印象派への招待

  • 朝日新聞出版 (2018年2月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784022515261

作品紹介・あらすじ

【芸術生活/絵画彫刻】ルノワール、モネ、ドガ、ゴッホなど「印象派」と呼ばれる画家たちはどこが面白いのか? 今日まで熱狂的なファンがいる秘密は何なのか? 印象派が誕生した背景や、印象派を語るための五つのキーワード、鑑賞のポイントをなどをわかりやすく解説する入門書の決定版!

みんなの感想まとめ

印象派の魅力を深く理解できる入門書であり、作品の背景や画家たちの関係性をわかりやすく解説しています。特に、モネやルノワールの作品に親しんでいる読者にとっては、他の印象派画家や時代背景についての知識を広...

感想・レビュー・書評

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  • 印象派の全体イメージが分かる本。とても分かりやすいです。
    私はモネとルノワールが好きで2人についてはある程度の知識がありましたが、他の印象派の画家や関係性、時代背景など知識を深めることができました。最後の方にある、当時の売れた値段と今の値段の比較は面白いですね。天国でどんな感想を言っているか聞いてみたいです。

  • これまで美術というと小中学校で散々な成績だったトラウマで関わることのない世界であったが、このような入門書から入ると美術にもしっかりと歴史があり、体系があるということを学ぶことができた。
    同じ絵画でも、印象派とそれまでの古典絵画では、題材も技術も全然違い、自分は印象派の絵画に惹かれてしまった。
    こういう知識をしっかり身につけた上で美術館に行けば、何倍も美術品を楽しむことができるということが分かったのは大きな収穫であった。

  • ふむ

  • 2018年出版と、新しい本ということもあり、編集が上手で、とても分かりやすく、見やすくまとめられた本だった。

    巻頭では印象派の代表的な名画が数枚見開きでそれぞれ取り上げられ、分かりやすく短い言葉でその作品の特徴が書かれており、サイズも大きいこともあり絵の迫力もある。

    印象派が誕生する以前のフランスの時代背景、美術の重大な転機などもまとめられており、何故印象派が誕生したか、また理解が深まった。

    第1回から8回まで、それぞれの印象派展の代表作品などもまとめられていて面白い。

    以下、気になったとこメモ。

    ・1824-1874年の印象派誕生までのカウントダウンの章が面白かった。
    近代絵画の誕生、チューブ入り絵の具の誕生、サンラザール駅が郊外と結ばれた鉄道の発達。1839年の写真の発明。バルビゾン派の誕生や、マネの物議を醸した「草上の昼食」の発表。パリ万博、等々。

    ・写真の登場は、肖像画家たちを困らせた。
    画家たちは写実から解放され、写真に出来ないことをするしかなくなった。

    ・パリ万博で発表された日本の浮世絵
    日本が初めて正式に参加した博覧会。浮世絵版画が珍しがられ、印象派や、ゴッホなど、多くの画家に影響を与えた。

    ・そして印象派展に関しては、ページを割いて細かく説明されている。
    各回に出品した画家や作品が掲載されており、画家同士の関係性もイラストで説明されておりわかりやすい。

    ・印象派展の展示カタログの編集はルノワールの弟が担当した。

    ・印象派展は、印象派の他、セザンヌ、ゴーギャン、カサット、スーラ、シニャックらも出品した。

    ・第3回が傑作が目白押しで最も質が高かった。
    こちらのポストカードのルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」、モネの「サンラザール駅」、ドガの「舞台の踊り子」

    ・第4回でコンセプトが変わる。
    印象画展で顧客をつかんだモネやルノワールが再度サロンに認められることを望んだ。
    それに異を唱えたドガがモネらと対立。

    ・最後の第8回。前衛芸術が並んだ。
    スーラの「ラグランドジャット島の日曜日の午後」が目玉だった。

    スーラやシニャックも出品していたのは知らなかった!

    ・ピサロとセザンヌ
    印象派の長老でありまとめ役。日曜画家であり、株式の仲介人だったセザンヌを、ピサロが印象派画家が集まるカフェゲルボアへ連れて行った。

    ・後半には、印象派以前の絵と印象派の絵の比較がずらっとサムネイル調に掲載。
    その絵の雰囲気の違いが一眼でわかるようになっており、面白い。

    ・絵の値段の変遷
    モネの「積み藁」は、1891年400万だったが、2016年には89億に!
    これは、もうすごいとしか言いようがない。

    美術好きの人にも、初心者にも読みやすく分かりやすい一冊となっている。
    この招待シリーズ、好きかも!
    他の本も読んでみたいと思った。

  • おもしろ的なかんじ

  • 印象派は風景を描いた。目の前の現実を描いた。絵の具を混ぜずに使った。日本美術に学んだ。印象派の絵は明るい!

  • 1874年の第1回印象派展で"印象派"という言葉が世に出た由.ピサロ,マネ,ドガ,セザンヌ,シスレー,モネ,ルノアール,モリゾ,カイユボット,ゴーギャン,スーラ等詳しい解説は楽しめる.カラーの図もきれいで保存版としても重宝だ.画商 デユラン=リユエルが1868年にニューヨークで「パリの印象派による油彩とパステルの作品」展を開いたのが,印象派の作品が注目されるきっかけになったのだ.知らなかった.

  • 印象派が好きで、類書はたくさん読んでいますが、文句なしにオススメの1冊。

    教科書のようにていねいな解説。印象派が生まれた時代背景を年表のようにまとめてあったり、一人ひとりの絵の特徴や生涯などもしっかり押さえてあり、わかりやすい。
    本が大判なので、掲載されている絵が見やすいのもうれしい。

    印象派に興味を持ったら、まず最初に読んでほしい本。
    今開催中の「至上の印象派展」で見られる絵も多い(表紙のルノワールの絵もそう)。見に行きたくなります。

  • モネの企画展を観に行って印象派について興味が湧いたので買ってみた。
    印象派のもともとのイメージはふわっとしていて色使いが鮮やかな感じ。
    はっきりと主張することなく、どこか抽象的で鑑賞してる側に想像を委ねているところがあると思っていた。

    この本で、印象派の歴史を学ぶと、決して順風満帆な形で印象派がスタートしたわけではないことがわかった。
    王侯貴族が中心で、絵画は細部までこだわって描き切る旧態依然のサロンに対して、庶民に近い立場で、日常の光の質の変化を描きあげる手法で戦いを挑んでいった。
    保守派からは批判を浴びながらもモネの『印象・日の出』を皮切りに印象派は幕開けとなった。

    印象派が現在に至るまで、どのような変遷を辿ったのか、どんな画家がいて、どんな絵画が生まれたのか、一通り知れる入門書として読みやすく、今後の興味を掻き立てる一冊となっている。

  • ビュールレコレクションを鑑賞して、印象派に興味を持ち読んでみた。
    印象派はぼやーっとした感じでが好みではなかったが、実際は強い意志を持ってサロンと戦ってたんだなーと思う。

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