本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784022515520
感想・レビュー・書評
-
著者が被告に面会し会話し、その人となりや事件の核心に迫ったルポ。面会での被告の様子が詳しく書かれていて心の揺れ言動から性格もわかるような気がして興味深かった。似たような事件で木嶋佳苗がいるが性格はかなり違うようだ。この筧千佐子、なんでも人のせい環境のせいにしている。大学に行けたらこんなことはしなかった、最初の結婚で苦労したからこうなったなど。自分は悪くない。そういえば「無知の涙」の死刑囚、永山則夫もそう主張していた。筧千佐子は被害者に対して罪悪感を持っていないようだがそれも自分を守るためなのかもしれない。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
意外と内容が薄い
-
青酸カリで次々と知り合った男性を殺害し
その財産を手に入れる…
リアル「後妻業の女」事件として注目を集めた筧千佐子
彼女のもとに通った新聞記者のルポ
記者に心を開いているように思えながら
事件の真相は決して記者には言わない筧千佐子
人懐っこい笑顔とユーモアあふれる会話で
人を魅了する彼女の姿
悪人は悪人の顔をして人に近づくわけではない
善人の顔をして近づき、
その時に悪人の顔になる…
夏目漱石の「こころ」を猛烈に読みたくなった。
本棚登録 :
感想 :
