本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784022515872
作品紹介・あらすじ
【文学/日本文学小説】警視庁捜査一課のお荷物志麻由子は、捜査中に首を絞められ気を失う。目覚めるとそこは、異次元「光和26年のアジア連邦・日本共和国・東京市」で、もう一人の自分は〈東京市警のエリート警視〉だと知る。彼女は元の世界へ戻ることができるのか? パラレルワールド刑事小説。
感想・レビュー・書評
-
おなじ警察官になった娘が、未解決だった父親の殉職事件の真相に迫る。
というオーソドックスな警察小説かと思いきや、いきなりパラレルワールドに飛ぶ展開に、びっくり。
こういう作品も書くのだな、と新鮮。
元の世界では、実力の伴わない抜擢に縮こまっていた由子が、新天地で経験を積み、少しずつ成長していく。
たくましくなっていく姿は、さわやか。
異世界の由子の人間関係が、由子によって解きほぐされていくのも、よかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本庁捜査一課の新人刑事 志麻由子はおとり捜査中暴漢に襲われる。
目が覚めるとそこは違う時間軸を歩んだ日本。
東京市警察本部 特別捜査課 課長 志麻由子警視の執務室だった。
環境が人を育てる。 ヒロインの冒険譚となっています。
「帰去来」というタイトルも効いてます。
戦後の混沌とした東京をそのまま引き延ばしたような世界観。嫌いじゃありません。
映像化したら面白いかも・・・。 -
警視庁捜査一課・志麻由子は連続殺人事件での張り込み中、犯人に首を絞められ気を失ってしまう。目覚めたら、「光和26年のアジア連邦・日本共和国・東京市」という異次元で、その世界の志麻由子と入れ替わったようだ。ここでは警視であり、元の世界の元恋人・里貴が部下として仕えていた。混乱しながらも由子は、この世界での新宿、闇社会の「羽黒組」と「ツルギ会」を破滅させようとする。その一方で、こちらでの殺人事件、元の世界での実の父の死の真相、そして連続殺人事件の真相を追う。そして由子は元の世界に戻れるのか。パラレルワールド警察小説とのことです。
二つの世界での人物のつながりを整理しながらゆっくり読みました、うまく作ってあるけれど、大沢さんがSFとはね、というのが先ずの感想。自分自身SFというと冷めてしまうのが原因? いや、読み応えあったけれどね。男と女のやりとりとか正と悪のやりとり大沢さんならではで。由子の強くなっていく過程よかったね。 -
実はSF的な設定を数多く書いている大沢さん。本作は現時点では一番新しくSF設定のエンタメ警察小説だ。かつて父親を殺害された主人公が模倣犯となった事件の捜査中に犯人に襲われる。殺されたと思った瞬間、目を覚ますと全く違う日本へとたどり着いてしまっていた、というのがあらすじ。のっけからグイグイと引っ張るのは流石の手腕。加えてこちらも得意とする女刑事ものなので読む手が止まらない。タイムトリップした世界の理由など意外にもきれいな着地点を持たせており中々に面白かった。この手のSFではお約束のラストシーンも良かった。
-
大沢在昌 著『帰去来』読了。
執筆に10年を費やした大沢在昌作家生活40周年記念作品。
本作は過去の大沢作品の内『撃つ薔薇』や『B・D・T 掟の街』に近い近未来SFテイスト、舞台設定は村上龍の『5分後の世界』を髣髴させる◯行◯界もの。
警視庁捜査一課志麻由子は連続殺人犯の張込み中に何者かに首を絞められ意識を失う。
その彼女が目覚めた世界とは…‼️ 特別斬新な物語構造では無いが、作家生活40年に裏打ちされた見事な筆力で500ページ近い作品を一気読み。
弱点を長所に転換する方式も手垢の付いたものだけど、丁寧に描かれるヒロインの内面描写との相乗効果で説得力を持たせる辺りはお流石!
映画好きの視点からは舞台背景として『野良犬』『仁義なき戦い』『実録・私設銀座警察』などを、物語展開では『ヒドゥン』『アンタッチャブル』を想起しながらニヤニヤしていた(笑)
勿論 在昌らしいケレンもたっぷりあるし、後半では『新宿鮫2 毒猿』に勝るとも劣らない怒涛の畳み掛けで大満足。
問答無用でおススメでございます‼️ -
12月-14。3.5点。
ナイトハンターという殺人鬼、囮捜査をする女刑事。
被害に遭い気を失うが、気づくと別の世界に。
よくあるパラレルワールドものだが、スピード感あり。
さすがに読ませる。 -
面白かった。はじめは、ファンタジー⁈と思ったけれど、主人公の活躍に目が離せなくなり、ストーリーの先が知りたくて500ページ超えの長編でしたが、飽きることなく読めました。大沢在昌ハズレなし、です。
-
かなり面白い。没入した。
太平洋戦争の結果で大きく違ってしまった二つの世界をまたいでの犯罪。
警察官として強くなって行く女性主人公。
大沢在昌氏の新しい世界が楽しめました。 -
殺されかけた女刑事が、パラレルワールドで警視に出世している。会社員だった元彼が部下だったり、父親が別人だったり、今までの世界とは違う。戦後なのだ。闇市だってある。前の世界と、飛んできた世界に共通する犯人。後半は、出生の秘密。複雑な人間関係が、怒濤のような凄まじい展開で明らかになっていく。アクションあり、謎解きあり、描かれている人物は濃厚。読みごたえのあるsfだった。
http://muto.doorblog.jp/ -
-
パラレルワードを行き来する女性警察官が主人公のSFミステリー。元の世界ではお荷物刑事,飛ばされた世界では悪に対して辣腕をふるうエリート警視,生き残った方のへなちょこ刑事が異世界でもまれ成長していく…。大沢節は健在だが奇想天外,変化球が過ぎるかな
-
パラレルワールド警察小説と帯にある。また「タイムトリップ」という言葉も見えるが、ちょっと違うでしょう。まあ、連載誌が「小説トリッパー」だしな(苦笑)。SFテイストのミステリーを稀代のストーリーテラー大沢在昌が書いているのだから、これが面白くないはずがない。500頁を超える本を2日で読了。満腹感あり。
-
もうひとつの日本に跳ばされた女性刑事の物語。
パラレルワールドものに主人公の父親の秘密をからめたところがミソ。 -
真骨頂の警察物であるで新境地のパラレルワールド系。綿密に作り込まれた世界観と伏線の回収は見事。自分はやっぱり現実世界モノが好きだけど新たなジャンルという意味ではファンとして嬉しい限り。
-
もともとパラレルワールドって言う無茶な設定なのでつじつまの合わないことも承知で読んでくださいってこと
-
応募でゲラが当たりました!!
大沢作品はほとんど読んでいると思いますが、今までとは少しテイストが違うかも。
もう一つの世界の雑多で尚且つ質素な感じにとても引き込まれてあたかもその世界に迷い混んだような感覚で興奮しました。
父親との関係が切なかった。 -
パラレルワールドを舞台にした刑事もの。それなりに面白いが無理が過ぎる。
-
2つの時代を行ったり来たり。
あまり好きな感じでは無かった。
著者プロフィール
大沢在昌の作品
本棚登録 :
感想 :
