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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784022514936
作品紹介・あらすじ
【文学/日本文学小説】元料理人のサトジは一目惚れした女性マヨと、12年ぶりに再会。彼女は離婚を経験し、一人娘のウフと二人で静かに暮らしていた。心に傷をもつ娘、別れた父親との関係、祖母の遠い記憶、学校でのいじめ……人生の難局をサトジの卵料理が解決していく。
感想・レビュー・書評
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元コックと母子家庭と居酒屋と卵料理のお話。
作中出てくる卵料理やその料理を作るエッグマンの心意気が素敵。
レシピをメモしながら楽しく読めました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
無口で不器用なサトジが、行きつけの居酒屋で出会った人妻に恋をし、彼女が出産、離婚した後も一途に思い続け、料理を通して心を通わせていく温かく素敵なストーリーでした。出てくる卵料理の数々が美味しそうで、私もエッグマンがいるお店に通いたい!エッグマンの料理は何を食べても美味しいんだろうな…
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こういうあったかくてホッとしてお腹空く話を読みたかった。一気に読んだ。
人生が関わる物語って世知辛くて救われにくい話が多くて落ち込むけど、エッグマンは自分のできるやり方で自分の精一杯と身近な人たちの協力でなんとか解決して、穏やかな幸せに着地出来るから読んでて安心する。特別な人や凄過ぎる能力じゃなく自分が出来る精一杯を尽して辿り着けるのが良いな。
あと終始穏やかで謙遜しっぱしだけど自分を卑下したり否定したりし過ぎない、こういう主人公あんまり出会ったことないから新鮮だし好きだな。
冒頭は穏やかで地味で控えめ過ぎる男が馴染みの居酒屋で何年も女性(既婚)を見つめるっていうもんだからコイツ大丈夫か?と思ったけど、歩み寄り方が優しくてでも頼りないわけじゃない。料理の腕は一流で知識もついてくる(全部卵料理!)。ウフちゃんと母の友人やイイ人候補でなくエッグマンとして一対一で向き合うのが特に好き。
それに料理で問題そのものを解決するんじゃなく、あくまで励ます為に振る舞われているのも良い。音楽が記憶を思い出させたりするけど料理もきっとそうだなと思わせてくれる。ずーっと優しい話だった。すごくよかった、今読んでよかった。 -
一気読み。どの卵料理も美味しいんだろうなと想像できる。著者のお弁当本は読んだが小説は初めて。構成や言葉の選び方が上手いと思った。
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★2017年10月29日読了『エッグマン』辻 仁成 著 評価A
独り身の不器用な生き方しかできない零細食品開発会社に勤める佐藤次郎ことサトジが主人公。(30代後半か40代前半?)
13-4年前、毎晩立ち寄る飲み屋『ゆるり』で一時憧れていた女性客はいたが、その彼女とは一言も言葉を交わすこともなくそのまま月日は経っていた。最近、その彼女「マヨ」が疲れた様子で一人『ゆるり』に現れて、一本だけビールを飲んで帰るようになる。
そしてある日、近所のスーパーで偶然出会うところからサトジとマヨの人生は新たな方向へ回り始める。
題名のエッグマンとは、主人公サトジの思い付きのニックネーム。彼は昔、料理人として、海外でも修行していた隠れたシェフではあったが、それをひけらかすこともない。しかし、憧れのマヨさんとかかわるうち、その娘である「ウフ」(フランス語でたまご)が大好きなタマゴの料理をふるまうことになる。次々と話しの中で披露される卵料理はちょっと素敵で、何度もでてくる卵焼きの描写を読むうちに自分でも作ってみたいと思う、そんな料理小説である。それでなくとも買うかどうかを考えていた卵焼き用の四角いフライパンを明日は買いに行こうか?!(笑)
第一話 TKGホワイトオムライス
