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Amazon.co.jp ・本 (200ページ) / ISBN・EAN: 9784022516961
作品紹介・あらすじ
ひらめきの中に今がある。旅の日、幼い日がよみがえる。思いは世界を駆けめぐる。画家・絵本作家にして名エッセイストの著者が、独自の視点でとらえた森羅万象をつづる。軍隊に行ったころの話、森鴎外の『椋鳥通信』、数学の天才、大志の歌、津和野弁の日本国憲法、オランダのスケベニンゲン、河盛好蔵の文章、西洋からくり人形「オートマタ」、中国の明言、ロダンの作品、シチリアの老人、ピカソの絵、パリで会った女性、「本当にあった」珍談、ゴッホの生家、田舎で教師をしていたころ、美術館での囲碁教室、インスタ映え、『線路は続くよどこまでも』、年寄りの練習、中国の占い、トイレのドア、池上彰、ピサの斜塔、津和野の美人一家、生家の宿屋……書き留めたミニエッセイ317編を収録。1980年の『算私語録』以来、『散語拾語』『村の広場』『語前語後』『忙中閑語』と書き継いできた名物エッセイのシリーズ最新刊。
みんなの感想まとめ
多彩なエッセイが317編収められた本書は、著者の独自の視点から描かれる日常の出来事や思い出をつづっています。数学や文学、アートに関するトリビアや小話が織り交ぜられ、時には再話として知られたエピソードも...
感想・レビュー・書評
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2020年、亡くなる4カ月前の刊行。もとは『月刊数学教育』に2013年~19年連載の「忙中閑話」と「続忙中閑話」。
『散私語録』から続く定番スタイル。トリビア、小話、アイデア、箴言、語録、なぞなぞ、思い出などの入ったカプセル、今回は317錠。
どこかで読んだようなエピソードもいくつか混じる。いわゆる再話。ディテールが微妙に違っているのが可笑しい。たとえば、パリのホテルで向かいの部屋の妙齢の女性から電球の取り換えを頼まれる話。今回はいつもより詳しい。
最後、317番目は、1984年に国際アンデルセン賞を貰った時に、山梨の温泉で泊りがけの祝賀会をしたという話。余興の写真が2枚、25名ほどの参加者に取り囲まれて、安野を相手に江國滋がトランプ手品を披露している。見ると、編集者のほか、森毅、野崎昭弘、澤地久枝、吉田直哉の顔が見える。和気藹々、41年前のスナップ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
安野さんのエッセイなのに挿絵が少ない…
ちょっと読み疲れた。 -
大好きな安野光雅さんのエッセイ。やっぱり楽しい。
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雑誌「数学教室」(国土社→あけび書房)に2014年から2019年まで「忙中閑語」「続忙中閑語」のタイトルで断続的に発表された連載+書き下ろしを加えて構成。いまならさしずめツイッターに書くような(しかしツイッター登場のずっと前からこのスタイル)、数行から長くても1ページ程度に収まる経験やアイデア、世の中の話題についての意見、読んだ本(鴎外の『椋鳥通信』や河盛好蔵が多い)からの引用などぜんぶで316項。
かつては大学図書館で「数学の楽しみ」などに掲載された同種の連載をじかに読めたが、いまはマイナーな専門誌が読める図書館も近くにはなく、未読の話ばかり。一冊にまとまってうれしい。
2020年12月24日に亡くなったというニュース。書籍としては、これが最後の出版になるのかしら。(2021.1.23)
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