鴻上尚史のほがらか人生相談 息苦しい「世間」を楽に生きる処方箋

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  • 朝日新聞出版 (2019年9月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784022516312

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学評論随筆その他】「AERA dot.」で大反響の連載、待望の書籍化。子育て、夫婦の不満、容姿、孤独……相談者に寄り添った鴻上尚史さんの丁寧な回答に、「電車で思わず泣いてしまった」「素晴らしすぎる、神回答!」「何度も読み返した」などとTwitterでも話題沸騰! 書き下ろしも収録。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館本

    面白い考え方だなと思ったのは

    本当の年齢は今の年齢のプラス10歳で
    タイムマシンかなんかで
    奇跡的に10歳若返っていると考える

    これからこれからの10年色々できる!って
    思えるし、楽しい考え方なので取り入れます♪

    色んな人の悩みに鴻上尚史さんが
    真剣にでも言葉を選びながら
    相談に答えてくれます

  • 鴻上さんの回答がいちいち心に沁みます。
    相談者さん達のお悩みが良い方に向かわれますように。

    悩みというのは、モヤモヤグルグルしているものを、言語で丁寧に解きほぐして行かないと、にっちもさっちもいかなくなってしまう、と感じました。

    それを先送りしていると自分の人生が自分の人生じゃなくなっちゃう。

    やはり言語化能力というのは大事なんだなと思いました。

  • 28の悩みについて著者が回答する。
    以下は、その一例。

    ・夫とは価値観が合わず、毎日一緒にいたいと思いません。結婚の意味ってなんですか?
    ・個性的な服を着た帰国子女の娘がいじめられそうです。普通の洋服を買うべきですか?
    ・小3から好きだったKちゃんと同窓会で再会。火鉢の底で赤く燃える炭のような私の思いは続いています
    ・鬱になった妹が田舎に帰ってきましたが、世間体を気にする家族が、病院に通わせようとしません
    ・友達と元カレが付き合いだしました。友達が許せないし、彼のことも忘れられません
    ・兄が継いだ実家の酒蔵がうまくいかず、田舎に帰って手伝うよう迫られ、断る決断ができません
    ・専業主婦の妻が、突然働きたいと言いだしました。突然の方向転換はルール違反じゃないでしょうか?
    ・そこそこのスペックだと思うのに、恋は連敗。モテるにはどうしたらいいですか?
    ・10キロ太ったら周囲の男性の態度が変わりました。結局女は容姿が10割でしょうか?
    ・学校のグループ内で私は最下層扱い。本当の友達がほしいです
    ・4歳の娘が可愛くありません
    ・就職活動がうまくいかず絶望的な気持ちです

    世の中の理不尽に泣くもの、自分のふがいなさに歯噛みするもの、親兄弟との軋轢に消耗するもの、
    様々な悩みが提示されている。
    この目次だけ眺めていても、人生を生きるというのは大変な事だなあ、と思ってしまう。
    内容を読むと、それぞれに真剣に懊悩する想いが相談の文章からうかがえてしまう。

    数年前まで読売新聞を購読していて、その人生相談の欄を愛読していた。
    人生の悩みは、健康、家族、金、職業、人間関係の5つに集約される(そりゃそうだ)
    過去の悔悟、将来への不安、現在の窮地など様々ななかで、一番心に響いたのは
    「やらなかった後悔より、やった後悔」アクションこそが人生を拓くきっかけになる。
    仮に失敗したり恥をかいたとしても人生は0or100ではない。
    58点や36点の時もあれば95点の時もある。
    晴れた日も雨の日も生きて行く。雨の日は傘を差せばいいし、何だったら出かけなければいい。
    まあ、そんな風に思えれば悩む事も無いんだけどね。

    自分なりに悩みを解決するとしたら:
    ・アクション
    ・寛容と諦念
    ・違う視点の探求
    ・仮説と検証
    ・自省、自律、自尊
    といったところか。