第二話 他人の親子丼
第三話 奇跡のティラミス
第四話 エッグマンの卵焼き
第五話 二人でわけあうエッグベネディクト
第六話 タマゴサンドの差し入れ
第七話 サトジの涙
最終話 ウフとマヨに捧げる
特に第五話 二人でわけあうエッグベネディクトは秀逸だった。 -
よくある料理の小説とは違います。
料理の描写が細かく、具体性のある内容で良かったです。 -
洒落ていて、大人の恋愛の話だけど清潔感があって、卵料理が食べたくなる。私が想像していたような卵料理ばかりではなかったけれど、そこも良かった。
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居酒屋で常連客としてであった元料理人のサトジと離婚歴のあるシングルマザーのマヨ。そしてマヨの娘のウフが、ゆっくりと歳月をかけて肩を寄せ合うようになっていく物語。元夫のパワハラによる心の傷、仕事と家事育児をひとりでこなす事への疲労を抱えたマヨと、学校でのいじめにひとりで耐えてきたウフの心を、サトジの卵料理が癒していく。
タイトルのイメージ通り、角がなく、ふんわりと優しい物語でした。幸せの概念やとらえかたは人それぞれですけれど、幸せを形作るためのヒントがエッグマンの料理に象徴的にあらわれているように思えました。 -
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大人の恋愛ドラマという感じ。面白かった~。
居酒屋ゆるりの雰囲気を損なわないようにぜひ実写化してほしい!
マヨは桜井ユキさんが良いと思う。 -
元料理人、健在は料理アドバイス会社サラリーマンのサトジは行き付けの居酒屋で昔好きだったマヨと出会う。マヨは他の男性と結婚し子どもができたが離婚、今はウフという女の子と二人で暮らしていた。居酒屋「ゆるり」の店主や常連客とともに、サトジとマヨの恋愛模様が、サトジの作る卵料理とともに展開していく。
ほんわかとした大人の恋だが、老人問題やらいじめ問題やらDVやら、様々な問題がふんわり描かれている。こんな居酒屋とエッグマンが、近所に欲しい。 -
疲れた一日の終わりに読むといいなと思える作品。
温かい気持ちになります。
本から卵料理の香りがほんのりとしてきそうです。 -
卵料理のレシピが満載だけでなく、心も温かくなる。
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登場人物のそれぞれがとてもあたたかく、魅了された。
サトジさんのメニューで卵焼きを食べてみたい。 -
借りた時ぎりぎりで読み始めたら読み終わらず、再度予約。 面白く読んだ。 辻仁成は「冷静と情熱のあいだ」の印象からその後読んでなかったけど。最近バラエティに出ててちょっと興味出て読んでみた。料理の本は面白いねぇ。
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辻さんのファンタジーちっくな物語好きだなー。ファンタジーというわけじゃないんだけど、ほっこり優しい話すごく好き。一途で純粋なサトジがバツイチのマヨと、その子どもウフを、卵料理で少しずつ距離を縮め、傷ついた心を溶かす物語。
どんな話でもハッピーエンドは嬉しいね -
人生も、料理も、シンプルこそが難しい。
TKGホワイトオムライス、親子丼、ティラミス、卵焼き、エッグベネディクトetc.
風変わりな元料理人の作る一品が、食欲とこころを満たしていく。
すべての人々に幸せを届ける至福の料理小説
元料理人のサトジが居酒屋で一目惚れした女性と、14年ぶりに再会する。
彼女の名はマヨ。
いまは離婚を経験し、一人娘のウフと二人で静かに暮らしていた。
別れの理由は夫の横暴なふるまい。
そのことがウフのこころの傷にもなっている。
決して豊かとはいえない母娘の暮らしだが、ともに卵が好物で……。
離れて暮らす父親とウフの関係、マヨの祖母が語るイタリア男性との初恋、
ウフをおそう学校でのいじめ、老紳士のニューヨークでの思い出……。
サトジの作る卵料理が、マヨとウフに幸せの笑みをもたらしていく。
著者プロフィール
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