最後まで、あるがまま行く

  • 朝日新聞出版 (2018年3月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (184ページ) / ISBN・EAN: 9784022515391

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  • どれだけ自分のやりたいことをして生きるか、が何歳でも生き生きしている人の秘訣だと思うけれど、それにはもう一つ大事な前提条件がある。誰かのためになることを仕事とすること。
    そして、音楽や絵画やさまざまな新しいことに挑戦していくこと。

  • 内容紹介】2017年7月に惜しまれつつ亡くなった著者が、 91歳からはじめた連載、朝日新聞土曜別刷「be」の『あるがままゆく』
    体の変化があらわれはじめた101歳から、 亡くなる直前、口述筆記で作られた最終回までのなかから44本を選ぶ。
    車椅子を使いはじめることの葛藤と新たな気づき、 先に亡くなった妻へのお詫びの気持ちなど、 前向きなことも後ろ向きなことも、すべてを生きるエネルギーに変えて、 最後まで生き切った著者の、最後のエッセイ‼️

  • 亡くなられたことが残念です。

  • ほのぼのとした日常ながら、それを105歳で持病を抱えながらこなす先生の日記。。
    日野原先生の自分への厳しさがよくわかる一冊。まだ40歳の自分も負けてられないなと思った。

  • 日野原重明(1911.10.4~2017.7.18)著「最後まで、あるがまま行く」、2018.3発行です。101歳から105歳まで、1年毎に、心境、体調などを綴っておいでです。全編、誠実なお人柄が偲ばれます。メガネ、ケイタイ、パソコン、ステッキ(101歳から)、車椅子(102歳から)など、時の流れ、重ねた年齢に合わせ友達も増えてきたそうです。99歳までは睡眠5時間、100歳からは7~8時間に。105歳、着替えや洗面、入浴などは家族の手を借りながら一人でできている。もっと生きたいというのは私の本音と。

  • 101歳から105歳、死の直前まで書きつづけられたエッセイからえりすぐりの44編が一冊に

    百歳を超えてなおおしゃれに気を使い、毎年数十回の講演と数回の海外旅行、水彩画を再開したり乗馬を初体験したり高所恐怖症を乗りこえてヘリ観光をしたり、かと思えばひどい咳で椎骨骨折、転倒して額の裂傷、サッカー応援で心房細動に見舞われたり、などなど

    老いとつきあいながら人生をたのしむ著者のすがたから勇気と元気のエネルギーが伝わってくる

    104歳の「妻に言えなかった『ごめんなさい』」は絶唱

    さいごは読者への“最後の挨拶”となる口述筆記も

    初出は2002年から朝日新聞「be」に連載してきた「あるがまゝ行く」

  • 朝日新聞beの連載をたまに読んでいました(毎回読めばよかった・・・)。軽妙で、読みやすくてときに考えさせられ、励まされました。テレビやラジオでも優しく語っていらっしゃいました。自分もあんなふうに年を取っていければな、と思っていました。この本に収められたエッセイ、ケガや病気をしても元気で前向きに物事をとらえて語っていらっしゃったのが感じられます。最後のお別れはご自分のその時を予見されていたのですかね。東京オリンピック、見ていただきたかった。

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著者プロフィール

1911年山口県生まれ。1937年京都帝国大学医学部卒業。1941年聖路加国際病院内科医となる。学校法人聖路加国際大学名誉理事長、聖路加国際病院名誉院長、一般財団法人ライフ・プランニング・センター理事長などを歴任。予防医学の重要性を指摘し、医学・看護教育の充実、ターミナル・ケア(終末期医療)の普及に尽力。2000年には「新老人の会」を結成。1999年文化功労者。2005年文化勲章受章。2010年には国際コルチャック協会名誉功労賞受賞。2017年7月18日逝去。

「2022年 『2023年版『生きかた上手手帳』』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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