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Amazon.co.jp ・本 (296ページ) / ISBN・EAN: 9784022515544
みんなの感想まとめ
戦時中の保育園の疎開という独自のテーマを描いた作品は、保母たちの献身や子どもたちの苦悩を通じて、愛情や絆の深さを伝えています。実際に疎開したお寺でのエピソードや、東京大空襲で親を失った子どもに向き合う...
感想・レビュー・書評
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たまたま図書館で手に取った一冊。
住んでいるところのすぐ近くにあった保育園が、第二次世界大戦中に保育園ごと疎開したという話。映画にもなっていたとのこと。
保育園が疎開していたということはこれまでに知らなかったが、そこに至るまでの職員の方々の決心や苦労が語られていて、子どもを持つ親としては涙なしには読めなかった。
ボロボロのお寺に疎開した子ども達は、夜おねしょをしてしまう。それを保母さん達が湯たんぽを入れたり、2時間おきに起こしてやるけどやはりダメ。そんな時に抱っこして寝てあげると自然と治まったというエピソードや、東京大空襲で親を亡くした子どもにそのことを伝えるのに、膝の上に載せて涙ながらに話すエピソードなどは、保母さん達の子どもたちを思う気持ちや、愛情が、決して仕事だからというものだけから来るものではない、ということを感じさせられるものだった。
まさに今、コロナ感染が拡大する中でも保育を止めてはいけない、と強い覚悟で日々保育園を運営してくださる方々の姿が重なって見え、そこにある一人一人の想いや物語を決して無視してはいけない、という思いも抱いた。 -
映画を見てから読んだが、映画ではあからさまには描かれない、当時の保育者の働く環境や彼女たちの意識、社会状況との関連など、背景を知ることができて面白かった。現在でも保育者たちは、必ずしも恵まれた待遇ではない中で社会の底の部分で人々の暮らしを支えていると思うが、当時の保育者たちも同様に、あるいは今以上に社会と人々の有り様を考えそれを良くすることを考えて働いていたことがわかる。
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◆保母と子どもたちの保育園疎開の記録◆
原題は「君たちは忘れない」(草土文化1982年刊)。映画化(2019年2月公開)に伴い加筆修正の後に「あの日のオルガン」として復刊したノンフィクション作品。
太平洋戦争末期、日本で初めて保育園を疎開させることに挑み、子どもたちを守るために全力を尽くした19才から20才の若い保母さんたちと親から離れて集団生活を送る子どもたちが毎日を必死に生き抜いた記録。 -
映画観賞後に読む。原作と言ってもルポルタージュになっているので物語を読みたい場合は同名の文庫版がよいかと。
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2018.9.26(図書館)
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久保つぎこの作品
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