本文学小説】仁こそ尊し――孟子の訓えを信じる儒者の甫庵は、戦国の変転に巻き込まれ主君、親友を失いながら生き抜き、やがて「信長記」「太閤記」を書き進める。仁こそ人の世の礎であるとの思いを込めて著わしたそれらの物語はついに――。実在の儒者、感動の生涯。
感想・レビュー・書評
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仁者無敵。儒者小瀬甫庵、信長記、太閤記の著者。為政者は仁者であるべきだが戦国時代そんな綺麗事は通じない信長も秀吉もある部分では仁者だが戦さとなるとその理の外になる。戦さはより犠牲者が少ない選択に迫られる。これはどうしても仁とは言えない。江戸時代になり幕府にとって民衆を治めるために儒教は便利だった。しかし長幼の順など儒教の弊害もある。現代日本では道徳の授業で儒教を無意識のうちにその弊害も内在しながら生活の規範としている。
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