  • どういうわけか、「人生相談」が大好きである。好きな回答者をあげれば、お叱り型の佐藤愛子さんや上野千鶴子さん、分析型の岡田斗司夫さんや橋本治さん、文学型(とでも呼ぶしかない)車谷長吉さん、無頼型の西原理恵子さんなどが思いつくが、鴻上尚史さんもそこに加えたい。

    この方は何型と言えばいいのだろう。とにかく相談者に寄りそう姿勢がとても温かい。上から折伏する感じが全くなくて、噛んで含めるように相談者に説いている。自分とはまったく関係のない悩みの内容であっても、読んでいるだけで気持ちがほぐれていく気がする。2も読もう。

  • 何度も読み返したくなる人生相談なんてそうそう出会えるものじゃありません。鴻上さんの視点はやさしく、決して相談者を上から見たり叱り飛ばしたりすることなく、良い意味で客観的かつ具体的です。シリーズで読みたいなあ。

  • 励まされる、とはちょっと違う、楽になる視点や捉え方を提案されてなるほどと納得したり、実践してみようと思えたり、すでにできていることにほっとしたり、あのモヤモヤはそういうことだったのかと言語化してもらえたり。
    読めてよかった。

  • 本書に書かれる相談・回答内容も学びになるが、何より鴻上さんの物事の捉え方や視点から、大人としての生き方を勉強させていただいた。

    ・物事を極端に捉えないこと
    ・相手の話がどんなに非常識であっても、頭ごなしに否定せず、まずは傾聴・共感すること
    ・既存の価値観に縛られず、自分と対話・対峙することの重要性

    これらのスキルを身につけるだけでも今よりずっと生きやすくなる気がする。

    温かさと厳しさ
    理性と感情

    バランスのとれた素敵な方だなぁ。

  • それぞれの悩みを通して、自分を客観視出来ます。自分自身のアイデンティティを再確認しながら読み進められる不思議な本です。読後心が軽くなりますよ。

  • 実行できるアドバイスなのは、ご本人が言う芝居の現場の経験からなのだとおもう。言っても仕方がない精神論はない。あと、メンタル医療に任せる姿勢も好感が持てる。何しろ疾患なら医者にかかる方が真っ当だから。引き止めて自分の人生訓を垂れるのを目的にしてないことがそこからも分かる。

  • 【観念的ではなく、理想論でもなく、精神論だけでもなく、具体的で、実行可能な、だけど小さなアドバイスをずっと探してきた】
    帯の通り!
    悩み相談の回答は、理想論・精神論が多くて、正論だけど、それが出来るなら悩まないんだよね、って思ってしまうことが多いのだけど、一味違ったな。
    最初は自分の悩みと似てる相談があって、そこから読んでみたけど、回答に、優しい気持ちになったり、勉強になるな、と思うことがあって、
    結局、最初から最後まで、自分には全然関係ないようなものも、全部読んだ。

  • 世間体を気にして鬱病なのに病院に行けない話やいじめを受けた小学生の話が特に考えさせられた。背景に潜む同調圧力について、日本の宿痾(長い間治らない病気)とし、解説している内容が非常に面白かった。

  • 読んでいて気持ちが良い。「こういう角度で物事を捉えるのか!」と毎度毎度感心します。

    鴻上さんが色々な経験をされてきているからこその回答だと思いますが、理路整然としているようで愛情や人情味も溢れていて、温かい気持ちになります。

    スラスラと読みやすくてバイブルにしたい本です。

  • ネットで時々読んでいたが、まとめて読むとどれも素晴らしかった。深刻な相談も多いが、鴻上さんは相談者に見えなかった悩みの本質をついて適切なアドバイスをしている。目の前にいるような優しい語り口も素敵。押し付けでも叱責でも同情でもない、胸をすくような回答に脱帽だ。

