- 朝日新聞出版 (2018年1月19日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ / ISBN・EAN: 9784022515124
作品紹介・あらすじ
【文学/日本文学小説】『この世界の片隅に』のこうの史代が贈る、ほのぼのシュールな動物4コマ漫画! うさぎの家族と街の動物たちの日常を、鳥獣戯画へのオマージュを込め、ユーモアたっぷりに描く。また作中で使った漫画の記号表現「漫符」一つずつに解説が付されるユニークな仕掛けも。
感想・レビュー・書評
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『夕凪の街、桜の国』の著者、漫画家のこうの史代さんが、『鳥獣人物戯画』で描かれるうさぎのみみちゃん、かえるのあおいくん、さるのきい子ちゃんを主要キャラクターとして、漫画特有の表現記号「漫符」の用例を4コマ漫画で説明した本。
自分の母親を含めマンガを読めない人と縁があるというこうのさんは、漫符をわかりやすく説明したい、という思いをずっと抱えていたそうだ。そこそこ漫画を読む私はいつのまにか理解できるようになっていた漫符だが、漫画を読まない人にとっては、なぜこの記号が感情や動きを表すのか理解するのが難しいのかもしれない。
本書は漫符の説明書ではあるが、こうのさんのほんわかした絵柄と、どこかなつかしくクスッと笑える内容で、単純に4コマ漫画としても楽しめる。夏バテで読書熱が高まらない時の箸休めとしておすすめである。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かったです。
マンガの読み方、表現の仕方を四コマ漫画と共に紹介してくれるマンガでした。
昭和のマンガの様な典型的な表現で、最近ではあまりみないものも多いのかな。少し頭を使いながら読んでいる気がしました。
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4コマ漫画×『鳥獣戯画』のキャラクターのゆるく愉快な日常を通して学ぶ“漫符”図鑑。
ひらめきの時、うきうきの時、怯えた時、ショックを受けた時……漫画やイラストのなかで使われている記号を「漫符」と呼ぶんですね。4コマ一つにつき一漫符。4コマには鳥獣戯画お馴染みのうさぎや蛙といった動物キャラクターが表情豊かに描かれ、4コマらしくしっかり最後のコマで“オチ”ています。4コマのストーリー自体もほっこりするばかりで十分楽しいのですが、過去類のない「漫符図鑑」として眺めても充実の情報量です。
今となっては意識せずに漫符の意図を汲み、イラストやストーリーを楽しんでいる。そんな自分自身が不思議でなりません。(自転車に一度乗れたら転べない、と近しいものを感じます。…伝わります?笑) -
「この世界の片隅に」の作者の最新作。みみちゃんと動物たちのほのぼの漫画。こうの史代さんの漫画をもっと読みたいと思った。鳥獣戯画風の絵を見て絵がうまいなあとも。最初、題名を見たとき「ギガ」ってギガバイトのことだよなと思い不思議に思っていたがよく読んでみると「鳥獣戯画」の「戯画」ってわかって(なんて頭悪いんだよおまえ!)落ち込んでしまった。。。こうの先生すみません。。。
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#3556ー173ー379
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鳥獣戯画調に描かれたほのぼの動物4コマが、そのまま「漫符(漫画特有の表現記号)」の用例集になっているという素敵なご本です。
私は幼少期から漫画に親しんで育ったタイプなんですけど、漫符ってこんなにあったんだ(本書で取り上げられているものだけでも100種類以上)とびっくりすると共に、自分がその全ての意味を概ね正確に把握できていることも何だか不思議な感じ。
ずっと昔から(それこそ「鳥獣人物戯画」の時代から)大勢の人々と同じものを共有しているのだ……と思うと、本当に感慨深いなあ。
漫符事典として優れているだけでなく、お調子者のみみちゃんやクールなあおい君、頑張り屋のきい子ちゃんたちが織り成す日常がめちゃめちゃ楽しい! -
漫画の中で使われる「漫符」と呼ばれるものの解説を含めた4コマ漫画集です。
例えば、「汗」を表現する(^^; のようなもの。
それぞれの「漫符」の意味や(複数の意味をもつ漫符もありました)使い方を、鳥獣戯画のキャラクターにのせて(ウサギ、カエル、サル、など)紹介しています。
漫画を読むことが苦手な人の中には、コマワリの順序がわからない、ということに加えて、これらの漫符の意味(約束事)がわからない、という原因もあると聞きます。
『この世界の片隅に』の作者がやさしいタッチで描く漫画は、(その内容には若干の「古臭さ」のようなものがあるにせよ)ほっこりと癒しを提供してくれました。 -
ぼおるぺん古事記とかもそうだけど、こうのさんのチャレンジングな発想はほんとに楽しい。
漫画に使われている記号=漫符の解説を、4コマ漫画で、しかもなぜか鳥獣戯画風で、って。
でもたしかにこうのさんの絵は鳥獣戯画に合ってる気がする。
天真爛漫な(?!)みみちゃんがカワイイ。
ちょっと不憫だけど天然ぽい紺野先生もいいわ〜 -
鳥獣戯画のウサギやカエルと共に漫画特有の表現をゆる〜く俯瞰する漫画です。普段当たり前に見られる表現もこうやって一冊になると面白いですね。こうの史代さんならではの温かいタッチとのほほんとしたキャラがよくマッチしています。面白かった。
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これはいいものだなー!
