かるい生活

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.10
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本棚登録 : 275
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022515018

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学評論随筆その他】長年の漢方生活で健康的になったけれど、それでも時に訪れる体の不調。漢方の先生に尋ねるとすべて日常のある習慣が原因だった!? 『ゆるい生活』から3年。「体」「物」「しがらみ」の無駄をそぎ落とし、心身共に軽くなっていく日々をつづる爽快エッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • 「加齢」に伴う身体の不調に、漢方薬と生活習慣の見直しで立ち向かう群さんの日常です。

    きゃ~やめて~と叫びたくなるくらい思い当たることばかりでした。
    まず一番は、本を読む姿勢と(スマホも)、あごのたるみの関係!
    小学生の頃のように、机の上に本を立て両手で持つのが一番いいそうですが…
    ついソファーに寝っ転がったり、うつ伏せになったり、ダメダメです。
    そう言えば、あごだけでなくほっぺのたるみも気になってきてます。

    それに、ぺたんこ靴ばかりはいていると足が太くなるなんて!
    ハイヒール、滅多に履かなくなったなぁ。
    街中を歩く女性の、ひざ裏ぽっこりをチェックしまくる群さんにくすっ。

    それと、ほうれい線を見るとうんざりするから、鏡を見るのをやめたというご友人の達観ぶりと、
    捨て名人の女性がアルバムも捨てたのにはびっくりしました。
    不用品の処分…長年の課題です。
    これはなくてもすむのでは、と考えるくせをつける。
    えぇ、わかってはいるんですけどね…
    またいつか着るかも、読むかも…と。

    寝苦しい真夏の夜、暑いよ~と訴えるねこちゃんとの攻防戦。
    おきて~「もしもし」からの、おきろ~「木魚攻撃」が可愛かったです。

    最後の章はご家族の問題で少し重いお話でしたが、
    頼んでいた本が届くと「えへへ、来た来た」と、急いで箱を開け、本を取り出してにんまりする群さん。
    著名な作家さんでも同じなんだなぁと、ほっこり。

    歯医者さんで痛かったら手を上げてと言われ、
    上げたら、「は~い、痛いのね。そのまま我慢して」と!
    笑っちゃいけないけど、笑っちゃいました。

  • 断捨離をし、生活習慣を見直し
    作者はできるだけ余分なものは持たぬよう
    色々なものを捨てていく。
    時間も体力も気力もどんどん減っていく中で
    自分に必要なもの、不必要なものを見分け
    本当に必要なものだけで生きて行くことは素敵だ。

    一方、齢を重ねるにしたがって増えていく
    物も人間関係もしがらみも全部抱えてド~ンと豪快に生きて行くパワフルなおばちゃん
    (イメージはヒョウ柄のセーター・・・)も素敵だと思う。
    どちらになりたいのかと聞かれれば
    間違いなく前者だけれど(笑)
    還暦過ぎたら、『かるい生活』
    私も目指すぞ。

  • 群さんよりは少しだけ世代が若いが、いちいちごもっともとうなづくことばかり。体も物もしがらみもかるくできたらさぞや楽に暮らせるだろうな。

  • 身体も心も持ち物も、軽く、シンプルに暮らしたい

  • 最後の人間関係話が、悪口っぽくて読んでてちょっと気持ちのいいものではなかった。
    "しがらみをかるく"という章タイトルだから、人間関係も軽くする話かと思ったんですが。。
    "ものをかるく"までは楽しく読めたので、読後感が悪くなって残念でした。

  • 群さんの日常を書いたエッセイ。面白かった。群さんは私よりひとまわり年上だが群さんのエッセイを読んで今後起こるであろう体の変化を覚悟する(笑)。今回は群さんが体の調子を整えるために飲んでいる漢方薬やリンパマッサージに関する話が多かった。くるぶしや膝裏のマッサージ、私もぜひやってみようと思った。

  • 最近物がよく無くなる。管理しきれていない自分を感じる。色々厳選して処分すべきなんだろうなとおもう。
    最後の方でひどい母親の話が出てきたが、自分の好みで食生活を決めがちなのは私も反省しなきゃと思った。肉は結構食べているがバランスをと言われると自信ない。

  • 『ぬるい生活』『ゆるい生活』に次ぐシリーズ3作目。
    漢方の話は興味深いけれど、それが広く世間の人に役立つわけではない。
    そういう意味では、よくしゃべる友人のご高説を賜っている感じ。
    体、もの、しがらみを軽くするという章立てだが、ものの捨てっぷりは見習うべきところあり。
    ただし、「しがらみ」で語られる弟との確執のくだりは、今までの彼女の本で繰り返し書かれていたところだけれど、ここだけトーンが違うので戸惑う。
    初期の作品は、うぷぷと笑えてしょうがなくて、友人にも勧めたりしていたけれど、
    もはやその面影はない。

  • 2017/11/7発行。「一冊の本」の2015年9月から2017年8月までの連載をまとめたもの。年齢が一つ下でほぼ同年代。最初は暑い夏がうんざりという「はじめてクーラーを入れた日」「連日の湿気で○○が生える?」でエッセイとしてはどうなのというスタート。次に、水分が体にたまると体調を崩し話。整体をするが痛いらしい。「高温多湿と体の水分」「謎のつぶつぶ」。原因が甘いものにあるとかで、今では、月に一度程度外で出されたららしい「ついお菓子に手を出したら・・・」「意外な食べ物にひそむ糖質」それでも水分がたまって、マッサージが痛い。「激痛のリンパマッサージ」「さらに、膝裏がぽっこりするというのだがこれは何なのだろう。高齢者はみんなそうなんだそうだが。「膝裏ぽっこり撃退法」

    なんだかぐちばかり聞かされてるエッセイと思ったが、こうした等身大の話が群さんのこのシリーズの肝なんですね。ワタシくらいの年になるとこんなにあちこち不具合が生じるものなのか。自制して生きていくしかないんだと反省と共感をする。

    二部は断捨離、さらに3.「しがらみをかるく」では弟の悪口をあからさまに書いていて、これは問題になるだろうと思うのだが、読んでるほうは面白い。同世代の日記のように感じでこれからも読んでみたい。

  • タイトルとは裏腹に、とてもおもい生活をされてる群さんのお話し。群さんってこんなに漢方にどっぷりされてる方だったんですね。漢方にやや興味があり、軽いものから、という気持ちで読みましたが、それほど漢方に魅力を感じませんでした。しかし、群さんの表現のあれこれはおもしろく、星三つ。

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著者プロフィール

群 ようこ(むれ ようこ)
1954年、東京都生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。広告代理店に就職するが半年で退職。6回の転職を経て「本の雑誌社」に事務職で入社。やがて本名で『本の雑誌』に書評を執筆しはじめ、1984年『午前零時の玄米パン』でデビュー。同年退社し、作家専業となる。
代表作として映画のために書き下ろした『かもめ食堂』、ドラマ化された『パンとスープとネコ日和』など。

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