  • 質問はヘビーでも、回答はにっこりほがらかな人生相談集。

    ほがらか(朗らか)って、そういえばどういう意味だっけ?と思い、goo辞書で調べてみたところ、4つの意味があるそうです。
    (↓goo辞書より引用)
    1 心にこだわりがなく、晴れ晴れとして明るいさま。
    2 明るく光るさま。日ざしが明るく、空が晴れわたっているさま。
    3 広く開けて明るいさま。
    4 あいまいさがなく、はっきりしているさま。

    質問の内容はどれも深刻で、重苦しく、全然明るくありません。
    けれど鴻上さんの回答を読むと、なぜかぱあっと光がさしこんでくるような気がするのは、なぜなのでしょうか。

    どの回答も、にこにこしながら回答される鴻上さんの姿が浮かぶし、言い方もとてもやさしい。
    なのに、曖昧さなんてまったくなく、順番を追ってなぜこの回答内容になっているのか、理由をはっきり述べられています。
    まさに、“ほがらか”な回答ばかりなのです。

    相談者さんへの愛が見え隠れするほがらかな回答は、真似しようと思ってできるものではありません。

    もし、今度自分のまわりに相談内容に近い悩みを持っている人を見かけたら、「鴻上尚史のほがらか人生相談」を、そっと手渡してみようと思います。

  • 久しぶりに本を一気読みした。メンタル弱ってるからしみた部分もあるけどすっと入ってきたな。相談者が淡々と混乱してたりねじ曲がってたりするのが怖くも興味深く、鴻上さんの回答も、あたたかいけど一貫して冷静で泣けた。この本が流行る社会、悪くないじゃん。

  • 人には様々な悩みがあるが、とても丁寧に相談に回答している。若い人から高齢者まで読んで参考になる本である。

  • Twitterから、Webで公開されている数話を読んでおり、書籍化が気になっていたところ、Kindleセールがあったので購入した。
    育児のと友人に絶交されたやつは、一度読んでいたが、やっぱり良かった。

    通して読むと、鴻上さんの信念(やらない後悔よりやって後悔、同調圧力への抵抗)が見えてくる感じがして、それも良かった。

  • 優しくてあたたかい、
    スーッと心に入ってくるメッセージ。
    相談者じゃなくても、
    うんうんと納得してしまう
    人生において的確なアドバイスが
    沢山あった。
    読んでよかった。

    個人的には、
    「他人に迷惑をかけられるたびに
    心底イライラしてしまいます」
    の回答がすごく心に響いた。

  • 前にチラッと相談と回答を読んで凄い!!
    その通りだ!!と、思い
    その時から気になってた鴻上さんの人生相談。
    美輪明宏さんの人生相談も好きだけど
    今回、鴻上さんも好きだ~!!ヾ(≧∇≦)〃と思った。
    老若男女の相談者の悩みに真摯に向き合い
    優しい言葉で語りかける。
    優しい語り口だけでなく分かりやすいんだよね。
    相手に寄り添っているからこそ
    すんなりと言ってることが理解できるし、
    的を射ていて、なるほどなぁ~と、
    鴻上さんの人生経験と人柄がここに現れてるね。
    生きていくのに参考になる考えが多い。(゚д゚)(。_。)ウン

  • webで幾つか読んでいて、どれも胸に沁みたので本になって嬉しい。
    向き合う姿勢も選ぶ言葉もとても好き。

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著者プロフィール

鴻上尚史(こうかみ しょうじ)
作家・演出家。愛媛県生まれ。早稲田大学法学部出身。
1981 年に劇団「第三舞台」を結成し、以降、数多くの作・演出を手がける。
これまで紀伊國屋演劇賞、岸田國士戯曲賞、読売文学賞など受賞。舞台公演の他には、エッセイスト、小説家、テレビ番組司会、ラジオ・パーソナリティ、映画監督など幅広く活動。また、俳優育成のためのワークショップや講義も精力的に行うほか、表現、演技、演出などに関する書籍を多数発表している。桐朋学園芸術短期大学名誉教授。 昭和音楽大学客員教授。四国学院大学客員教授。

「2025年 『サヨナラソング 帰ってきた鶴』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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