漫符の使用例と、鳥獣戯画風のイラストの可愛らしさ、そして四コマとしての面白さもきっちりあるから素晴らしい。
借りて読んだものだけど、自分でも買いたい。 -
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漫符の効果や機能や表現することを、はっきり言語化すること。
それを鳥獣戯画のキャラパロで四コマ漫画にすること。しかも巧みに。
これは歴史的偉業だ、と肩肘張って言いふらしたい気持ちにもなるし、
こっそり自分だけの本棚に紛れ込ませておきたい気持ちにもなるし。
遡ってこうのさんの漫画を思い出したりもした。「こののに」はもちろんだけど、「長い道」や「ぴっぴら帳」や「さんさん録」などを。
「ぼおるぺん古事記」に続いて筆記具の実験でもある。 -
もっと鳥獣戯画に寄せてるのかな、と予想してましたが、どちらかというと昭和の四コマですかね?
シュールになりすぎてないので、読みやすかったです。鳥獣戯画で四コママンガで漫符の解説・作例、って、既にかなりシュールですけども…
また、自分の表現手段について自覚的である、という意味で、インテリの仕事だな、と思いました。 -
朝日新聞出版のPR誌に連載していたのをいつも楽しみに読んでいたので(といっても手に入る時と不首尾の時と半々ぐらいで…)、すぐ本にまとまってうれしい。
鳥獣戯画風に描かれたとぼけた小動物たち、お調子もののみみちゃん(うさぎ)、ちょっとクールなあおいくん(かえる)、がんばり屋さんのきい子(さる)を中心にくりひろげられるのんきで楽しい日常。基本は漫符(マンガのお約束表現)を4コマ漫画でひとつずつ紹介していくスタイルで、連載では1回に4つずつだったので、だいたいそのまとまりで4コマ漫画同士にうっすらと流れもあってついつい次が気になって読むのが止まらない。こうの史代さんの作風&世界がやっぱり大好きだ〜。
それにしても、自分にとってはほとんど空気のように当たり前のようだけれど、コマ割りの流れや漫符が難しくて漫画が読めない、という人もたしかにいるんだなぁ…たしかに、外国に輸出するようなときも苦労しそうなところかも。 -
・マンガ表現って普段意識してなかったけどこんなに種類あるんだなぁ。改めて漫画家すごい
・やっぱりこうの史代さんの漫画の温かみヤミツキになる -
『この世界の片隅に』のこうの史代さんによる、いわば「マンガ表現の図鑑」。鳥獣戯画的な古式ゆかしい絵柄のマンガで実例を示しつつ、マンガの表現に使われる数々の記号が解説されまていきます。普段何となく見ている「漫符」。こんなに数多くのマンガ独特の表現法を、ほぼ何の疑問もなく理解して受け入れてるんだなぁと思うと、改めて驚きです。
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漫画の符丁を解説する絵として鳥獣人物戯画を下絵とし、それをここまで躍動感とユーモアに富んだ作品に仕上げるこうのさんには脱帽である。中でも主役のウサギのみみや、カエルのあおい、サルのきい子にちょっとした小物(耳のリボン、学生帽、スカート)を描き加えるだけでキャラクターを成立させている。もちろん、漫符の解説も判りやすいし、意識せずに(各漫符を)そういう風に読んでいたことへの気付きにもなった。
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図書館から借りてきました。
面白かったぁ。
小さい頃、漫画家になりたいって思ったことがあってね…まあ、絵が下手くそというか、立体も描けないので諦めましたが(笑)
この本は漫符の解説とそれを使った4コマ漫画なんだけど、改めて解説が入り、実践があるから
おぉ〜♪ってなってました。
そして、みみちゃん、カワイイ(笑)
2023.1.8
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こうの史代は「この世界の片隅に」等の一般的なイメージもあるけれども、かなり実験的な面もあって、本書はどちらかというと実験的な面が強調されていると思う。でも、ユーモアは相変わらずで、鳥獣戯画に登場する動物たちをかたどった登場人物(動物)たちがだんだんと愛おしくなる。しかし「この世界の片隅に」が映画化されて大変な話題になった後の作品としてこれを出すのも、なかなか骨があるなとは思う。
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漫画の表現と説明、その使い方の例を短い漫画で見せていく本。あえて説明してもらうことで、わかっていることがよりわかる。
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コマ割りや漫符のルールが読み取れなくて、漫画が読めない人がいる、というお話は衝撃的だった。
著者プロフィール
こうの史代の作品
