映画化決定

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.10
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本棚登録 : 68
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022514950

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学小説】「映画化決定ね!」。高2男子・ナオトはこっそり描いていたマンガのネームを、映研で監督を務めているハルに見られてしまう。学生向けの賞を受賞している天才女子からのオファーに乗り切れないナオトの心の傷、ハルがひた隠す病……切ない映研の青春を描く。

感想・レビュー・書評

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  • 病を抱えた少女と、その少女に振り回されながらも放っておけない少年。
    ちょっとどこかで読んだことのある設定で、このあとあぁなるよね、と予想しながら読んでいって、あぁやっぱりそうなったかぁと思った、と、こ、ろ、が!なんとなんと!そうきたか!
    いやぁ、まさか、そうきましたか。あぁびっくり。
    いろいろツッコミどころはあるけれど、最後まで一気に読まされました、まさに最後まで、きっちり。

  • 時々入る漫画の解説みたいなのは完全に蛇足。最後の仕掛けも正直読者にはピンとこない。人間同士の会話も結構冷たいと、わざわざ読むほどの物語ではない。

  • 高校の映画部所属の天才的監督女子が漫画家志望男子の漫画を映画化する。小六の頃にのめり込んで描き上げた傑作を越えられないナオトにひどく共感する。主演女優の演技に創作意欲が刺激されるのも引き込まれる。執筆や撮影模様、ドーナツ他や、沢山の漫画タイトルが華やぎ。家を出た父の彼女の苦味や真相は失速かな。。

  • 友井作品の中では、これまで読んだ中で一番読後の消化に時間がかかってる感じ。

    読みやすさは抜群なんだけど最も薦めにくい作品かなぁ。
    いま★3.5くらい。時間がたってどっちに転ぶ作品になるかな?

  • 放課後の教室でナオトが落とした一冊のノートを拾ったのは、同級生の天才画家監督・ハル。彼女はそこに書かれたマンガのネームを見て、言った。これをわたしに撮らせてほしい。創作者としてぶつかり合いつつ、ナオトは徐々にハルに惹かれていく。しかし―涙とサプライズのせつない青春小説。

  • 高校生の主人公が小学校時代に作った傑作漫画を超えられず葛藤しているところに、その漫画を偶然目にした映画部の高校生ながら世間に注目されている監督(女子)が、映画化したいと言い出すところから始まる。
    映画製作のノウハウが満載で、その分野に興味のある人には特に面白いだろう。
    話は、うーん、青春真っ只中の読者にはハマるのかもしれないが、映画製作の場面が多くてちょっと中途半端な気がしてしまう。ラストは予想外の展開となっているけれど、その伏線が微妙な気がするのだが…。
    中学生にどうかと思って読んでみたけれど、中学生には撮影の部分が興味なければ難しいかなぁ。

    最近、中学生がハマりそうなラノベ以外の本を探して、読んだことのない若い作家さんの作品を読むようにしているが、青春モノが続くと40半ばのオバハンには少々食傷気味である。しかし、時間のない中学生がどうやったらも少し本に興味を持ってくれるのだろうか…。2018.7

  • +++
    放課後の教室でナオトが落とした一冊のノートを拾ったのは、同級生の天才画家監督・ハル。彼女はそこに書かれたマンガのネームを見て、言った。これをわたしに撮らせてほしい。創作者としてぶつかり合いつつ、ナオトは徐々にハルに惹かれていく。しかし―涙とサプライズのせつない青春小説。
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    そのまま実写化できそうな物語である。全編に映画作りのあれこれがふんだんにあふれているし、ぶつかり合いやのめり込みようも含めて、高校生たちの情熱が漲っている。そして、その裏に流れる切なさが、ただがむしゃらなだけではない悲哀をも表わしていて、涙を誘われること間違いない。ハルとナオト、そして杏奈や乙羽さんたちそれぞれの想い、ナオトが抱える屈託と、ハルの事情。さまざまな要因が絡み合って、象徴的なラストへと向かう。――のだが、それだけで終わらず、その先にひと捻りあるところがミソである。人の心の純粋さや、やさしい嘘の哀しさに想いを致す一冊である。

  • 小さい頃からノートにマンガを描いていたナオト。そのノートを同じクラスで映画部の木﨑ハルに見られ「映画化決定!」と言われ1度は断るがー

    ◆これは-…「タイトルで引っ張って、映画化しやすそうな話だけど。映画化狙ってんのかなぁ」なんて。初々しい感性でないとダメなんでしょうねぇ…。

  • ネットギャリーで読ませていただきました。
    途中まではただの青春ラブコメかなと思って読みましたが、最後まで読んで拍手。
    何かを作り出し、それを多くの人に発表することは自分をさらけ出すことであり、全てをつまびらかにすることである。
    創作と自分自身は強く結びついているのだと実感しました。

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著者プロフィール

友井 羊(ともい ひつじ)
1981年生まれ、群馬県高崎市出身の小説家・推理作家。國學院大學文学部哲学科卒業。2011年『僕はお父さんを訴えます』で第10回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞し、同作でデビュー。2014年『ボランティアバスで行こう』は「SRの会」が選ぶ2013年ベストミステリー国内第1位に選出。
その他代表作に、『スープ屋しずくの謎解き朝ごはん』のシリーズ。各作品、ストーリー構成と意外性のあるラストなどに定評がある。

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